後書き&登場人物設定その他 あとオマケ +追記
これにて完結です。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!
書きたいと言い続けたこの話、ようやく完結です。よかった……っ!
別のお話の書籍化作業の合間にががががががっと書き上げました。
構想は一年以上ですが、実際の執筆時間は……10日くらいかな。
誤字とか文の抜けはないでしょうか……。登場人物の名前にミスはないかな。
いつもに増して、ドキドキです。
誤字職人の皆様、いつもお世話になっておりますありがとうございます。
それから、毎度の登場人物設定。
一部の読者様には衝撃の事実(笑)があるかもしれません。
「お話の途中で、それはわかっていたよー」という方がいらっしゃいましたら感服。
では、どうぞ(*´▽`*) ↓
■オリヴィア・L・ヒューレット
侯爵令嬢 『悪役令嬢』
一人称「わたくし」
イメージカラー 赤
髪色:赤ワインのような濃い紫みの赤 × 腰までの長さ。まっすぐストレート
瞳 :鮮やかなブルーグリーン。
服 :シルクのシンプルな白いドレスというかワンピース。
一応くるぶしが隠れている
身長は165センチくらい。
1月1日生まれ。
10歳 春 ディラン(12歳)に恋をする
ディランが『聖剣の騎士』になれば、婚約者にしてもいいと口約束
夏 ディラン、侯爵の推薦で『聖剣騎士団』の見習いとなる。
11歳 夏 ディラン(13歳)才能開花、正式に『聖剣騎士団』の一員となる
『聖剣の騎士』候補に選ばれる
冬 王太子の婚約者であるレイチェルが病死
12歳 初夏 オリヴィアに対して王命。
駆け落ちを提案し、ディランの元へ行く。
承諾されるも、ディランは待ち合わせの場所に来なかった。
駆け落ち未遂から一週間ぐらい 王太子と見合い
13歳 王太子妃教育で王城に行く。王太子との交流。ほぼ無言
14歳 春 貴族学園入学。第一学年生。
王太子、平民の娘と恋に落ちる
初年度は陰でこそこそ交流
15歳 春 第二学年生。王太子と平民の娘。段々と人目を気にしなくなる
オリヴィア、学友から「浮気していていいのか」と聞かれるが
「別に構わない」興味も持てない
5月ごろ ディラン、正式に『聖剣の騎士』となる。
叙勲式。オリヴィアに声もかけることもないディラン。
冷めた目で、ディランを見る
16歳 1月 年が変わって新年
学園のなにかのパーティ。新年パーティ?
王太子、オリヴィアを断罪。
オリヴィアは『聖剣』による『審判の刑』を求める
1月下旬 『審判の刑』を行うための手続き。 オリヴィア、手記を作成
16歳 2月上旬 処刑場に連れて行かれるオリヴィア。
円形上の広場。その広場をぐるりと取り囲む階段状の観客席。
観客席には貴賓席もある。
処刑場の外にも、観客席にも多くの警備兵が配置されている。
『審判の刑』が執行された。
30日後 = 3月上旬
オリヴィアの体が腐らないと、人々のうわさになる。
新聞の記事になって、王太子の元にその新聞が届けられる。
まだ寒い
50日後 =3月下旬
70日後 =4月上旬
16歳 刑から100日。オリヴィアが復活する。
■ディラン・A・フォスター 聖剣の騎士
オリヴィア処刑時18歳
一人称「オレ」
イメージカラー 青×銀
審判の騎士。審判の剣の使い手。
髪:青銀の短めの髪
青く晴れ渡った碧空の色の瞳
男爵家三男。
当代の『聖剣の騎士』となる。
見た目は好青年。
だが、その内実は、主体性もなく、他者の要求に対して「はい」としか言わないクズ男。人の言いなり。
周囲の意見に左右されて、というか、他人の意見に従っておけば、自分は悪く思われないという逃げの思考。長いものに巻かれるタイプ。ただし寡黙なので、思慮深く見えてしまう。
■エリオット・G・グレンヴィル
王太子 一人称「俺様」 王妃の子
髪:オリーブグリーン。オリーブの葉のような暗い灰みの黄緑色
瞳:髪と同系色
お花畑バカ王太子。
■ナタリー
一人称「あたし」
髪:肩までの長さの明るいパールグレイの髪
