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100エーカーの森の悲劇  作者: カンナビノイド¢39
第2章 名医、隕石になるってよ
39/162

2-1 改名式

ーー前章のあらすじーー


 100エーカーの森……そこは狂人たちが住まうカオスな空間。

そんな狂気で満ちた世界を束ねるリーダー、ヤムチャは森をRPGの舞台に作り変えてしまった!!


 絶え間なく起こるハプニングと繰り広げられる激しい戦い……森の住人たちは次々と倒れていった。

その光景を見ていた、ゲームマスターであるヤムチャはこんなことを思っていた。


「とても楽しいぞ!!」


 だがそんな彼もハプニングに巻き込まれる運命だけは避けられず、花火として打ち上げられ空に消えるという最期を迎えてしまったのであった。



 そして世界を作り変えてしまった代償として猛暑の真夏に電気が止まってしまい、100エーカーの森は暗く混沌とした闇の中に沈んでいくのであった……。



ーーーーーーーーーー


 本当にこんな話だったかどうか、疑問に感じる方は一度読み直すことをお勧めします。

ちなみに作者は話の内容をはっきりと覚えてませんが(!?)多分本当です。



 長々と脱線してしまいましたがそろそろメインのお話に戻るとしましょう。

あ、本編に進む前にお子様ビールと魚の心臓を用意してください。

心臓は魚じゃなくて人間の物でも……大きくて扱いに困るので出来るだけ小動物の物が◎ですね。



 何に使うのかって?

本編に進めば分かりますよ!



二週間後の夜……







 久々に明かりの灯った集会所に森の住人たちが勢揃いした。

無論、一同の中にスタークの姿はないぞ。

あいつはこの森の住人とは認められてないからな。




こんばんは、俺はこの森に住むよしだくんだ。






「すげー刺身の量だな……wwww」


「今日は張り切ってお魚さん、採りすぎちゃいました♥️」



 ミーシャは上機嫌で無茶苦茶な量の刺身をダイニングテーブルに並べていく。

ピザ用の大皿に山盛りになった刺身が……ヤマメ百匹分くらいないか……?


 シンタローですら苦笑していることから桁違いの量だということが読者のみんなにも伝わるだろうか?

ミーシャときたらかれこれ四時間は魚を捌き続けていたようだからな。






「わぁ……豪華だぁ!!」


「今日も今日とて旨そうだな!!」



ボールとヤムチャも目を輝かせている。






「ふぅ……仕事終わりには嬉しいご馳走だな!」


「も……もう、つ……かれ……たぁ……。」




俺は首に巻いたタオルで額の汗を拭き、エリスは死んだ目をしてテーブルに突っ伏している。











 この二週間、停電による影響はありながらも、この森にはそれなりに平和な時間が流れて続けていた(言うまでもなく、アイス神隠し事件やミーシャによる銃撃事件なんてものは頻発していたが)。





 例外で駄菓子屋に関しては、ものすごく大変だったようだ。

停電してから二日後の朝にアンテナを付け替える作業のついででキヌタニを救出し、それから彼は腐ったり溶けたりした品物の処理にずっと追われていたらしい。



 しかも変に律儀で冷蔵、冷凍機能の止まった状態でも大量の氷をどこからか用意して、頑張って品物を冷やしていたんだとさ。



 それでもこんな真夏の暑さにはとても耐えきれず、いつもよりずっと早く売り物がダメになってしまったので頻繁に売り物を交換していたらしい。


 一度販売を止めるのが賢いだろうとは思ったが、それはそれで俺たちが困るのでキヌタニには黙っておいた。




 そんな彼を横目に俺たち、森の住人はアイスや他の食料品を何食わぬ顔で食べていた。

もう言わなくても分かると思うが誰も代金など払ってはないぞ?




