びっくりは続けてやってくる
あの熱が出て寝込んだ日、結局布団から出ても良いと言われたのは1週間後のことでした。その1週間何故かパピーが何時も以上に構ってきたし、有休まで使って一緒にいてくれました。
私としては、精神年齢が大人である分、何か見張られている感じがして落ち着きませんでした。 もしかしたらパピーと普段毎日あっているとはいえ、あまりふれあう時間が取れなかったから、これを機に甘やかしてくれようとしてくれたのかも知れません。
でも、あのときからずっと、今までよりも長い間構ってくれるように成りました。なんの心境の変化でしょうか?
仕事のときも、私が居ても平気なときは連れていかれます。
最初は秘書さんや外交官等が私を見るたびにぎょっとした顔をしていたのですが、流石に5年もたてば慣れてしまったようです。
......5年.........
そう、あの1歳を迎えて、数日後には熱を出すと言う事件が起きてから、もう5年もの月日がたち、私はもう6歳になりました。
いやー、時の流れとは残酷ですね!
.....さて、私はもう確かに6歳に成りました。
成りましたが........
何故かある時期から一向に身体の成長を感じることができません。
いや、普通の子供のように立ったり、ぽてぽて走ることも可能です。
が!!
何故か、私の身体のサイズが一向に変わらないのです。
非常に非情なミニマムな体です.......
家の家族に、何故か成長が止まって不安なことなこと、何処か悪いのかも?気味悪い?等を話して、聞いてみると、凄い一斉に話されてしまい、何を言っているか解らなかったけど、要約すると、竜族じゃ普通だよ!変じゃないよ!大好きだよ!といった感じだった、何言ってるかわかりませんでしたか.......
そう言えば、話を一斉に皆が話しているときに、昔竜族は長生きだから成長がゆっくりだよ! みたいな話を聞いたことがあった気がします。
うわっ、これはもしや、何かあるといちいちマイナスなことを言って皆に全然だよ!みたいな慰める言葉を掛けて欲しいが為に、業と卑下の言葉を自分に使う系の人と同じことを言ってましたか!?
違うんです!
断じて損なつもりでは無かったのです!
でもちょっと優しい言葉を掛けて欲しいとかちょっと思いました!!
すみません!!
ありがとうございます!!
*****5分後*****
すみません、荒ぶりました。
何故か最近私の感情の高ぶりやすい気がします。
反抗期ですかね?
まぁ、それは置いておきましょう。
6歳に成った私の大分行動範囲が増えました。
なんと! 最近、家の近くの林付近まで、こっそり散策に行ったのです! そこで私は新たな仲間をGETしたのです。その仲間とは、ヤバイ目付きのキツネ?フェレット?みたいな生物なのですが.......
その生物の目付きの悪さのせいなのか、家の家族が全員見た瞬間固まりました。
暫く(10分くらい)見つめ会うと、いきなり私の家で買うことに成りました。
何かシンパシー的なものを感じたのですか?
まぁ、この子は眼力こそ世界一腕の立つ殺し屋の一流スナイパーも目を見た瞬間Bダッシュで逃げ出すほどのものですが、とても可愛らしいところもあるのですよ?
......え?例えば?
......尻尾が、ふかふかしてます。
...................
と、とにかく私のパーティーによくわからない生物改め、スナイパーが仲間に成りました!
名前は私が着けたのですよ。
いや、私を見る目が何かターゲットを撃ち殺す前のスナイパーそっくりで、つい.........
え?私がスナイパーに会ったことあるのかって?
いやいやいや、一般人がそんな人と面会しているわけが無いでしょう!スナイパーにはあったことは無いのですが、前世見たミリオタの友人に連れていかれた戦争映画で見たスナイパーの印象と、中々にマッチしたためこんな名前に成りました。
本人、本人?.........スナイパー自身は気に入ってるようなので、オッケーです。
それから、スナイパーはキツネ?みたいに鳴き真似が凄く上手です。
(キツネが、何故人を化かすと言われているかと言うと、キツネはカラスなどの鳴き声を林などで真似するそうなのだ、だから、化かすと言われているそうです。)
そんな、キツネと似ているスナイパーは、やっぱり鳴き真似が上手です。最近では使用人さんの足音が遠くできこえると真似して居ます。
あれ?何かちがう............
ま、まぁとにかく、スナイパーが居ると一人で外出しても家族に何故か怒られないので、私には必要不可欠な、存在なのです。
「ッスッスッスッスッスッスッス」
あ、スナイパーが鳴き真似を始めました。
この足音を消すような歩き方は使用人のジェーンさんのものですね。
あの人はスナイパー程ではないですが、とても鋭い三白目の持ち主ゆえに、昔は暗殺者をやっていたとか、腕の立つ殺し屋だったとか噂されているのです。
実際のジェーンさんはとても気遣い屋の優しいお兄さんなのですが。
そんなジェーンさんは、普段は家の門番として大活躍中なのですが.........
今私が居るのは今日も連れてこられた父の執務室です。
うん、門番であるジェーンさんは中々来ることはありません。
何かあったのでしょうか?
暫くすると、スナイパーの鳴き真似が止まり、扉を三回ノックする音がした後にジェーンさんの声が扉の奥から聞こえた。
「門番のジェーンです。ご報告が案件がございますゆえ、入室許可を頂けますでしょうか?」
「許可する」
「失礼します」
パピーが私と話す時とは違う、真面目な仕事用の声で返事をすると、何時もながら鋭い瞳をしたジェーンさんが入室してきます。 相変わらすジェーンさんはイケボです。
「ご報告申し上げます。里より南にある国の王からの使者と言う者がお見栄になっております」
入って早々報告を始めたジェーンさんの口から驚くべき事が発せられた。
な ん で す と ! ?
何かこのままでは話がとてつもなくグダる予感がしたので進めます。
ここからは急展開になるかもしれません。
まだわかりませんが.....




