01.連載作品で100ブクマを超えるまでの奮闘記(前編)
こんにちは、2024年12月20日から『小説家になろう』で投稿を開始しているMelと申します。
なんとなく自分の活動の備忘録を残したくて、不定期エッセイを始めることにしました。
どうぞゆるっとお付き合いくださいませ。
さて、第一話は表題のとおりです。
100ブクマ。全然気にしない人もいるとは思うのですが、初心者作家の最初にして最大の目標値として意識している方も多いのではないでしょうか?
※別に公式化されているわけではないと思うんですが、100ブクマを取るまでは某所では「底辺作者」という扱いです。
※某所については別の機会で触れる予定です。
私も「そういうものなのか」と思いながらも投稿を始めたのが、代表作に置いている本作。
「元JK配信者、異世界で愛され配信者を目指します~チート魔力が欲しいとは言ってないんですよね~」
タイトルから古臭さを感じないでもないですが、こちらが私のオリジナル長編処女作(以下『元JK配信者』)となります。全171話の1~4話を2024年12月20日に投稿しました。
私がいかにしてこの長編で100ブクマを超えたのか。
結論から先に言っちゃいますね。
『短編が日間の表紙に載って、その読者様が本作に流入してくれた』
――です。
ちなみに表紙とは、小説家になろうの各ジャンル5位までが表示されるランキング画面のことです。
ジャンルによりますが超狭き門です。
その表紙にハイファンタジーの短編が載ってくれまして、おかげさまで完結時には60くらいだった本作ブクマが今は倍近くになり、100を超えました。
こうして一つの目標は達成できたのです。
……とまあそういうことなんですが、これだけだと奮闘の軌跡も何もないので、本作についてちょっと掘り下げてみましょうか。
まずなんとなーく余暇で長編を書き始めて、本編50万字を先に書き上げて投稿を開始するという暴挙から、私のなろう作家生活は始まりました。
『元JK配信者』、ジャンルはハイファンタジー。恋愛――というよりは、逆ハーレムの要素ありです。
元の世界では配信者として活動していた女子高生が、魔法の存在する異世界の少女に憑依し、魔道具を使い、この世界にも「配信文化」を広めようと奮闘します。
けれど、少女は元はチート魔力の持ち主で、その魔力を狙う者が現れて……。
年の差ヒーローとのほろ苦い恋(微糖)を交えつつのラブコメな毎日に領地改革をしつつシリアスを添えて……。
な、なんという贅沢盛り……! 作者の嗜好が大渋滞しております。
なお、1話あたりおよそ4000字~6000字。調子に乗った話では7000字近くあります。
1話あたり2000~3000字が適切というセオリーを知らなかったのです。羅針盤も地図も持たずに、とりあえずオールで舟を漕ぎ出してみたわけです。夢だけは抱いてましたね。話題作になったらどうしよう! ……なーんて。
結果は惨憺たるものでした。そりゃそうです。実績もなければ実力も伴っていない、名も知らぬ作者の処女作なんてそんな気軽に読んでもらえるわけがありません。身の程というものを知りました。
いや、もちろん処女作で成功をおさめている作者様もいらっしゃるので一概には言えませんが、そちらが例外であると声を大にして言いたいです。
ブクマも評価も勝手には増えません。とにかく母数となるPVを増やすしかありません。
――じゃあどうやったらPVが増えるのか?
PVを求める毎日投稿マシーンに成り下がっていましたが、本作だけでは増えないと悟ったので、短編を書いてみることにしました。
なにせ本編は書き終わってましたし、番外編もあらかた書いてました。書く余裕があったし、書きたい話もたくさんありました。
ちなみに10万字ブーストはありませんでした。何それ? 美味しいの?