まあ、どうでもいいよな??キヌタニだし。







「あーー、この二週間で電気の有り難みを痛感したわねー。」



ミーシャは席につくと肺の中の溜まっていた少し魚臭い息を大きく吐き出す。



「そうだね……テレビも使えないからアニメが見れなかったよ。」







 後から知ったことなんだが、電波塔の前で気絶してしまった俺をボールが親切にも家まで運んでくれたらしいな。





 俺はあの翌朝から電波塔の復旧作業を開始した。

もちろん、その前に集会所でどういうわけか泣きながら寝ていた主犯、エリスを叩き起こして手伝わせるために連行してからな。




 初日こそみんな疲れてたのか誰も来てくれなかったが、二日目からはツアーガイド……いや、ゲームマスターをしていて花火になったと噂のヤムチャ、それからボールとミーシャが畑の作業と平行しながら手伝いに来てくれた。




 午前中はヤムチャに足場組みのような力仕事を、午後は高いところでも物怖じしないミーシャに高所作業を、日が沈んでからはボールに廃材の片付けの手伝いをそれぞれお願いした。



 ミーシャは乗り気でこそなかったようだが、ボールに電気の重要性を説得されたらしく最終的には毎日のように手伝ってくれた。



 だが、あいつの言い分と言ったらそれこそアニメが見れないことくらいだと思うのだが……。

アニメの面白さでも説かれたのだろうか?




