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100エーカーの森の悲劇  作者: カンナビノイド¢39
第3章 闇鍋注意報!!!!
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次回予告 その4

今回も本編とは関係ない話です。


そして今回はメンバーチェンジをしてみました……。


今回の次回予告を担当してくれるのは誰でしょうか??


数日後の夜のこと……。



コンコンコン、ヤムチャの家のドアをノックする者があった。





「ヤムチャー?入るわよ??」



 その正体はミーシャであった。

彼女は家主の返事も待たずにズカズカと中に入ってきた。






「あ?どうしたミーシャ、何か用でもあるのかよ??」



 家主のヤムチャは風呂上がりで腰に巻いたタオル一枚、これから着ようとしている服をタンスから出しているところであった。







「な、な、、何て格好してるのよーー!?!?」



ミーシャは彼の姿に驚き、いつものように機関銃を構えて撃とうとした!



「うおおっ!?撃つなーっ!!!!」



しかし発砲されるよりヤムチャが一瞬で詰め寄り、機関銃を彼女から奪い取る方が僅かに早かった。



「全く……人の家に入るや否や機関銃を乱射するだなんてどんな神経してやが……ん?」




「あ、あ、、あ、、、」




ミーシャの異様な表情と下半身の涼しさを不審に思ったヤムチャは自らの足元へと視線を落とした。





そこには無惨にも持ち主の腰から離れてしまったタオルが転がっていた。




「いやあああああーーーーっ!!!」














 真っ暗な夜道を二人は早足で歩いていく。

ただしヤムチャに関して言えば、前屈みになって股間を押さえているが。


 先程ミーシャの強烈の二段蹴りを食らってしまったらしく、もしかしたら(何がとは言わないが)潰れてしまったのかもしれない。





「あーー……まだ痛てえ……もうちょっと手加減出来ねえのか……?」


「うっさいわね!!そんな汚らわしいモノ見せる方が悪いんじゃない!!あーあ!夢に出てきたらどう責任取ってくれるのかしら!?」



ミーシャは一切悪びれる様子もなくヤムチャを睨み付けた!




「はぁ……もうこのことはどうでもいいわ。それよりもこの紙よ!」



ミーシャは懐から一枚の真っ黒な紙を取り出した。








『ヤムチャを連れて集会所に行くこと』





 真っ赤な字でそう書かれていた。

何やら彼女の家のドアに誰かがこの紙を挟んだらしい。




「何か不気味な紙だよな……一体誰の仕業だってんだ?」


「いや、考えるまでもないでしょ。シンタロー以外に誰がこんなことするわけ?」





そうこう話しているうちに二人は集会所に到着した。







「あら、電気が点いてるわね。……やれやれ、これじゃあ何かの仕掛けを準備してるのがバレバレよ!!」


「全く……下らんイタズラを考えやがって……。」




そんな呆れている二人は集会所のドアを開けて中に入った。







「ムグッーグググーッ!!」





二人が最初に目にしたのは、目と口を塞がされてベッドに縛り付けられているフジモンであった。







「何だ!?!?イタズラとしてはシンタローがやらなくもなさそうだが……。」


「うわわわわーっ!!なな、何よあれー!?」





可哀想なフジモンを見るヤムチャとは反対方向を見ていたミーシャが悲鳴をあげた!







