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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
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現実逃避

この作品は処女作なのです

心に余裕を持ってお読みください

私は多分死んだ



そう、多分



多分という曖昧な表現を使っているのには理由があります。



 それは、私が死んだ瞬間を覚えていないからです......

私の目が覚める前、最後に起こった覚えている出来事は、近頃街を騒がす果物ナイフを持ったおじさん、もとい連続殺人犯に背後から果物ナイフで滅多刺しにされたところで終わっているのです。




正直滅茶苦茶痛かった、許すまじ.........




 普通に考えて、背後からナイフで内蔵やら何やらを滅多刺しにされれば、まず確実に死ぬでしょうが、私はまだ生きている可能性を諦めていません。



 もしかしたら生きているかも知れない、もしかしたら悲鳴を聞き付けた近隣の方が警察や救急車を呼んでくれているかもしれない、もしかしたら今は病院のベットの上で、いや、そもそも殺人犯に出会っていたことすら悪い夢なのかもしれません。



そんな「もしかして」にすがる私の姿はひどく滑稽でしょうが、それは決して悪いことでは無いはずです。



 誰しも、自身の身に降りかかる予想外な出来事、況しては、現代日本人が暮らす平和な時代、平和で平凡な国の住民にとって、テレビのニュースや新聞上に書かれた文字や、情報で、○○人が殺害されたと書かれていたところで、それはまるでお話の中の世界のような感覚で、殺人犯がいるんだって! 怖いね~なんて、仕事の同僚や家族と話していたとしても、頭の何処かでは 「自分には起こり得ない事」そう考えている人は決して少なくは無いはずです。



斯く言う私がその一人でした。



 同僚と殺人犯が出たと聞いたところで果物ナイフ持ったおじさん?じゃあ渾名あだなは果物おじさんじゃん!

なーんて馬鹿みたいに笑っていたのが懐かしいですよ、まったく。

現実は小説より奇なりなんて昔の人は上手いことを言うものです...........



 さて、連続殺人犯もとい果物おじさんのナイフで、背中やらを滅多打ちにされたはずである私が、なぜ、こんなに冷静に情報を思いだし、現実逃避をしていられるかと言うと、目の前にやたら美男美女が勢揃いしており、パパだのママだの兄だのと、大騒ぎで自己紹介&小さくなった私の争奪戦が開始されているからなのです...........




そう、 小さくなった、私の............




初の投稿ですが一頁目は設定を書かずお話にしました

人物紹介などはある程度人物が出てきたら書かせていただきます。


そして、小説投稿等は不定期にかもしれませんが予めご了承ください

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