 ……ちなみにボールは俺がドリルをあいつの体に埋め込んだせいで空高くに飛ばしてしまってから高所恐怖症になってしまったらしい……。

色々と結果オーライだったとは言え、今思うと本当に申し訳ないことをしてしまったな。



その三人が交代で手伝ってくれるおかげで、俺も途中で十分に休憩がとれて大助かりだった。




 一週間くらいすると俺の知らないうちに重症を負って、怪我をした時の記憶まで失っていたシンタローも気まぐれで手伝いに来てくれるようになった。


あいつは手先が器用だからな、おかげで大分作業が早く進んだ。





そうそう、どうしてシンタローが重傷を負ったのか他のみんなにも聞いてみたんだが……




ヤムチャ「そういえば……あいつはいつの間にかRP……ゴホゴホッ、ツアーから脱走してたな。全然気が付かなかったぞ。」


エリス「((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」


ボール「(((;´∀`)))カタカタカタカタ…」


ミーシャ「シンタロー?何それ、外国の珍味かしら??」



 そんな感じで何故かミーシャはこのことを聞いた時だけシンタローの記憶まで無くなっているんだ……。


エリスとボールも白目を剥いて真夏なのにとても寒そうに震えていたしな……。






 エリス?あいつには何から何まで手伝わせたさ、もちろん無休憩でな。

二週間ずっとそんな状態で大体一日20時間くらい働き詰めになっていたから、今はもう気絶したキヌタニのような目をしているというわけだ。







「しかしキヌタニのやつ……飲み物を取りに行かせたっきり帰ってこねえじゃねえか。もう30分近く経っちまうぞ。」


「うぅ……あの、キヌタニィ……許さないんだからぁ……!」



エリスはそう言うが、元気なのは口だけでじたばたとする元気もない。






 停電している間、森のみんなはどのように電気無しで過ごしていたかと言えば、駄菓子屋の電池と懐中電灯、蝋燭を俺も含め、揃って家に持ち帰り光源としていた。



 みんなで晩御飯を食べるときも懐中電灯と蝋燭の明かりだけで薄暗い中食べていたから、雰囲気的にいつもより少し食卓が静かだったな。

夜道を歩く時はいつも慣れっこだからヤムチャに至っては明かりを何も持たずに歩いていたが……。




 四日目くらいになるとキヌタニもその類のアイテムが店から消えていることに気づいたらしく、不思議がっていたな……まあ、真相は分かってなさそうだが……。






「ちょっと心配だから俺、様子見てくるね。」



ボールはそれだけ言い残して集会所から出ていく。




「うぁー……どうして、私が……こんな目に……遭わなきゃ、いけなかったのよぉ……。」



 もう再三聞き飽きたこのエリスの言葉、ずーっと電波塔での修理中に呟いていてな、耳にタコが出来てしまった。



「自業自得だろ、全く……。」



俺も一体何度目になるか分からないこの台詞を返す。





「全くだwww話を聞く限りお前は自業自得だろ、それより何で俺があんな酷い目に遭ったんだ?誰に何されたのかも覚えてないけどwww」



シンタローが笑いながらエリスの脳天に(彼にしては)優しくツッコミを入れる。



「馬鹿言ってんじゃねえぞ、シンタロー……。お前のことだからどうせ何かやらかしたんだろ……。俺なんてあんなにまともなガイドをしてたのによ!!!こんなことしたらお前ら天罰が……あだっ!!」


「ぐえっ!!!wwww」


「ひぎっ!!!」



ヤムチャの訴えも虚しくミーシャが機関銃の銃身で三人の頭をリズミカルに叩く。



「あんたら全員自業自得よ!!バカばっかなんだから!!!」


「まあ、決して間違ってはなさそうだよな……。」



 ……シンタローに関しては知らないが、きっとそうだろう。

こう思われるのは日頃の行いだな。








五分後……






「ただいま~、ちょっと重いや!」



 集会所に戻ってきたボールはガラガラと大きな音を立てながら、大きな台車で大量のお酒を運んできた。



「ボール、すごい力持ちだなあ。ニートを辞めたのなら是非駄菓子屋で力仕事をして欲しいよ。」



 そう感心して言うキヌタニは両脇にワインの瓶を一本ずつだけ抱えている……もう少し自分で運べるだろ……。



「でも俺は畑仕事をすることになってるし、このくらいなら誰でも運べるよ?」


「……キヌタニ以外ならね~♪」



不思議そうに言うボールにテーブルに伏せたままのエリスが付け足す。




「そんなあ!?みんな飲み物を頼みすぎなんだよぉ!!瓶ビール30本、缶チューハイ60本、赤ワイン15本、お子様ビール25本……この量はどうやっても運べないって……。」



キヌタニは一人訴えるように嘆く。



祝賀会ではみんながどれだけお酒を飲むかというと……





 ヤムチャがビールとチューハイを20本ずつ、エリスは5本ずつ、

ミーシャがチューハイを15本、ワインを5本、

シンタローがワインとビールとチューハイを5本ずつ、

で、残りは俺とキヌタニとボールの分だ。


 時々、ウイスキーとかイレギュラーな酒が混じっている時があるが、もうその辺は誰が飲んでいるのか誰も把握していないだろうし、飲んだ本人も分かっていないかもしれない。




 ちなみにボールは飲みすぎるとこの前みたいに酔い潰れてしまうし、俺は全くお酒が飲めない。

キヌタニは……あれ?そういえばあんまり酒を飲んでない気がするな。



キヌタニだからか?今まで全然気がつかなかった…………。




とまあ、そんな具合なのでお祝いの時は一食分の酒がこのくらい必要になるんだ。



「なら、何回かに分けて運べばいいだろう、台車もあるんだしな。」


「全く、力仕事もできなきゃ頭も回らねえなんてな、もう少しこの森に貢献して欲しいもんだぜ。」



俺とヤムチャも追い討ちをかける。


 まあ、あの品揃えが無駄に豪華な駄菓子屋を経営して、無銭飲食を捕まえ(られ)ない時点でもう相当貢献はしていると思うがそれは口にしない。



「ああ、もう!!キヌタニなんかに怒ってたらキリがないわよ!!早く準備よ、準備!!」



ミーシャのこの発言を切り口にみんな台車から飲み物を下ろしてテーブルの方に持っていく。






「この森の、僕の居場所は……どこ??それからこの飲み物代の請求書、テーブルに置いておくから誰か払ってね……??」




 キヌタニは俯いて突っ立ったまま小声で呟く。

こいつはエリスが来てからというもの、みんなからの扱いが酷くなって少し鬱気味になってきている気がする。



まあ、本気で病んだら困るがまだ平気だろう。








 飲み物の配置が一通り済んでみんなが片手に飲み物を持った時、ヤムチャがあることに気がついたようだ。



「そうだ!乾杯の前に大事なことを忘れてたぞ!!改名式だ!!!」




 は??何だそれは、聞いてないぞ?

