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忍耐
何故こうなのだろうか
私には何の才能も無い
何かしらの特技も無い
周囲の人がいとも容易くできることが私にはできない
特別何か障害がある訳では無いのにだ
勿論その人達が努力しているのは重々承知の上だ
しかしそれでもそう思はずには居られないのだ
何故だ
私は怖い
貴方は何もできないからと追放される日が
だがそれでも
だとしても
我々は前を向いて進まねばならんのだ
例えその先が地獄であっても
楽園でも天国でもなくとも
ときには後ろを振り向いてみてもいいだろう
だがそればかりでは何の役にも立たないのだ
止まない雨は無い
明けない夜は無い
だから耐え忍ぶのだ
いずれそのときが来るまで