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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
5/114

衝撃の事実

修正しました








 あれかこの世界の暦的には1ヶ月ぐらい経過して、私は生後2ヶ月に成りました。



その間にも色々な事が発覚したしたので報告したいと思います。




 まずは、竜族は長き年月を生きる生物らしいです。

未だに寿命で亡くなった者は発見されていないという、人間にしたらありえない常識を竜族は持っているということ、それから竜族は比較的大所帯らしいです。



 家は、我がマミーであるイレーネさんの体が弱いということで、5人兄妹だが、他は大体5~12、多いところでは20という、かなりの量の兄弟がいるらしいです。

竜族のお母さんはとてつもなくがんばり屋さんなんですね...........




 それから、竜族の生態なんかもちょっとわかりました。





 外に私を連れて遊びにいきたいとごねるアルフレッド少年と、我がパピーであるルイさんの会話を聞いたときに発覚したのですが、竜族は成体に成れば世界最強だが子供の頃はどうも、そうでもないようです。

 だから、他の種族が多くいるこの世界を自由に散策できる年は大体50歳からで、各家庭によっては100歳と、大変気の長い暗黙の条があるそうです。



 正直、この世界は戦争がある世界でも、奴隷制度が許される世界でも無いのだから、何をそこまでと言いたいところですが、これには大きな理由があったのです。



 この世界には竜族に伝わる秘伝の薬が存在するらしいのです。





 その薬は飲めば破損した臓器すら再構成すると言う恐るべき再生力と回復力を誇る物らしい。

 そんなものが、欲望蔓延る世界へ解き放されれば生態系のバランスが崩れ、世界は堕落者に溢れてしまうでしょう..........





 それにその薬は、竜族の血や鱗などの限りある素材と、とても希少価値の高い薬草等を使うため、まず大量生産は期待できないそうです。





 そんなわけで、病や臓器が必要な人は捕まえやすい竜族の子供を真っ先に狙うようです。恐いですね.........






 因みに、この世界では人身売買は世界共通の犯罪だそうです。

どの種族も誘拐などをしようものなら大罪人として幽閉、悪ければ死刑になるが、病や死に近づいた者は何をするかわからない。

そう言うわけで、力が弱く未熟な幼少気は里から出ることは禁止されている、というわけです。





 それから余談ですが、種族ごとに違うが竜族の成人は500才だそうですよ?

もう成人までが長いですよね...........





 それから、これで報告は最後に成りますが、この世界にも日本にあるような学校があることと、その学校は種族関係なく入学可能であり、種族別の基準年齢を越えれば(竜族なら成人前の100~500歳)数ある学校のなかで1校に7年間(専門技術を学ぶ学校は除く)に通うことができるという.........



と、言うわけで、私も200歳辺りになったら通わせてもらえるらしいです、今からとても楽しみですね。



 今回の話を知るきっかけになったのは、実は我が家の三男であるアルフレッドが今年入学なのだが、私が心配だから行かないと駄々をこねていたのです。

 きっと、学校へ行けば寮生活になることは当たり前ですから、一人でいくのは心細いがそれを言うのがカッコ悪いと感じて言い出せないお年頃なのでしょう。



べっ別に寂しいとかじゃ無いんだからね!

かっ勘違いしないでよね!

と言うことですかツンデレですねご馳走さまです。



 でも結局一家全員に説得される運命はとっくに見えているのです。

心を強くもて、アルフレッド少年よ..........










成長のことに関しては諸事情によりカットさせていただきました

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