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64話  逆襲の第6艦隊

 見つけてくれてありがとうございます


 Twitterから来てくれた皆さん、ようこそお越しくださいました

   第1作戦『プレゼント作戦』

 

 その日も福富昌孝12戦艦船団長は支援物資を単独運送していた。戦艦の後部から牽引ロープレーザーを出し、各艦船で沢山の支援物資を引っ張って持っていくのだ。それを見止めたジュルベーズ・ルルーの分隊がつけ狙う。

「本当に来ました。数3000」

「うん良いね。では積み荷を置いて逃げ出そう。なんだ、オペレーターさんっぽくなってきたじゃないですか」

「まあ、何度もやっていますから」

 福富のそばに居るのは18歳の師団長だ。多くの艦船に旗艦のような担当官や特殊任務の者は居ない。師団長が持ち回りでやるのだ。46歳と18歳。まるで親子のような歳の差だが、人数が少ない分、みんな仲が良い。

 緊張感も無く逃げ出す福富の船団。これを敵方に差し出して逃げることが彼の役目なのだ。

 支援物資は敵が早速中を開けて収奪を始めた。公国は前回の騒動で労働者人口を大幅に減らしてしまい、食糧などが生産が追い付かなくなっており、砂糖、珈琲などの嗜好品が配給制になっているのだ。

 しかしコンテナを開けた公国の兵士はギョッとする光景を目にする。

 コンテナの中にはテレポーターゲートが入っており、そこに居るのだ。

「公国の皆さんごきげんよう。ここで会ったが百年目、殺戮の時間よ」

 世界ではスナイパーマム、公国からマーダーと呼ばれた麗しの貴婦人。大場(あられ)が師団長とAI歩兵を引き連れ2丁マシンガンを抜き放つ。今回霰はガチだ。殺人鬼にかける情けは無いと実弾を持っていき、脚位なら千切れるまで撃っている。ハイライトシーンも今回ばかりは大盛り上がりだ。大場一家でこれを各所で行った結果、逮捕捕縛約1000人、鹵獲した艦船12000という結果になった。次回は通用しないだろうから次の作戦に移る。


   第2作戦『デートデッド作戦』


 舞台は人口300人程度の、支援が終わった農耕用コロニーで行った。

 元来農耕用コロニーは人口を少なめに抑えて大規模農業を行うので、工業用コロニーに比較して恐ろしい程人口が少ないのが一般的だ。

 支援が完了し国家連邦政府が帰投を始めた頃、案の定公国が再焦土化を狙ってやって来た。

「おいタカオ、奴らはバカなのか?本気でバカなのか?」

 農家の納屋に潜んでいるアリーナが聞いてみる。

「相手の人たちかなり糧秣が足りていないみたいなんだ。騙されていると分かってても盗りに来るんじゃないかな」

「リョウマツ?ああ最近読んだぞ。リョウマツよあはれなりけりっていうアレだな」

「カラ松じゃね?知らんけど」

 大量の接収要員が降りてきて、隙が出来た所を小鳥遊とアリーナが襲い掛かる。元より喧嘩上等の二人だ。並みいる頭でっかちを次々金属バットでぶん殴り、周囲に味方の師団長を連れて逆襲劇をかましていく。構えもやり方も素人だけに逆に怖い。ぶん殴りの腕力と殴り方と度胸だけの二人を筆頭にその日182人の逮捕、捕縛者を出し、敵の戦艦や取り逃がした敵にマイクロ発信機を取り付けることに成功した。


   第3作戦『辻斬りの街角作戦』


 作戦名は街角とはなっているが、これを行うのは宇宙空間である。笹本が作戦を発表した時に、秘書官の各務原若葉がどうしても作戦名に街角を入れなければ駄目だと言い張り、こだわりが無かった笹本がそのようにしたところ、急に歌いだしたのだ。

「辻斬りの街角過ぎてきた~♪しとしとさみだ……おっと。これ以上は歌いませんよ。著作権とコードに引っかかりますから」

 極力明るく振舞う各務原に笹本は礼をした。未だに叢雲とエチエンヌ、サントスが笹本の前に現れないのだ。

 側近に選ばれた事も有る各務原としては渾身のネタなのだろう。

「僕もその歌は大好きでカラオケで歌うんだ。西暦年間の名曲だね」

 各務原の必死さが有難い。

「で?君たちもこの作戦に加わってくれるのかい?」

 笹本が小島の他に居る揚陸艦の船団長を見る。メインは日本人だが、そこに何人かの外国人船団長も混ざっている。

「小島筆頭揚陸艦船団長が出来て、我々に出来ない話なんて有りません」

 何人かの一人、フランス出身の船団長も気を吐いて答える。笹本にとって必要なのはやるぞという最初の一歩だ。

 やる作戦内容も単純極まりない。衛星や小惑星の陰に隠れて敵の分隊をやり過ごし、一気呵成に揚陸艦で衝突して仕留めるだけの話なのだが、これがどうやら度胸が必要なようなのだ。

 しかし志願してきた彼らに躊躇(ためら)いは無かった。分からないなら分隊の中心辺りに片端当てて行けばたいがい旗艦は見つかった。これはやがてチームカミカゼと呼ばれる揚陸艦の新しい運用法になるのだが、そんな事この子達も笹本も知らない。この作戦も存外有効で、800人の逮捕者を用意出来た。

 またこの作戦を以って小島が言っていた衝角(ラム)を取り付けた揚陸艦開発が本格化した。


 各種作戦の遂行時に思わず笹本はウルシュラに言ってみた。

「ジュルベーズ・ルルー。珍しく用兵上手と評判の提督だけど、まさか撤退戦が大のお得意とは思わなかったよ」

「ふーん。この焦土作戦は大まかに言うと撤退戦になるのかい?」

「ああそうさ。撤退する前に生産拠点を破壊し尽くし畑に塩をまき、食べられるものは根こそぎ接収する。敵の侵攻を遅らせるにはうってつけなんだ」

「しかし現代では大いに怒りを買ったわけだ」

「当時から怒りは買っただろうさ。それがクローズアップされなかっただけだと思う」

「で?ここからどうするんだい?」

「その為に発信機作って貰ったんじゃないか。人数が減ったからには殴り込みに行きますよ」

 ウルシュラは各地でくっつけた発信機の集合地を割り出し、答えた。

「敵の本拠地はここだね。恒星ガムラン第3惑星だ」

「よし。そこに向かってジュルベーズ・ルルー捕縛作戦の最終章『殴り込み作戦』を始めます」

 笹本の周囲にはいつも居るはずの叢雲もサントスも。エチエンヌの姿も無い。デスクに置かれた参謀のバッジがその場に残ったままだ。しかし笹本は皆の回復を信じて待つしかないのだ。

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 只今連載中

 犢端高校勇者部活動記録   https://ncode.syosetu.com/n0115ie/


 爆笑!元朝秘史

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 素人集団!!国家連邦政府宇宙軍第6艦隊奮闘記

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各種短編

 伯爵閣下がホラ話で領地を盛り上げてみるようですので発表します

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 精霊だらけインタビュー

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 SS 家元になろうよ

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 なども書いております。宜しかったら見て行ってください


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