集会所のテーブルの上には巨大な氷塊の中に磔にされて閉じ込められているシンタローがいた。




「なな、なっ!?!?し、シンタロー……何故こんなことに……!?」



「わ、私だって分からないわよ!!……ねえ、氷の所に何か貼られてない?」




ミーシャにそう言われてヤムチャもそれに気がついたようだ。



彼はテーブルの上に乗って、その貼られていた紙の束を剥がして表紙に書いてある文字を読んだ。





「あーーー、『ベッドの裏に貼り付けてある原稿を読み上げろ』……何のこった?」


「訳が分からないけど……ベッドってあれよね?」




二人の視線はフジモンの縛られているベッドへ移った。






「まあ、そのベッドの裏とやらを見てみないと始まらないわね。」



二人はフジモンがもがいているベッドのそばで匍匐してベッドの下を覗きこんだ。



「よく見えねえな……こいつを一旦ひっくり返してみるか。」



ヤムチャは立ち上がると、ひょいといとも簡単にそのベッドを転覆させた。




「ムギューーーーー!?!?!?」


「ひゃっ!?な、何よ今の音!……ってこのベッド、フジモンがいたんだっけ……。」




「お、例の原稿とやらもちゃんと貼り付けてあるぞ。悪いなフジモン、今はお前を助けてる場合じゃねえんだ。」





「ムグッ!?ムグーーーッ!!!」




二人はベッドの下でぺちゃんこになっているフジモンを見捨てて原稿を読み始めた。




ーーーーーーーーーー


「嫌だ!wもう原稿は読みたくないんだよ!!www」




 シンタローはじりじりと後ずさりした。

彼の視線の先には無数の氷の礫が浮いていた。



「どうして俺ばっかりこんな目に遭わなきゃいけないんだ!?おかしくね??www」



彼はさらに後退した。


とその時、何者かに四肢を捕まれるような感覚を彼は感じた!




「うああっ!?な、何だぁ!?ww」




 そんなことを言い終わらないうちにシンタローの体は宙に浮き、いつの間にか後ろに存在していた十字架に手足を拘束されて磔にされてしまった!!




「嘘だろ!?もうおしまいじゃん!wwww」



そして浮いていた氷の礫は一斉にシンタローめがけて飛びかかった!





「ああああああーーーーーっっ!!!」







そう、これが『原稿を読むことを拒否した男』というオブジェの悲しき歴史である……。


ーーーーーーーーーー




「……え、、、何なの……?」



ミーシャは原稿と『原稿を読むことを拒否した男』のオブジェを交互に見ている。




「意味不明だが……とりあえず分かったのはこれがシンタローの仕業じゃねえってことだな。」



ヤムチャは二枚目の原稿に目を通す。




「ん?何だよこりゃ???」




二枚目の原稿には『三枚目は次回予告だ』とだけ書かれている。



「どういうこと……?次回予告……??」




二人は三枚目の原稿へと進む。




ーーーーーーーーーー


茶番は終わりだ……。





悲劇へのカウントダウンがとうとう加速する!!








100エーカーの森に何者かが襲撃を試みる……。



彼らの狙いは一体……?






さらに突如現れる2人の新キャラ……彼らの正体は果たして……!?





 そして100エーカーの森で過去に起きた悲劇がまたひとつ明らかに……彼らはそれと同じ過ちを再び繰り返してしまうのか!?




そんな混沌の渦に呑まれていくスタークの運命は!?





次回   4章   世界の寸法線(ヴェルト・マスリニア)





ストーリー概要:未定

新キャラ設定:未定

襲撃の首謀者:未定

過去の悲劇:未定


ーーーーーーーーーー




「……は????0から100まで意味不明よ……。」




ミーシャはその原稿を放り投げる。




「俺も全く理解できなかったぞ……。と言うか四枚目があるんだな、これを読めば何か分かるかもしれねえぞ。」



二人は四枚目の原稿に目を通した。








『では今回のお楽しみの時間といこうか』









「……お楽しみの時間?どういうことなのかしら?」



とミーシャが言い終えた瞬間、突然集会所が激しく揺れだした!!




「何だってやがる!!!……っておいおいおーーーい!!ミーシャ、窓の外を見ろ!!!!」



「窓の外!?!?……え、えーーーーっ!?!?」




窓から二人が見たものは、いつもそこから見える近くの草木ではなく綺麗な星空であった。




「この集会所、空を飛んでるじゃない!!」



「は、早く地上に降りないとくじらんの二の舞になっちまう!!」



二人がどうにかしてこの事態を収めようとした時、ヤムチャのポケベルが鳴った。




「ああもう!!もしもし!?今はそれどころじゃねえ……、」



『あなたのいる集会所は20秒後に爆発します。繰り返します、あなたのいる……』



「は……はぁ!?爆発ぅ!?!?」





 そんな機械音がポケベルから聞こえてくると、ミーシャはパニックになり玄関のドアを開けて飛び降りようとした!!




