表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
皿洗い  作者: 古狗
8/23

[第七章]

物心付いた時から美人だとか可愛いだとか言われた記憶がない。小学生や中学生の頃は山程ブスとか言われた。高校からは面と向かって言われることは減ったけど、ふとした流れで対象外だとか外れだとか言われることがあって結構傷付いた。でもオカチメンコって何だ。そんなふうに言われたことは流石になかった。何もかも嫌になってしゃくりあげるように泣いてしまった。人影は段々こちらに近付いてくる。近くまで来るとじっと私を見て

「ほんに美人じゃのぉ。」

と言った。ふと雲間から月明かりが漏れ一瞬だけ顔が見えた。信じられないくらい格好よかった。彼は私を見てもう一度、おかちめんこぉ、ほんに美人じゃのぉと言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