イグジットは何処か?
『ある変奏の第一章』が、月刊誌『文芸的な』に掲載された後、各方面から想定外の反響があった。編集部にも数多くのメッセージが寄せられた。その中でも特に、ある匿名の女性からの投稿が非常に興味深いものであった。彼女が使用する英語のペンネームから、仮にお名前を『反解釈の日曜日』さん、としておこう。付記として転載する許可を彼女からいただいたので、投稿の抜粋をここに紹介することにしたい。『反解釈の日曜日』さんには、この場を借りて、お礼を申し上げたい。
なお、以降の本稿は事項の解説も含め、『反解釈の日曜日』さんによる主題の変奏曲ともいえるものであり、著者は関与していない。ご了承の上、本著を読解する際の一助としていただければ幸いである。
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小説『ある変奏の第一章』には数々のメタ情報が内包されている。その引用先が持つ含意や佇まいをメタファーとして巧みに利用しているようだ。
権力とシステム。革命と迷宮。現実と幻想。ミイラ取りがミイラに。歴史は繰り返す。さて、わたしたちのイグジットは何処か? by Sunday against Interpretation
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ダ・カーポ・アル・フィーネ。最初に戻る。次章へ。