と思いながら見渡すとやはりみんな怪訝な顔をしている。



彼は手に持った瓶ビールをテーブルに置くと一つの透明な袋を取り出した。



「え、それさっき捌いた……、」


「ああ、魚の心臓を集めて塩水につけておいたものだ。まだ少し動いてるだろ?」




 ミーシャは予想外の物が出てきて、ギョッとした表情をする。

多分、俺も似たような表情を今浮かべているのだろう。

それにしても心臓が数十個もあるってことはやはり相当な数の魚が捌かれたんだな……。




しかしそんな俺たちにはお構いなしにヤムチャは続ける。



「いいかボール、この前までお前はニートだった。そしてそのボールはもうお星さまになったんだ。……つまり、お前はもう死んでいる!!」


「ええっーー!!??俺、死んじゃったのー!?」



 ボールはそのまんまの意味でヤムチャの言葉を捉えたのか頭を抱える。

全員がそういうことじゃない……という顔でボールの方を見る。


「そうだ!だがな、お前はニートを辞めると誓った。だからお前は生まれ変わることができる!!」



 そう言ってヤムチャは何を思ったかボールの空いているグラスに赤ワインを注ぎ、その中に魚の心臓十個ほど放り込む!

あまりに予想外な行動過ぎて誰も反応できない。



「これは神聖な儀式だ。命の宿ったものを新しくを取り込むことでお前はここで『くじらん』として生まれ変わるんだ!!さあ、一気に飲み込め!!」



ヤムチャはそのグラスをボールに差し出した。



「えーとさあ……一応聞くね。これ、飲むの……?」



 ボールは絶対に飲みたくないという口調で尋ねる。

まあ、俺も飲みたくはないな……。



「ボール、お前は生まれ変わりたくないのか!?ニートを辞めるという誓いは嘘だったのか!?……いや、そうだな。お前一人でこの儀式をするというのも何か違げえ……。」



 別にそういうことじゃないんだが……。

そんなことを思っていると突然ヤムチャが俺たちのグラスにも順番に魚の心臓を一つずつ入れて回った!!



「いやいやいや!!!それは話が違うわよ!!」


「ヤムチャ、お前やっぱり馬鹿だなwww」



 ミーシャは驚いているがシンタローは笑いながらそのグラスにビールを注ぐ……。

どうやらこいつは飲む気満々らしい。




「ひええええ……こんな物を飲むの……?」


「んーー……何なのこれ……ちょっと、美味しそう……。」



 キヌタニは目を背けて怯え、エリスは眠くて話を聞いてなかったのか、グラスに入れられた物の正体を分かっていないらしい。




 まあでも、な……。

魚の心臓を飲むというのは馬鹿げた話だが……。



 実際ニート卒業の節目に名前を変えるというのは良いことだし、その儀式を行うことくらいならここの住人にしては大分まともだから正直止めようという気は全く起きない。

魚の心臓の一つや二つくらいなら喜んで飲んでやるさ!



「ボール、タイミングはお前に任せる。みんなもボールに合わせて飲むんだ。」


「仕方ないわね、付き合ってあげるわよ……。」



 ヤムチャに言われてミーシャは渋々、自分とエリスとキヌタニのグラスにチューハイを注いだ。

俺も自分のグラスにお子様ビールを注いで飲む準備をする。




ボールは一度深呼吸をしてワインの中で動き続けている心臓を見つめた。



「俺は…………生まれ変わるんだっ!!」



 そして覚悟を決めたのか一気にグラスの中身を喉に流し込んだ。

それを見て俺もみんなも心臓を嚙まないよう一気に飲み込んだ!!



