第70話 勇者預言者から助言を受ける
ユミコが精霊ルギアに連れ去られてしまった。
一週間以内に城塞都市チチブのルギア神殿にたどり着かないと、ユミコは死ぬ。
そんな絶望的な状況で、預言者ミツフタが作戦を講じてくれると言う。
ミツフタは机の上に、サーイターマルドの地図を広げる。
「時に勇者ユウタよ。
今の所持金は、幾らある?」
「んー、5735円かな。」
「なるほど、だったらまず、サカドに行って鋼の鎧を買え。」
ミツフタは地図上のサカドを指差す。
「え、もうちょい貯めれば、魔法の鎧が買えるぞ。」
「いや、魔法の鎧を買ってたら、間に合わん。
それに、鋼の鎧と魔法の鎧とでは、守備力は変わらん。」
「え、そうなの、あんなに高いのに?」
鋼の鎧は1800円。
対して魔法の鎧は7500円。
これで守備力同じとは、何の冗談だ?
「魔法の鎧は、数歩歩くと体力が僅かに回復するかもしれない機能が、備わっている。」
「何だよ、その回復するかもしれないって機能。」
「要するに、確実性に欠けるのじゃ。
本来なら買っても損はないが、一週間の期限がある今、無理に買う必要はないぞ。」
ふむ、なるほど。
だけどレベル上げがてら、すぐに貯まりそうだけどな。
そんな俺の考えを、ミツフタは見透かす。
「鉄の鎧のままだと、1日に戦える魔物の数も限られる。
鋼の鎧に買い替えないと、とても一週間にレベルむっつも上げられんぞ。」
「なるほど、なら諦めるしかないな。」
「まあ、3日目くらいに、買えたかもしれんと後悔するかもしれんが、気にするな。」
そんな言われ方すると、買ってみたくなる。
が、これこそ精霊ルギアの罠なのかもしれない。
「で、鋼の鎧を買った後は、サカド周辺で魔物を狩り続けろ。
回復用のマジックパワーが尽きるまでな。」
ミツフタの言葉に、俺はうなずく。
「マジックパワーが尽きたら、転移の翼でオオミヤに帰ってきて、光りあれジジイに回復してもらえ。」
ミツフタの言葉に、俺はうなずく。
「そして魔物を狩るのは、サカド周辺じゃない。
今のおまえに最適な場所は、ここじゃ。」
ミツフタは地図のある場所を指差す。
そこは、ここオオミヤから西、カワゴエの南にある橋を渡った先。
橋を越えて南に下り、岩山のふもとの様な場所だった。
「ここでレベルをみっつ上げるまで、この橋は越えるなよ。」
ミツフタは、その場所の西にある橋を指差す。
「今度は、ここで魔物狩りじゃが、ムサシには絶対立ち寄るな。」
ミツフタは地図上で指をぐるぐるさせ、その指がムサシの街にかかる。
確かムサシの街は、魔物に滅ぼされたと言う。
どんな感じか、見てみたい気がする。
「絶対行くなよ。
行ったら、神帝のほこらの二の舞になるぞ。」
うん、だったら行っちゃだめだな。
絶対行くなよ。
「ここでレベルみっつ、合計むっつ上がったら、一気にチチブ高原を駆け抜けろ。」
ミツフタはチチブ高原手前の橋を指差す。
ども(´・ω・)
このレベルの上げ方、効率悪いみたいですね。
ドムドーラの北で上げるより、リムルダール周辺の方が効率いいみたい。
でも、私はドムドーラの北でレベル上げてたんで、この方法を採用するぜ。
( ´△`)




