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100エーカーの森の悲劇  作者: カンナビノイド¢39
第4章 悲劇の寸法線
82/162

4-2 二度寝

ーー前回のあらすじーー


 大寝坊が大好きなミーシャはまだ太陽も顔を出さないうちに目を覚ましてしまった。

どうやら雨の降る朝は夢を見て早く起きてしまうらしい。


 寝ることも出来なければ、何かをするわけでもなかったであろう彼女は家の外に何かがいる気配を察知して、戦闘態勢でその気配を出迎えた!!


 そこで待ち構えていたのは白い毛並みの馬……背中に乗るよう彼女に訴えていた。

ミーシャは最低限の準備だけを整え、馬の背中へ飛び乗って100エーカーの森から抜け出した……。



 知らない馬……もとい知らない人について行ってはいけません。

美味しいお菓子があるからと言って誘導されるなんてダメですよ(子供でもそんな子いる?)


 読者の皆さんはそのように釣られてしまうほど好きなものはありますか?

……お金とか答えないでくださいよ?(めっちゃありそうだけど)


 作者を釣るならこんにゃくが一番です。

大体一時間で作者が50人くらい釣れます。(そんなにいらんわ)

俺が誰だか分かるか?w



その通り!1000年に1度の天才芸術家、シンタローだ!!ww






今朝は大事件が起きたんだ!





ウケるよ……いや、ウケねえなwww






以下が今朝の森で行われたチャットのログだw







∴シンタロー∴ た、大変だー!!ミーシャが馬に乗って森から逃走したぞー!!



∴よしだくん∴ こんな朝早くからお前は一体何を言ってるんだ……。



∴フジモン∴ な、何だって!?ミーシャ君が!?!?



∴ヤムチャ∴ 安心しろフジモン、どうせシンタローの悪ふざけだ。……zzzzz~~



∴シンタロー∴ いや、寝たふりしてる場合じゃねえって!!本当に白い馬に乗って西側の密林に突っ込んでいったんだ!!!www



∴よしだくん∴ それはきっと、お前が寝ぼけていただけだろ?



∴シンタロー∴ 俺もまさかと思ってミーシャが家にいるかどうか確認しに行ったんだなwそしたら『ちょっと行ってくる』って書いてある紙がドアに貼ってあったんだよ、やべえよな!?www







∴ヤムチャ∴ zzzzz~……。



∴よしだくん∴ ……それは本当か?冗談でも言っていいことと悪いことがあるぞ??


∴シンタロー∴ だったら今から見に来いよ!ww貼り紙もそのまんまにしてあるからな!!


∴フジモン∴ それなら僕も行くとしよう!








15分後……。






「おいヤムチャー!w何でお前は来ないんだよー!wwww 」




『zzzzz~……。』




「ヤムチャ君!?寝ている場合じゃないんだよ!!」


「そうだ!!この貼り紙、明らかにミーシャの筆跡だぞ!!」



俺たち三人は雨音に負けじとポケベルの通話口に向かって必死に叫んでみたww







『ンゴォー……グガーー……。』





まあ、そんな叫びにもヤムチャはやかましい鼾で返事してきたんだけどなww




「ヤムチャ君?おーーーい……??」


「まさかこいつ!寝てるふりをしていたら、本当に寝てしまったんじゃないのか!?ちょっと連れてくるから待っててくれ!」






8分後……。






「ああすまん……うっかり寝ちまってたんだ……ふぁーーーあーー!!」



よしだくんは大あくびをしているヤムチャを連れてきたなw




「んで、これがその貼り紙か……こいつは……。」



「な??これはどう考えてもミーシャの字だろ?ww」





「ああ、そうみてえだな……しかし一体どこに行っちまったって言うんだ……?」



そんなこと聞かれてもw……俺だって分からねえから答えようがなかったなww



 俺はただ暗い中でミーシャが馬に乗って飛び出していくのを、たまたま自分の家の窓から目撃しただけだからなwww



 しかもあんな適当に殴り書きで『ちょっと行ってくる』って……手がかりがゼロだしwwww

おまけに水性ペンで書かれてたから、もう紙が雨に濡れて字が滲んで見にくくなってたよwww






「シンタローの言ってた白い馬っていうのもよく分からないな。そんな生き物をどこから連れてきたって言うんだ?まあ、ここに蹄の足跡があるからシンタローの見間違いではなさそうだが。」




よしだくんも首を捻ってたけど、それも俺は知らないからなー?ww





「と、とにかくみんなで手分けしてミーシャ君を探さないといけないんじゃないのかい??」



「いや、分かってるのはミーシャが向かった方角だけだ。馬に乗ってるんじゃさすがに俺が全力で走っても追い付けねえし、森の外の土地勘がねえから逆に探す俺らが迷子になりそうだ……。」




