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リアル異世界  作者: 鷹井檸檬
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異世界に転移したらしい

小説を書く事自体が初めてです。

学生時代から国語の成績は5段階評価でほとんど2でした。

文章の構成、○○の使い方等間違いが多々あると思います。

でも文章はなるべく誰でも読める程度には頑張っています。

生暖かい目で宜しくお願い致します<(_ _)>

 突然に食べたくなった。

 毎日食べているわけでもないプリンが突然食べたくなった。そういう事あるよね?

 仕方ないので近くのコンビニへ行こうと身支度を整えた。

 時計を見ると、深夜2時。

 さすがにこの時間なので人通りは少ない、いやほぼないとはいえ髪のセットと服装はいつも通りきちんとしていくのは俺のスタイル。



 身支度を整え、家の鍵を閉め、外へ出る。

 外は暗かったが街灯がポツンポツンとあるので深夜でもコンビニへ行くくらいは徒歩でも可能だ。5分も歩けば近くのコンビニへ辿り着く。

 歩いて2分くらいたっただろうか、家とコンビニの途中にある公園に差しかかった。

 引きこもりには5分歩くという距離は結構辛い。公園で一休みして一服でもしたい欲求を抑えながら、ふと公園のベンチを見てみる。

 ベンチの先の公園の中央に眩い光が空へ向かって一直線に伸びている。



「えっ……?なにあれ!?」



 深夜にも関わらず、1人で大声を出してしまった……恥ずかしい、周りに誰もいないだろうな?

 キョロキョロと周りを確認するも深夜2時過ぎではさすがに誰もいないので一安心。

 ちなみに俺はかなりのチキンハートなので、もしも公園に誰か一人でもいたら素通りしていただろう。



 とりあえず、落ち着いて公園のベンチにでも座って一休みしようか。

 ふぃ~。タバコに火を付け一服する。

 最近のタバコは非常に高い。1本20円以上もしやがる。大事に大事に吸わないとな。

 携帯灰皿を出し、ポンポンッと灰を落とす。

 さて、ベンチに座ってるとさすがに眩い光が近いので眩しいね。冷静なつもりだが脇汗が凄い事になってる。

 脇汗が目立たないように白のTシャツと少しお高めのジーパンはお気に入りの恰好。脇汗が目立たないように白のTシャツは当たり前。例えばワイシャツのカラーシャツなんか着てみろ?脇汗でひどい事になるぞ。 と、まぁ脇汗の話は置いておいて、タバコも吸い終わった所でどうしよう……

 上空を見てみる、上空に向かって光が伸びている。未確認飛行物体なんぞは見えない。

 とりあえず光っている元に近付いてみようと思い眩い光まで歩いてみる。

  そして眩い光に近付いた瞬間、俺はその光に吸い込まれてしまった。




 6畳ほどの広さの畳の部屋にコタツが置いてある所で俺は目を覚ました。どうやら気を失っていたようだ。

 まだ目が明るい所に慣れていない、眩しい。

 むくっと起き上がる、もちろん体が。



『ようこそ!ここは女神の神殿です!』



 コタツの向こう側になんかいる。



「エッ!?貴方誰ですか!?」



 その女神?は髪は白く肩まである、白い神官服のような物を着ている。巫女衣装?に似ているが微妙に違う気もする。年齢は・・・わからんが顔は可愛い。ちなみに胸は……笑



『私は女神よ!女神アレスよ!』


「あっはい、こんばんは」



 普通に挨拶をしてしまったが、ここはどこでどうなっているんだ?女神(笑)とか言ってるこの子は頭がどうかしちゃったのかな。



『女神に対して失礼ね!いい?私は女神なのよ?もっと敬いなさい!』


「…ん?あれ…?女神さんもしかして思考読みました?」


『貴方は今年の異世界転移人に選ばれました!』


「ねぇちょっと、人の話聞いて?なんで話進めてんのよ?」


『なによ~?めんどくさいわね。で?思考だっけ?そんなの読めるに決まってるじゃない!』


「あぁそうですか。それで異世界転移ってなんですか?」


『あんた異世界転移も知らないの?まったく説明するのもめんどくさいわね。そこにある説明書読みなさい!』



 コタツの上にペラペラな説明書が置かれていたので仕方なく読んでみる。


1.1年に1人地球から異世界転移人に選ばれる。

2.異世界は剣と魔法の世界である。

3.異世界へ手荷物は持っていけない。

4.異世界言語は頭の中で自動変換される。文字も同様。

5.チートカタログから1つだけチートを受け取れる。

6.魔王を倒せばゲームクリア。

7.異世界行きを断った場合は○○される。



 まず俺は選ばれたのか、ただ光に入っただけなのにな。

 剣と魔法の世界とか思いっきりラノベの世界ってやつだな。魔法あるのか~ちょっと楽しみだわ。

 手荷物は持っていけない、これもいたって普通だな。

 異世界言語は自動変換か、これは便利でいいね。文字は書けるのか?まぁ文字は読めれば別に困らなそうだな。

 チートもらえるのか!キタコレ!これぞ異世界チートでハーレムってやつじゃないか!チートカタログはコタツの上にデーンって乗ってるこの分厚い冊子か。

 魔王を倒せばゲームクリアってゲームってなんだよ!異世界ってゲームの世界かよ!いやまぁ冗談だろうけど、ゲームって書くなや!

