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しるし(詩集)

ana

作者: ごり

ふたりで居る

ana

眩耀の中

水面に浮かぶ

花弁はハイビスカス

赤く吐息が

甘く交わる

融合する

痛みは彼方に

無防備に




ふたりで居る

ana

曖昧の温度

泡立てて増やす

ウォーターリリー

白く繊細な

肌の滑り

モザイク

想うのみ

後憂




ふたりで居る

ana

無明の闇

非情なかたちが

獸忌の花を咲かせる

それはピンクの

柔らかく

滴り落ちる

迸る

肉片




ひとりで居る

ana

フリーダム

水面に浮かぶ

花弁は微笑する唇

紅く無色で

薄く動く

愚人よ

楽しく

喫す










ana

塞がる










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― 新着の感想 ―
[一言] 現代詩は抽象画のように意味を追求しなくてもよいと言う方もいます。言葉の本来からの伝達する意味からの解放なのでしょう。言葉同士の結びつきで、おぼろげながらもイメージするものが出来れば良いのかも…
[一言] いろいろとイメージが湧きます。過去作とは比べ物にならない位難解です。語彙も豊かで教養を感じます。ハイビスカス、ゆりの花からイメージする男と女? 1連から4連まで後の2行は難解です。
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