瞳:紫みのある濃いピンク。マゼンタ色の瞳
平民。
入学した学園で第二王子と恋に落ちる。
物語の『ヒロイン』にあこがれるも、オリヴィアには全く相手にされていない。
■レイチェル
エリオット王太子の最初の婚約者。病死。
■神様
親が付けた名前は、ベラルディーノ・オルムフィアーノ・アヴェッリーノ
略称はディーノ。
名前の設定はありましたが、本作中には出なかったです。残念。
『聖剣の神』と呼ばれるが、実は高位の存在、もしくは長命種族というだけであって、神ではない。
割と何でもできる
床に着くくらいの長い、うねうねした髪の毛。金に近い輝くような黄色。
背中に純白の翼が生えている。
ニンゲンが思い描く神様っぽい風貌。
瞳も黄金色。
一人称「ボク」 カッコつけるときは「我」
身長は180センチくらいかな。
実は、『「お姉様はずるい」と奪うのなら、対価は払ってもらいます』というコミカライズ企画進行中のお話のガードルフの弟です(笑)
ガードルフは父親似、ディーノは母親似の外見という設定。
兄弟仲は特に悪くも良くもない。数百年に一度会うくらい。割とお互い淡白。
が、親の名づけ方法には、ちょっと物申したい……と、兄も弟も思っている。
兄が嫁をゲットし、ゆったりラブラブと数百年過ごしているので、ボクもそろそろどうかなあ……とか思っている(笑)
お読みいただきましてありがとうございました。
以下、オマケ。
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国を離れ、隣国に観光……という名の新婚旅行に来ていたオリヴィアたち。
「オリヴィア、これ、見た?」
「はい? なんですか?」
『聖剣の神』改め、ディーノが差し出した新聞をオリヴィアは受け取り……。
「な、なんですの、これっ!」
新聞の記事にはグレンヴィル王国にて内乱が起こり、新たな国が興ったとあった。
しかも新しい国の初代国王は、オリヴィアの父親だった。
「な、な、な、何をしておりますのお父様っ!」
『審判の刑』から二十年ほど。確かに父親はまだ壮年の域ではあるし、事業の一つや二つ行えるであろうが……。
「やるせない気持ちとか、後悔とか。全部、国にぶつけちゃったんじゃない?」
「……本当にお父様のやることは、ズレていますわよねえ……」
娘のために……と、王家も王太子も平民の娘も、聖剣の騎士も潰したのか……と思うと頭が痛い。
「うん、娘への、父なりの贖罪……が、これ。さすがオリヴィアのお父さん」
「わたくし、もう思い出しもしませんでしたのに……」
無様な初恋も、冤罪も、もう、記憶の彼方だ。
オリヴィアにとってはディーノと共に、いろいろな国を巡っていくことのほうが楽しい。
しかし、まあ……。
オリヴィアは新聞記事をもう一度隅から隅まで見た。
建国記念式典は、十日後とあった。
「ねえ……、ディーノ様」
「ん? にゃーに?」
「わたくし、もう父の前にも母の前にも、姿を現すつもりはないんですけど」
「うん」
「……建国式典で、空から大量の花びらを、降り注いで差し上げることはできますでしょうか……」
おずおずと言い出したオリヴィアの言葉に。ディーノはにっかりと笑って快諾した。
「いいよ。じゃあ、式典の日は、空から様子を見に行こう」
今日も、晴れて、空は青い。
きっと明日も、そしていつまでも。
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それではまた。別のお話でもお会いできれば幸いです。
■2025年5月16日 追記■
このお話、カクヨム様の特集ページ【「最近の悪役令嬢」4選 】に選んでいただきまして!
カクヨム運営公式様によるレビューをいただきました! (*´▽`*)
こちらにてもご報告! (*´▽`*)
■2025年5月30日 追記■
第2回SQEXノベル大賞、中間選考通過49作品の中に入りました(*´▽`*)
嬉しい(*´▽`*)
最終選考は8月だそうです。
最終選考に残るといいなあ……。残りたい!