 異世界行きを断った場合は怖いな、何されるか分かったもんじゃない。まぁ現実の世界は面白くも何ともない世界だしな。異世界いってヒャッハーした方が楽しそうだ。



『ちょっとそこのクズ!』


「えっ俺ですか?」


『あんた以外に誰がいるのよ、このクズ!』


「いや、クズはないでしょークズは」


『ハーレムだか何だか知らないけど、異世界行くのよね?』


「……(思考読まれてるんだったな)あ、はい」


『じゃぁさっさとカタログからチート選びなさいよ!』


「……はい」



 この女神、顔は可愛いのに怖い。ちょっとヒステリー入ってるし。あの日なのかな?



『おい!そこのゴミ!』


「すいません、ささっとチート選びますんでもうしばしお待ちを」


『チッ、早くしなさいよ!』



 怖い、非常に怖い。なんかさっきからピスタチオ?みたいなの片手で簡単に潰して食ってるし。

 さて、チートカタログからなんのチートを選ぶか。

 剣術~魔法まで多種多彩で選びにくい。

 無詠唱とか良さそうだけど、あっち行って魔法が使えないと何もできないとかありそうだしな。魔力ポイントとかあって一発撃っておしまいってのもありそうだし。

 無難に剣術系からいっとくかな。おっ二刀流とかあるじゃん!これカッケーな!これにすっか!



「女神さん、このカタログ番号335の二刀流にします!」


『ピッピッピッ、あいおっけー!んじゃ飛ばすわよ~!』


「えっ!もうですか!説明とかないんですか!?」


『んなもんないわよ!さっさと行って魔王でもなんでも倒してらっしゃい!』


『……頑張ります』



 ふっと体の重力が無くなると同時に気付くとまた気を失った。


 気付くとベンチみたいな所に寝ていた。そこは異世界でいう公園?みたいな所だ。

 ふぅ、知らない……空だ。天井ないししょうがないよね。

 お決まりのセリフが言えなかったが、しょうがないと諦める。まずはどうするべ。

 あっそういえば服は着ていた。上は白のTシャツに下は少しお高めのジーパン、靴は……サンダルだ。

 さて、定番の冒険者ギルドって所に行ってみるか?でもそんなのあるのだろうか。あの説明書にはそんなものは書いていなかったが。

 まずはあるかどうか誰かに聞いてみるか。それからでも遅くはない。

 言葉は通じるって書いてあったから、親切そうな人を探すか。

 おっ、ちょうど果物屋っぽい露店があるから、あのおっちゃんに聞いてみよう。



「すいませ~ん、冒険者ギルドってどこにありますか?」


「ん~?客じゃねーのか。冒険者ギルド~?あっちの通り真っ直ぐ行って突き当りだ」


「ありがとうございます」


「おう、見ない顔だが冒険者か?そんなヒョロヒョロの体格じゃすぐに死んじまうぞ」


「お気遣いありがとうございます。頑張ります!」


「おう、まぁ頑張れ」



 やはり俺の体格はこっちの世界でもヒョロヒョロなのか。身長175cm、体重50kgというなんとも頼りない体系。

 しか~し瞬発力だけは負けん自信がある!小学生の頃はサッカーのゴールキーパーでPKを決められた事がない。

 中学生になってからはゴールの幅が大きくなったためにサッカーは辞めてしまったが。

 まぁそんな事は良い。さっそく冒険者ギルドへ行ってみよう。

 果物屋のおっちゃんの言った通り進むと剣が×印になったぽい看板が見つかった。ここだな。

 さぁここからだ、ここからテンプレが始まるのだろうか?冒険者ギルドのテンプレと言えば。


 筋肉質のハゲっぽい人が初心者冒険者に絡んでくるイベント。実は良い人だったりする場合もある。

 または冒険者ギルドの受付で、水晶っぽいのに手をかざして「ここここ、これは!」と言われるイベント。


 そんなもんかね。ハゲだけは怖いけど「すいません、すいません」って言っとけば何とかなるだろ。

 よし入るべ。


「失礼しま~す」


 ドアを軽く開けて冒険者ギルドの中へ入る。

 中は外から見えるように木で出来た造りで年代物の酒場がイメージされる。

 真っ直ぐ行くと受付っぽいものがあり、左の方を見ると酒場っぽくなっている。

 まずは受付へ向かう。さぁ来るなら来いハゲ共!

こんな拙い文章を読んでいただきありがとうございます。感謝感謝です。

平日は毎日更新予定ではありますが、文章のストックがなくなったら厳しいかもしれません。

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