ヤムチャが困ったように頭を掻きながら言った。




 こいつのことだから何が何でも連れ帰るとか言って探しに行こうとするかとも思ったが、そこは冷静で安心したぞwww




「まあ、ミーシャがそう簡単に死ぬなんてことはねえしなwww」




「ああ、その通りだぞ!いいかお前ら、今はミーシャを信じろ。あいつのことだ、こういう時は何だかんだでしっかりしてるからそう遅くならないうちに戻ってくるだろ。だが万が一、日が暮れても戻ってこなかったら明日の夜明けを待って慎重に探索をするぞ。」



「分かった。森の西側から出て行ったのなら西側から帰ってきそうだな、駄菓子屋で待っていればミーシャが帰ってきたことに気がつけそうだ。」


「じゃあみんなで駄菓子屋に行って朝飯を食いに行くとするかww」




俺たち四人は雨の降りしきる空の下、駄菓子屋へ向かって行ったぜ♪




それで今はみんなで駄菓子屋に向かっている最中というわけだww








さて、駄菓子屋に着くまでの間に今の100エーカーの森の状況を説明しておこうかな?ww





 今日はヤムチャを鉄釜で茹でダコにして反省させたぼたん鍋パーティーから大体二ヶ月ちょっと経った11月16日だw



 あれからまた森の復興も進んでな、ヤムチャの家と集会所を直してからスタークの家の跡地にくじらんの家を新しく建てたんだ。




地下室を作って広めに建てたからすごく快適そうな空間になってるぞ!ww




 ちなみに地下室にはテレビも置いてあって、くじらんが一人でお楽しみが出来るような設計にしたりしているんだよwww


まあ、その間取りはあいつが書いて俺に渡した設計図にもあったんだけどな?ww






そんでその後には廃寺の向かいにエリスの家も建てておいたんだぜ?ww




 あいつが好きだと思って家の形は正面から見ても上から見てもハートの形になるように建てておいて、中はエリスの希望で照明は全部ピンク色、浴槽は家のど真ん中に来るように、そこから梯子で上がったところに寝室が作れるように設計したんだwww




 んで、寝室には特大のベッドが置いてあるぜ……どうせスタークを襲って連れ込むつもりなんだろうしなwww




あ、そういえばエリスのことについてまだ話してなかったなww




 エリスは無事に一ヶ月の洞窟幽閉生活を耐え抜いてお日様の光が当たる世界に戻ってきたぞww

久々に見たエリスはずっと断食させられていたせいで骨と皮だけになってたなww



 それからずっと風呂にも入ってなかったようだから、とても臭かったのを覚えてるぞw臭いが酷すぎてあの時は笑いが止まらなかったwww




まあそんなエリスも幽閉が終わってから一ヶ月以上経って今は元通りだ……。




 あ、キヌタニに暴力を振るう姿はまだ目撃されてないわww

まあ事実は分からねえけど、どうせ目撃されてないだけだろうなwww







 で、気乗りはしなかったんだが、みんなが使う場所だからついでに仕方なく駄菓子屋も少し手直しをしておいたぞww



 屋根と壁を直して(もちろん俺が作った裏口はそのままでな☆)、レジのあったカウンターも作り替えて商品棚も新しくしたんだなwww



 それから壁も屋根もなくて床と壊れたちゃぶ台と冷蔵庫しかない変な空間があったから、そこは取り壊してみんなでアイスを食べる飲食スペースにリフォームしておいたぜww





キヌタニが『僕の家は、どこ……?』とか呟いてた気がするけどあれは何だったんだろうな?www





 そういやそのキヌタニだがヤムチャの不思議な判断で、当分は駄菓子屋で鎖に繋がれっぱなしにされることになったんだよなw



毎日駄菓子屋の隅でしゃがみこんでるキヌタニを見つける度に笑いが止まらなくなっちゃうんだよww

 前回ミーシャが住人たちに残した張り紙には『ちょっと行ってくる』……それだけ??

これじゃあ『旅に出ます、探さないでください』とほぼ変わらないですね。

彼女らしいと言えばそうですが……。


 他人に言伝をする時はちゃんと要点を押さえましょう。

そうでないと重要な情報が入ってこないですからね!



 小説も同じだと作者は言われたことがありますが……。

いや、それをしなくていいから小説は書いてて楽しいんだ!(横暴)と思っております。


 国語の問題に出てきそうな説明文は読んでても楽しくないですから。

メンタルが壊れるのを自覚しつつ、狂いながら読んでくれよな★ww(cv:シンタロー)

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