「バカバカー!!森が米粒より小さく見えるじゃねえか!!こんなとこから飛び降りたらスクラップだぞ!!!」


「じゃあどうするのよーっ!!!」



『爆発まで10.9.8……』



「爆発を止めるしかねえだろ!!どっかに変なボタンはねえか!?」




二人は集会所の中を駆けずり回って怪しいボタンを探し始める!




『7.6.5.4.3……』




「そんなものないわよー!?!?」


「どうなってやがんだぁーー!!!!」




『2.1.0……』







「「あああああああーーーーっっ!!!」」







ドッッッカーーーーーン!!!!






高度6000mの夜空の中で集会所は二人の悲鳴と共に世界の藻屑となった……。










おしまい。






※4章は今までよりも悲劇要素が強くなります。


やっとタイトル通りのストーリになるでしょうね!


お楽しみに!!

 いつもエリスとシンタローだと飽きられるかと思って今回はミーシャとヤムチャにしました。

ですが……シンタローもやはり呼ばれていたようですね。


彼は雑に使えてナレーションも上手いですから……。(???)




では、ちょっとだけ余談を。


 駄菓子屋って言うと小さな平屋でおばあちゃんが軒先で昼寝しながら店番をしているイメージです。

それが偏見かどうかは置いといて、ですよ。


 100エーカーの森の駄菓子屋がどんなものかは何回か説明してはいますが、広さに関してはあまり触れて来なかったような気がします。


 なので今日はその話をしようと思います。

あ、隕石が降ってくる前の話(2章)でお願いします!


 これは説明したかもしれませんが、駄菓子屋は平屋です。

シンタローの家以外の建物は全部平屋だと1.5章で言ったような気がします。


じゃあ次は内装ですね。


 まずは入口から入って手前側のスペース、これは25畳ほど、奥行き:横幅=3:5くらいです。

で、入口は建物を正面から見て左側にあります。

入口の右にはレジのあるカウンター、左にはアイス売り場のワゴンがあります。



 アイス売り場の奥は順番に手前から飲み物、おつまみ、他のお菓子が陳列されています。

右側のカウンターの奥には壁に沿って医薬品、日用品、園芸用品が売られています。


 壁に沿ってない場所は不自然な何もない空間になっていますが、住人たちが勝手に段ボールや建材を持ってきて、そこに座ってみんなでアイスを食べていたりします。


 ちゃんとお菓子や飲み物の商品棚は冷蔵機能付きです。

そのあたりはしっかり食中毒対策が出来ているようですね。



で、次はそれより奥のスペースですね。


 右端は壁を挟んで奥がキヌタニの生活スペースになっていました。

今ではもうただの床がある空間ですが……。


 その左隣の壁際には防具や宇宙服が売られています。

一体どこからそんな物を仕入れてくるのやら……。


 その奥は武器売り場ですね。

手りゅう弾からロケットランチャーまで……火事でも起きたらお陀仏です。

ミーシャはいつもここから機関銃の弾薬を持ち出していますね。


 その奥はトイレと18禁コーナーに続く空間になっています。大体合わせて10畳ぐらいでしょうか?

右奥の空間はその二つが占めています。


 18禁コーナーの説明ですか……?

それは作者も知らないので読者の皆さんの豊かな想像力にお任せします。


その二つが自分の生活スペースよりも広いという事実をキヌタニはどう考えているのでしょう……。



さて、次は左奥ですね。


 左奥は手前から衣服などの裁縫関連の物、次にバケツや箒のような掃除用品、一番奥は鉄骨や角材などの建材です。

概してホームセンターに売っているような並びを想像していただければよいかと思います。


 そしてその一番奥にはシンタローが開けた大穴、もとい裏口があるわけです。

一応、キヌタニにはバレないようにカーテンをかけたようですが、それだけでバレないのは……いえ、これ以上は止めておきましょう。



 このくらいで説明はいいでしょうか?

○○はどこだ?ってなったら大体ここを見返して参考にしてください。


 どうしてもこれじゃあ分からないってなったら、その商品はもう駄菓子屋には売ってないということにしておいてください!



では次回から4章です!


 まだメンタルは大丈夫そうですか?

この先はさらに精神を削るお話をご用意しております。(色んな意味で)



では、頑張って読んでください!!(まずはお前が書け!!)



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