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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
113/114

色物

リハビリ投稿なのでとても短いです。


長らく更新していなかったので書き方が変わってるかもです

御容赦ください......









 さて、なんとか周囲のギャルグループ様方から向けられる厳しい視線を見事和らげることに成功したは良いのですが......


 広い教室に雄と雌約40人。誰も話す事はなく......




 ーーって!どう考えても可笑しいですよね!?

私は貴女方のドンとは和解しましたよ?!

 この流れ的にギャルギャルしいグループのお友達と仲良くなる流れでは?あれ......?



 そんな風に脳内パニックを起こしながら、私が教室の何処までも息のしにくい空気に発狂しかけていると教師がやっとこさ教室内に入室してきました。どうやら入学式前の説明会の先生ではないようですね.....

 何やら緊張しているようですし、もしかしたら初のクラス担任を受け持つことになったのかもしれませんね。




「えー、あー。ごほん...... 今日からこのクラスの担任になったーー」




 と、そこまで言いかけたとき、教室内にガラッと大きな引き戸特有の音を響かせ教室に入ってくる者が現れました。何故でしょう、とても見覚えがあります......何故でしょう......




「ああ、すみません。お話し中でしたか?」


「い、いえいえ! まだ話も始まっていませんので!」


「そうですか、それなら良かったです」




 ーーって、人の話を遮っていいわけないでしょう! あきらかにタイミングがドンピシャ過ぎて疑うレベルですよ!ーーーーアシュリー兄さん!!




「では、改めまして。本日よりこのクラスの副担任になりましたアシュリー・リントヴルムです。どうぞよろしく」


「た、担任のアサイ・アマカゼです。ーーこの学校に努めて8年に成ります」




 ベテランだった! 担任の先生ベテランだった!そしてベテラン担任より堂々過ぎる私の兄!ここの縦社会はどうなって居るのでしょうかね!?




「では、今日は入学式がメインの日ですのでこのあとは必要書類や教科書等の配付、それぞれが入学前に選んだ選択教科の最終確認等が終りましたら解散となります。明日以降の予定はこのLHRの最後に言いますのできちんと最後まで帰らないでくださいね?」


 そうちゃめっけたっぷりと話、この場を仕切る副担任。先生。アサイ先生......本当に私の兄が色物ですみません......





 私はクラスに流れる微妙な空気を感じ取り、これからの学校生活への不安を胸にこの時間を乗りきるために姿勢を正すのでした......




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