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皿洗い  作者: 古狗
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[第八章]

三田君は次郎吉さんを捕まえたが結局警察には突き出さなかった。次郎吉さんが、私の家で一緒に暮らしたい、1000円は全員に返すと泣いて土下座したからだ。家は困ると言ったら泣きそうな顔をしてごにょごにょ言い始めた。よく聞き取れないけど何となく三田君との仲を疑ってるみたいな感じがしたので、私は別に三田さんとは何もありませんからと言ったら大人しくなった。それで話が着いて、よく知った町のまったく知らない道をぐるぐる回って家に帰った。東の空が薄明るくなっていた。

弟の部屋に入る前、三田君が次郎吉は面食いだからと言った。面食いって、三田君が私をそんな目で見てたかと思うと何だかゾッとした。ヤモリの癖に気持ち悪い。そして気持ち悪いまま寝た。何度もうなされた。夢の中でフライパンを持ったお姫様になって、目玉焼きを空高く放り投げたところで目が覚めた。目の前にイケメンがいて姫様と言った。次郎吉さんだった。

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