お出かけ会議
レイミア視点です。
きょーうはなんの日めでタイ日!
はい、皆さんおはようございます。おはようじゃなくてもおはようございます。
冒頭に戻りますが今日はなんの日かわかりますか?
実は今日、私がこの年齢で外に出てもよいかを判断する会議がこの里で行われるそうです。私のパピーであるルイ族長は、それはそれは凄い親バカなので、てっきり私が成人しても出させる気が無いのかと思っていたので、こうして適齢期前に出しても良いかを判断する会議が行われるなんて信じられませんでした。
もしかしたら意外と、「可愛い子には旅をさせよ」みたいな思考でもあるのかもしれませんね。まぁ、ぶっちゃけ私は里から出ようが出まいがどっちでもいいです。いや、気になるか気にならないかを聞かれればすごく気になるし、アリスくんの故郷のフェリーレイクのある国にも行ってみたいのですがね? 私、まだこの里を全部見て回ったことが無いのですよ。えぇ。
まぁ、感覚的には、日本にすんでるけど日本全国行ったことが無いみたいな感じなんですが、流石に1つの国は無理でも、里なら何とか成る! と意気込み里を歩き回ること早10年。完全に甘く見てました。えぇ、あのときの私の思考は砂糖たっぷりの生クリームに蜂蜜と水飴とケーキシロップを足して2を掛けたくらい甘かったです。
10年歩き回ってもこの里を見て回ることは不可能とか......竜族の里は恐ろしいところですね......私の前世には30分で1週できる国があるのに......その国が世界最小と言えど国ではない、況してや山の頂上フキンにあるこの里はとてもおかしいです。はい。
あれ、私なんの話をしていたんでしたっけ......? あぁ、そうだ、海外のお話でしたね。
とにかく、私の初めての脱お国OK?会議は中の良い同盟国の王または宰相と言ったお偉いさんまで参加しているらしい。ひぃぃぃ!! 結構大事になっていらっしゃる!! いや、私はあの確かに前世でいうプリンセス的なポジションなのですがね? プリンセスってふつう御忍びとかでお出掛けするものじゃないんですか? ほら、何時だったかカレン皇女が御忍びでいらっしゃったじゃないですか? ......あれ? でもあれって勉強のために来てたんでしょうか? 皇子の方は色々見て回ってましたし。 ......う~んでも流石に10年も前の事は詳しく覚えてませんねぇ......何よりもあのときはカレン皇女の荒ぶりように驚いていたので、あれには流石に他のものは薄まりました、
......にしても、会議って何時まで続くのでしょうか? もうお昼の時間なんですがねぇ......はぁ、私のお腹が空腹を訴え鳴り始めた頃、隣に座り、会議の結果を私と一緒に待っているアシュリー兄さんがお腹の音に気づき、頭をやさしく撫でながら話しかけてきます。
「もうこんな時間か......付き合わせてしまったね、ごめんね。お腹すいただろう?」
「ううん。私の事を話しているんでしょ? なら、私も待たなきゃ......」
「そう、レイミアはいい子だね......そんな良い子なレイミアを待たせるなんて。あの人たちは何をやっているんだ」
うん、アシュリー兄さん。ボソッとしてて良く聞こえなかったけど、取り合えず兄バカ発言をしたことは良くわかったよ。
私がアシュリー兄さんに頭を撫でられながらそんなことを考えていると、バタンッというね扉の開く音と、早足に此方へ向かってくる1つの足音、そしてそれに続く複数の足音がその場に響く。パピーの仕事用の大会議室で会議は行われていたので、家の木でできた床とは違う石でできた床はその音を良く響かせた。
「待たせたね、レイミア。さぁ、早くご飯を食べよう」
「お話終わったの?」
「いや、結局まとまらなかったので午後へと持ち越すことになったんだ」
なーんだ、結局まとまらなかったのね。私はそんなことを思ったけれど、口には出さなかった。だってこんなにお偉いさんが集まるなかでそんなこと言ったら起こられちゃうのは目に見えてますからね。
その後、ご飯を食べて、一時間の休憩を挟んだ後、会議はまた再開された。
遅れてすみません......




