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太陽の勇者は沈まない ~マモノ災害と星の牙~  作者: 翔という者
第5章 人の心 マモノの心
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マモノ紹介 第5章時点

今回からマモノの派閥の情報も付いてきますよ。

アイスベアーの時点から、彼らの襲撃にはちゃんとした意思があったのです。

マモノの派閥については、他にはないこの作品の魅力の一つということで、大々的に宣伝したいところですが、物語の構造上の都合でネタバレにもなってしまうので、やはり最初のうちは非公開にするしかありませんでした。やっと思う存分語れるぞー!

 第5章よりマモノの派閥についての情報が解禁されたため、今回よりそれぞれの『星の牙』の派閥についても掲載する。なお、取り巻きのマモノたちは基本的に親玉の『星の牙』と同じ思想を持つものとする。



〇=普通のマモノ     ●=星の牙




●グラスホーン【自由派】

 霧の森にて日向たちが出会ったシカのマモノ。『生命』の星の牙。

 全身が草で覆われたような姿をしており、角には花が咲いている。

 鳴き声一つで周囲の植物に呼びかけ、命令して操る力を持つ。

 普通のシカだったころから森の主のような存在で、手当たり次第に生き物に襲い掛かるフォゴールの蛮行を止めるため、マモノとなった。


〇マンハンター

 フォゴールの取り巻きを務めたマモノ。第4章で登場したものと同種。

 前回は茶色の毛だったが、今回は霧に紛れる白色の毛。環境に合わせて毛の色を変えることができる。


●フォゴール【過激派】

 霧の森に現れたマモノ。『濃霧』の星の牙。

 真っ白な羽毛に包まれた、巨大なフクロウ。

 森一帯を霧で包み、その霧には電波を妨害するジャミング効果がある。

 力を手に入れたことで増長しており、テリトリーに入ったあらゆる生き物に対して、マンハンターたちと共に襲い掛かっていた。


〇ワイバーン

 飯塚駐屯地を襲撃したマモノ。その姿はRPGなどでお馴染みの緑色のワイバーンそのもの。

 鋭い蹴爪と牙を持ち、硬い鱗は下手な銃弾を弾き返す、普通のマモノの中でも強力な種族。

 火を吐くなどといった特殊能力は無いが、その巨体で暴れまわるだけでも被害は相当なものになるだろう。


〇レッドワイバーン

 ワイバーンの上位種。赤い鱗を持つワイバーン。

 通常のワイバーンと違い、火を吐く能力を手に入れている。

 

●フレアマイトドラグ【巫女派】

 飯塚駐屯地周辺の山に現れたマモノ。『溶岩』の星の牙。

 赤黒い鱗に包まれた、巨大なワイバーン。

 その鱗には爆発する鱗粉が付着しており、外部から衝撃を受けると爆発、その勢いで敵の攻撃を押し返し、相手にカウンターを喰らわせる。

 つがいで飯塚駐屯地周辺の山に潜み、着々と子どもたるワイバーンを増やしていたが、飯塚駐屯地に多数の人間が集まったことで、こちらに襲撃を仕掛けられるのではと判断し、配下のワイバーンに先制攻撃を仕掛けさせた。


〇ユキオオカミ

 ロシアに現れた狼のマモノ。日向の家の裏山に現れたものと同種。日向の家に現れたユキオオカミは、星の巫女によってアイスベアーと共にあの山に送られてきた。今回の個体は過激派。


●ビッグフット【自由派】

 巨人を思わせる姿を持つサルのマモノ。”吹雪ブリザード”の星の牙。

 UMAとして知られるビッグフットそのものの姿をしている。

 触れたものを凍らせる異能を持ち、これによって大木を凍らせ、氷の棍棒を作り出すことが多い。

 元は人間たちとの戦いに興味を無くしたマモノだったが、『赤い雷』により取引材料として捕らえられ、人間に攻撃され、再び人間と戦うことを決めてしまった。

 このマモノが出現してしばらくは、世界のUMA研究家が沸き立ったとか。




■かつて登場した星の牙たちの思想


●アイスベアー【過激派】

 星の力をもらうために巫女派のフリをしていた。

 巫女の命により日向たちの力を試すため、日向の家の裏山に現れたが、事が済んだら山下の町を襲うつもりだった。


●ライジュウ【巫女派】

 星の巫女に従順なマモノ。

 驚異的な再生能力を持つ日向が相手では、他のマモノでは恐らく勝てない。だから自分が出る。仮に自分が負けても他のマモノは傷つかずに済む。

 ……そんな思いのもと、二番目の星の牙として日向たちの前に立ちはだかった。


●スライム【過激派】

 人間の味……とくに人間の女性の味に惹かれ、女性ばかりを襲っていた凶悪なマモノ。

 最初のうちは男も食らっていたが、後に女性ばかり狙うようになった。


●ミストリッパー【過激派】

 大晦日、人が神社に集まるタイミングを狙って襲撃をかけた。

 目的は人間の大量虐殺。

 ……しかし、ロックワームの思惑により、ただの一人も殺せずに終わった。


●ロックワーム【巫女派】

 大晦日、ミストリッパーが人間たちに襲撃を仕掛けに行く気配を察知し、無駄な殺しをさせないため、配下のワームたちを使って神社から人間を追い払った。その後、『太陽の牙』を持つ日向を始末するために戦闘を行った。


●ボスマニッシュ【過激派】

 相当に危険な考えを持つマモノ。人間たちから手当たり次第に生命力を吸収し、より強いマモノになることを目論んでいた。

 

●ブラックマウント【巫女派】

 星の巫女に従順なマモノ。火山活動を活性化させたのは彼の独断だが、その後、「日向たちがこの地に来る」と星の巫女から聞かされ、彼女の依頼を受けて日向たちの力を量った。


●グランドボア【巫女派】

 いずれ十字市を襲うため、日向の家の裏山にて待機していたマモノ。しかし偶然にも日影と遭遇し、運悪く即死させられた。不憫。


●イワナヌシ【自由派】

 星の巫女から力を貰ったものの、すぐに自由に生きることを決めてしまった。しかし日影と遭遇すると「住処を荒らされる」と考え、撃退に打って出た。


●ヘルホーネット・クイーン【過激派】

 相当に危険な考えを持つマモノ。繁殖させた子どもたちと共に十字市を襲撃する気満々であった。周囲の動物たちにも容赦なく攻撃を仕掛け、自分たちの巣の材料にしてしまった。


●ウィスカーズ【巫女派】

 ヘヴンから戦闘命令を下され、地形操作の能力を使って川の流れを変え、周囲の村を押し流した。その際、無駄に死者が出ないように、洪水の勢いは多少手加減している。


●グラキエス【巫女派】

 巫女派ではあるが、少々過激派な一面もある。

 遊牧民たちの馬を逃がしていたのは完全に彼の独断。しかし人間への攻撃は、自身を攻撃してきた人間のみに留めていた。


●クイーン・アントリア【巫女派】

 ヘヴンから戦闘命令を下され、福岡市を襲撃したマモノ。

 襲撃ついでに人間を洗脳、手駒にして巣の拡大を目指していた。


●ギンクァン【巫女派】

 ヘヴンからシャオランの暗殺命令を受け、星の巫女の力によって十字市へ。

 戦う気が無い平常時は、人間が目の前にいても大人しいが、殺すと決めた相手は必ず殺す。

読んでいただき、ありがとうございました。

これからもどうぞ、当作品をよろしくお願いいたします。


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