◆4/26 うつ病の回復期についての講座◆
今日は心療内科の先生が来てくださり、うつ病の回復期についての講習を受けました。うつについて病院で詳しい説明は受けなかったのでかなり勉強になりました。学んだことをまとめていきたいと思います。
1うつ病の概要
うつ病は抑うつ気分、意欲・興味の減退、集中力の低下、不安、焦燥感、希死念慮、自殺企図といった精神症状と睡眠障害、食欲障害、疲労・倦怠感、頭痛、肩こり、めまいなどの多彩な身体症状が2週間以上続いている場合に判断されるものです。
別の言い方をすれば、「脳と体のキャパシティを超える負荷がかかった末にバランスを崩して生じた病態」とのこと。骨折に例えた話が私的にとても分かりやすかったです。
何らかの要因(転倒、追突、骨粗しょう症など)で骨折する→骨折の処置をする(ギプス、車いすの活用)→骨折部分が修復してきたら、少しずつ負荷をかけてリハビリしていく、無理のない歩き方を勉強、休み方を身につける→より良い歩き方をする
うつ病も同じで、まず治療し休養を取る→元気になってきたら少しずつ負荷をかけてリハビリしていく→より良い生活、働き方をする、となるわけです。私の場合だと、今はちょうどリハビリ期間になりますね。漠然とした焦りがあったのですが、この話を聞いて少し楽になりました。焦らずリハビリしていきたいと思います。
2回復のステップ
Step1 焦燥・不安・抑うつ気分の改善、体調の波が軽減
Step2 生活リズムの改善(夜寝て日中活動し食事を取ること)
Step3 眠気・疲れやすさの改善、意欲・興味の回復、気力・体力・集中力の回復
Step4 ストレスや疲労をため込まない方法を身につける(ストレスコーピング)
「~~せねば」といった考え方をして息切れしながら活動するのではなく、ゆとりを残して動けるようになることが大切なのだそうです。
3まとめ、回復期から社会復帰までにしておきたいこと
まずは、よい睡眠・よい活動・よい生活リズムを作り、回復レベルに応じて活動性を上げるリハビリをしていくこと。その上で、今後に向けて自分自身の見直し・立て直し、再発予防をすること。具体的には対人交流の回復、問題解決の仕方の見直し、作業能力の回復のことです。そして、なにより重要なのはどのような経緯で発病にいたったのかを知り、どのようにできていればよかったのかなどの振り返りをして今後に向けてのシミュレーションをしておくことだそうです。
なるほどと思う内容がたくさんありました。活動量を徐々に上げていき、今後を見越して自身の振り返りをしていきたいと思いました。