我が世の春がき……たらいいな~
安定の短さ!
長く、できないです……
視点・馬鹿
視点変更を望む!!
僕は馬鹿じゃないやい!!
ハッ!?ちょっ!一回止めて!!
◇◇◇
視点・アリア(馬鹿だけど馬鹿じゃない)
ハロハロ~みんなのアイドル!しのののた……間違えた!てへぺろ♪
なんだろう、微妙に馬鹿にされてる気がする。
一応言っておこうかな?
「俺は……馬鹿だ!!」
よし、スッキリ。
にしてもさぁ、最初の視点・馬鹿って誰?
あれ俺じゃないからね?
「メタ発言はおやめください」
「それもアウトじゃね?」
「ばかばっか、です」
ありがとうございます!
あのセリフ、ファリエナに言わせたかっただもん!
ちっぱいロリ無表情なんだもん!
ピッタリじゃまいか!!
さて、今日は何をしようかな~
「仕事をしてくださいませ」
「だが断……謹んで、承りまする」
「よろしい」
メイドさんがフォークを持っているとビビってしまうアリアです。
一応、辺境貴族でほんのちょっととはいえ領地も持ってるので、いろいろサインしなければいけない。
たとえば、今月の納税についてだったり、魔物とか動物の畑被害についてだったり、いろいろだ。
ちなみに、魔物とは体内に魔力を持った生物のことであり、魔物だからと言って全て人類の敵みたいなことはない。
家のファリエナが良い例である。
他にもエルフとかドワーフがいるらしいが、ここにいる限り出会うことはないだろう。
……ひんぬうエルフに、会いたかったです。
あ、そういえば温泉だけど、源泉が見つからなかったお(´・ω・`)
「こちらが今月の納税額です」
「うっは、今月も凄く少ないっすね!」
「ここら辺は作物が育ち難いですから」
ここで転生者特有の内政チート発動!とかできればいいんだけどね~
生憎、高校入試の時点で全部落ち、大学は8回連続で落ち、9回目でやっと大学に入れたと思ったら学校のガス管が爆発したとかで、入学1日目にして大学ががれきの山と化した俺の知能は、中学生にすら劣る可能性がある。
……あ、眼使えばいいんじゃね?
わ、忘れてたわけじゃまいよ?
ま、まままマジで忘れてないから。
と、とにかく!農業関係の知識を見せておくれ!
二毛作?腐葉土?水質?……………え?
なにこれ?どうすればいいの?
物作りはやり方まで教えてくれたじゃん!!
……あぁ、設定が緩すぎたのね。
農業関係で全部の情報だしたら、俺の脳がパンクするわな。
現時点で頭痛いし。
とりあえず、これをアメリアさんに言えば、なんとかしてくれるはず!
俺の眼が普通じゃないって知ってるし、安心してお任せできるってもんだ!
「というわけで、後は任せた!」
「……大体わかりました。ですが、腐葉土?というのを集める為には森に入らなければなりません。人手は村人全員で何とかなるとしても、凶暴な魔物に襲われればひとたまりもありませんよ?」
そうだった。
我が領地は辺境も辺境、隅っこの超が付くほどのド田舎的立ち位置だ。
つまり何が言いたいかというと、ウチの領地にある村は三つのみ。
しかも、村一つの人口が約10人。
ちなみに、今回のことで三つに分けてるのが面倒になったので、一ヶ月後村が一つになるのは意外とすぐの話。
「フッ……ちょっと待っていたまえ」
内心冷や汗だらけなのを全力のポーカーフェイスで誤魔化す。
魔物のこと考えてなかったとは言いづらい。
どうする?
アメリアさんといた仕事部屋から出て、すぐさま作業部屋に向かう。
なにか、何か作らなくては!?
どうする!?どうする!?
……そうだ!アメリアさんをよくある戦うメイドさん仕様にすればいいんだ!
やっぱ糸だよね!
ていうか、時間をあんまりかけるとアメリアさんに怪しまれるので、それ以外の選択肢が無い!!
というわけで、製作時間2分の作品。
本職のメイドさんが掃除とかの時に着ける手袋型である。
魔力を流すことで、手袋から何故か無数の糸を50メートルほど延ばせることができる。
しかも、魔力の込め方によっては糸を細く、硬く、透明にすることが可能である。
アメリアさんなら使いこなせる!そんな気がする!
「さぁ!アメリアさん!これを使って魔物どもを駆逐してきてもらおうか!!」
「いえ、アリア様も一緒に行くんですよ?」
「……なん、だと?」
次回は戦闘(笑)
もっとネタが欲しい!
内容薄いよ、何やってんの!