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「幻獣ギャンブル ~愛獣と紡ぐ絆の勝利~」  作者: マロン64


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第13話 遺跡群のレース

カクヨムにて数時間差ですが先行公開をすることにしました。マロン64で調べれば出ますので早く読みたい方はそちらでお読みください。


 フェンと俺は2個目の輪を通り抜けた!! 加速はまだ続いていて、この調子なら先頭集団に追いつけるかもしれない。

 

 だがここからは空島の遺跡群を抜けるコースに差し掛かる。空島の大地を駆け抜ける場所だ。空を飛んでいる龍たちにとっては高度制限を強いられ、入り組んだ遺跡の異物が邪魔をする嫌な場所だった。


 一旦大地に降り立って加速は終わったが空島を吹き抜ける心地よい風が上級風魔法「ウィンドクラフト」を後押ししてくれる。


 気持ちよく走っていると、後ろに2頭の龍の気配がする。ブレイズとシエロだ。


 先頭集団のノクスやオーリスとリリスも見えてきた。よく見ると少し先の遺跡群でふわふわ浮いたり、地面にたたきつけられたりを繰り返している。


 「何か罠がありそうだな」

 「そうじゃの、これは重力系の罠か?」


 「もーう!! なんなのこの罠!! 僕ちん、いやになるよー!!」

 「どこで反応するのかわからない……」

 「私の観察眼をもってしても重力にとらわれてしまう」


 三者三葉の反応を見せている3頭の龍。勝はウィンドボールを重力が発生している場所に打つとなぜか反応を見せずにまっすぐ突き抜けていった。


 「フェン、どう思う?」

 「勝よ、これは魔力体には効果がないのではないか?」

 「魔力体とはなんだよ」


 魔力体とは魔法や魔力が60パーセント以上で構成される精霊や妖精たちのことを言う。

 「これでは、リリスたちの二の舞になって進めないぞ!」

 「どうしたものか……」

 

 その時後ろから追いついてきたブレイズとノクスが風魔法で風を纏いながら、罠地帯に突っ込んでくる。その時数メートルだけ重力の抵抗を受けずに進んでいるのを見た。


 だがその後は重力の罠にとらわれてしまった。


 「勢いさえあれば突破できるわあああああ!!」

 ――しかし次の瞬間、ズシン!と地面に叩きつけられ、顔を泥まみれにして動けなくなる。

 「ぐ、ぐぬぅ……罠の分際でこのブレイズ様を……!」


 「こんな罠、力で無理やり動けば――って重いなこれ!」

 

 「もーう、これじゃ動けないじゃんかよー! くっそー、フェンちゃんたち、何とかしてー!」

 それをみて思いついたことがあるのでフェンに話してみる。


 「フェン、ごにょごにょ……」

 「勝、なるほどな。やってみるかの!」

 

 フェンは一旦「ウィンドクラフト」を解除し、我は風と共にありを発動して俺と自分に空気の膜を張る。

 「上級風魔法『ストームアーマー』じゃ!!」


 このまま重力罠に突っ込む!!


フェンの体が風の膜に包まれ、渦巻く気流が纏う鎧のように輝く。その瞬間、重力の波が風に弾かれ、フェンの足が軽やかに動き出す。


魔力体が重力の影響を受けないのであれば、自らの体を魔力体で包めばいいのだ!


 突如、足元の大地が歪んだかと思うと、重力が倍加するような圧力がかかった。だが、その瞬間フェンの足元で風が渦を巻き、圧力を弾くように切り裂いた。


 「ストームアーマー」が重力の波を分散させ、フェンの体が軽やかに浮く。

 「ふふん! 妾に風の加護ありじゃ!」

『おおっと! フェン様が重力の罠をものともせずに駆け抜けていくぅー!』


「何っ!? あの風は……!」

「ちょっ、フェンちゃんずるいぞー! 俺っちも真似するし!」

「まさか重力を風で打ち消しているのか……やるな」


重力の罠を越えたところで突如足元の地面がガタガタと揺れ始める!!


「フェン、前方の地面が……崩れるぞ!」

「ぬうっ! 妾の風で押し切るのじゃ!」


「ストームアーマー」で軽やかに加速しつつ、崩れ落ちる遺跡を華麗にかわしていく。


『おおおーっと! 崩れゆく遺跡の中を、フェン様が風の流れを纏い駆け抜ける! これはまさに風の女王じゃぁー!』



「まずいぞ! 私たちが完全に遅れてしまう!! 風よ! わが力と成れ!」

オーリスが後ろで叫ぶ! 黄金の風が重力に負けじと進む!


「うおおおおおおおお!!」

いつもは寡黙なノクスが叫びながら黒色の風を纏い、重力を打ち消した!


「僕ちんも負けないよ!」

リリスが重力を振り切るようにピンク色の風柱を出して重力地帯から逃れて進む!


遺跡群のレースは佳境に差し掛かっていた。先頭を行くフェンと勝に立ちはだかるは全長10メートルはあろうかという守護者であった。


「むう、これは一筋縄ではいかなそうだぞ!」

「だが俺たちなら勝てる!!」


「その勝負待て!! ここは共闘と行こうではないか!!」

黄金の風を纏ったオーリスが叫ぶ!!

 「それはなぜだ? オーリス」

 俺が疑問を投げかけると、オーリスが喋ってくれる。


 「その守護者は空島に伝わるアルス様とスフォルツィア様が作り上げた秘密兵器だ! 既定の魔力量の攻撃をしないと倒せず、それはフェンリルや私が一人で倒そうとしても決して無理な魔力量なのだ」


 「なるほどな」


「それは俺たちの獲物でもあるぞ」

言葉少なめだがノクスが漆黒の風を纏いながら言う。


「僕ちんにも任せて!!」

ピンクの風を纏ったリリスが嬉しそうに言った。


「貴様ら!! 抜け駆けは許さんぞ!」

朱色の風を纏ったブレイズは自信満々だ。


「俺っちの分もとっておいてよ! 俺っちが風の貴公子だって所見せてやる!!」

青色の風を纏ったシエロも来た!


ここに先頭集団の面々がそろった。ここは一時的に共闘となるようだ!

遺跡群に荒々しい風が吹き荒れる。それはお互いの風に吸収され力となる。


「ぐおおおおおおおおおおお!! ここは通さん!!」

強大な巨人の守護者が叫び、腕を振り回す!!

ここに戦いの火蓋が切って落とされようとしていた!!


小説をいつも読んで頂きありがとうございます。面白かった、また読みたいという方は高評価やブックマークをお願いします。作者の励みになります\( 'ω')/


⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎を★★★★★にしてくださると作者が大変喜んで更新頻度が増えるかもしれません。よろしくお願いします。




共闘の流れ好きなんですよねえ。


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