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穴の開いたバケツ

 穴の開けたバケツを持っている私は、幼いころは褒められるどころか、いないものとして無視されていたことがある そんな私のバケツには穴が開いているんだ

ありがたいことに、大人になってから褒めてもらえることがある

それは嬉しくて、嬉しくて、注ぎ込まれていることに流れを感じ、嬉しいのだ。そこには、あった

でも、しばらくすると30分くらいだろうか スンっとなてしまい、そこにあった言葉の力は消えてしまう

おかしいなとのぞき込むと、そこには穴どころではなく、底が抜けているバケツだったのだ

私は、いつもこの底のせいで、ありがとうの思いと充実感が流れてしまっていたのかと……

でも、なら雨漏りしている時みたいに、新たなバケツを下に置けばいい

全てをこぼさないことは、できないかもしれないけど

大切な思いを少しでも、すくっておきたくて私は今日も、この底の抜けたバケツとともに生活をする

そこに残ったのは、相手へのありがとうという気持ちと、私も捨てたもんじゃないという思いを 

ピチャンピチャンと音を残して、たまっていくんだ

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