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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第一章・領主(仮)になりました!!
8/135

知らない人は、家に連れ帰らないようにしましょう。

なんとなくできちゃった回。

新キャラ!

視点・アリア(ちびった子)


前回のあらすじ!

ニコニコと嗤っている血塗れの女性が目の前に!

今なお降り注ぐ血の雨!

ちびった俺!

どうしよう!?

以上、前回のあらすじでした~

て、ふざけてる場合か!

会話は出来るみたいだし、コミュニケーションをとろうか。


「何者なりか!?」

「あら?私ですか?クリスと呼んでください」

「あ、これはご丁寧にどうも。自分はアリアです。アリア・メルノといいます」

「アリア君ね。メルノ?あぁ、私の知り合いが働いているところの貴族様でしたっけ?」


知り合いが働いている?

つまり、あれか、アメリアさんね……

こんな危険人物が来るなんて知らない。


「ところで、この血は?」

「ん~?これはね~」


クリスさんがこの雨について教えてくれるタイミングで、地面に影が差す。

徐々に大きくなっていく。

なんだと思って、見上げたら……顎が外れちった。

やべ、鉄くせ。

ドンッ!!という音とともに、俺とクリスさんの近くに竜が三匹(・・・・)落ちてきた。


「そこの竜の血だよ~」

「……やべ、飲んじゃった」


ドラゴンブラッドだよ。

俺死んじゃうよ!

まあ、この世界の竜の血には性☆欲☆増☆強の効果しかないらしいけど。

今調べた。

今俺のマグナムはビンビンだぜ♪

ごめん、嘘ついた……ホントは、マグナムじゃなくて輪ゴム鉄砲ぐらいです。

小さくないよ!短いんだよ!

よし、下ネタはここまでにしとこう。

通報されたくないから。


「あ、そうだ!アリア君の御家まで連れてってくれるかな?」

「あ、はい、わかりました、了解です」


俺には肯定することしかできない。

だって、怖いもん。

血の雨はやんだが、血塗れのシスターが俺の後ろから着いてくる。

ダメだ、やっぱ怖い。



◇◇◇



「アリア様、随分と汚れていますね。それに、クリスですか?」

「久しぶりね~元気にしてた?」

「えぇ、アンタに会う前までは」

「もぅ~相変わらずね~」


フェリエナ~そのジョウロでいいから頭から水掛けて~

俺のアイコンタクトは通じたようで、頭から水を掛けてくれる。

ギトギトが洗い流されていくぅ~

あ、今いる場所は世界樹の近く、つまり外。

屋敷の中で水巻いたらアメリアさんに怒られる。


「アメリアさ~ん。結局その人って誰なんですか?」

「そうですね、鮮血の聖職者(ブラッディ・シスター)と呼ばれていた元貴族ですね」


おっと!予想外の返答キタァァァァァ!!!

鮮血の聖職者とかヤベェよ。

元貴族とかマジかよ。

何でそんなのと知り合いなんですか、アメリアさんや。


「血に塗れる前の貴族時代に雇われたことがあるんです」


なるへそ。

で、そんな御方がこんなおころに何の用でっしゃろ?

アメリアさん、聞いてみてちょ。


「クリス、何故ここへ?」

「え?あぁ、アメリアのところで教会でも開こうかなぁ~って思ってアメリア探してたの。で、今に至る」

「ですか」


こんなあぶなそうな人を領地に住まわせるなんて、ボクチン許可しないからね!!

平和が我が領地のスローガン!

盗賊?こんなところに来るか。

即飢え死にするわ。


「住ませてくれたら何でもしちゃうよ~な・ん・で・も♪」

「NO!エロはアメリアさんへのセクハラで十分です!癒しは純粋なファリエナ(オタク化中)がいれば満足です!」

「むぅ~いると便利だよ?大抵の魔物なら瞬殺できるし」

「アメリアさんもできます!」

「回復魔法だってあるし」

「アメリアさんもできます!」

「……ダメ?」

「それは、アメリアさんできませんね」


ウルウル上目使い。

アメリアさんが若干悔しそうだ。

どうする?

よし、脳内会議だ!

賛成の人!

……ま、満場一致だと!?

美人なら何でもいいのか!?

……いいか。


「教会立てないといけませんね」

「やった~」

「領民の方々にもお手伝いしてもらいましょうか」

「……まる」


というわけで、領民が一人増えますた。

人口+1である。



◇◇◇



クリスさんが来てから一か月。

俺の作った邪神像(転生させた神)がクリスさんに奪われた。

あの人は、なんで領主の館に不法侵入するんだろうか?

毎日血塗れになってデカい生き物持ってくるし、俺を屋根の上に置いてどっか行っちゃうし、自由すぐる。

あ、今屋根の上ね。

救助待ちである。


「へるぷみー」


今日も風が冷たいな。

そうだ、教会なんだけど我が家の近くに建った。

まあ、そのせいであの人が入り浸ってるんだけどね。

あぁ~風邪ひきそ。


「ふぇ……ふぃ~ふぇくしょ!」


皆、知らない人にあったら崖から突き落とすつもりでいないと、こういう目に合うぜ?

ないか。

アメリアさんの知り合いでした~

彼女、頭のネジぶっ飛んでます。

次回はアメリアさんの活動日記だよ~

次回も見てね♪

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