美味いか不味いかで言ったらかなり不味いな……。



「うぇっ……+●☆彡※三…………ハアハア……」



呻きながらもボールはちゃんと心臓を全部飲み込んだみたいだ。



「俺、これで生まれ変われたんだよね……?」


「ああ……おめでとう!!ボ……いや、くじらん!今日はくじらん聖誕日だ!!めでたい日だぞ!!……おい待て、キヌタニ?てめえのグラスに残っている物は何だ??」



 全員、キヌタニのグラスに視線が移る。

彼のグラスには確かに動き続けている心臓だけが残っていた。

どうやら酒だけを飲んだらしい。



「こ、こんなの飲めないよ……!」



 キヌタニは顔を真っ青にして震えている。

本当に飲みたくなさそうだ……。



「いやダメだ、改名式の見届け人として何が何でも飲んでもらうぞ。」



ヤムチャは立ち上がってキヌタニに近づき、よく分からない酒を手に取ってグラスに注いだ。



「ちょっ!すごく強いお酒の匂いがするわよ!!」



キヌタニの隣に座っているミーシャが叫んだ!


 そしてすぐ、俺の所まで確かに度数のきつそうな酒の匂いが漂ってきた。

この匂いだけで酔いそうだ……。



 遠目で酒のラベルを確認したら『スピリタス 96%』と書かれていて……おい、何て物を持って来たんだ……!!



「飲まねえと言うなら力づくでも飲ませてやるぞ……!」


ヤムチャはそう言うと左手の二本指でキヌタニの鼻を塞ぎ、残りの指で口を開かせた!



「はがががっ!!!!!」



そして右手でグラスを持つと中身を一気に口の中に流し込みそのまま口を閉じた!!


「ぎゅーー!?!?!?」


キヌタニは口を閉じられながらも泣きながら悲鳴を上げている!


……あの度数の酒を一気に流し込まれるのは……さすがにちょっと同情するな。



 そしてその状態が30秒ほど続く中、みんなはその様子を黙って……いや、シンタローはクスクス笑いながら、エリスは半分いびきをかきながら見守り、ついにキヌタニの喉が動いた。



「やっと飲みやがったか……やれやれ、手間かけさせるんじゃねえぞ。」


「ううう…………っ。」



キヌタニは既に死にかかっているが……死ななくて良かったな。



「それじゃあ、変な余興が入っちまったが……みんな酒を注ぎ直すとするか。」


「もう、早く口直しさせろってwww」


「そうだね、もう喉が生臭くて限界だよ!!」


 シンタローがみんなも考えていただろうことを口に出す。

特にボ……くじらんは早く口の中をリセットしたいだろうな。



 やれやれ、しばらくは名前を呼び間違えないか心配だ。

だが、本当に今日という日はめでたい!!それだけは間違いない!!



「では改めて電気の復旧と、くじらんの誕生を祝って……乾杯!!!」


「「「「「かんぱーい!!!!」」」」」



 読者の皆さんもくじらんと一緒に魚の心臓を飲んで頂けたでしょうか?

まだ飲んでいない方はヤムチャによってスピリタスのおまけ付きで強制的に流し込まれるので早く飲んだ方が身のためですよ?



 スピリタスを一気に流し込まれたら大火傷しそうですが……キヌタニはよく頑張りましたね。

あ、彼は最後の「かんぱーい!!!!」には参加できていません。

もう力尽きてしまったのでしょう……。



 真夏に電気がないのは辛いですよね……。

特にアイスがすぐに溶けてしまうのは……、え?アイスよりも熱中症の心配しろって??

100エーカーの森ではアイスが最優先なんです。


 例えエアコンが壊れてもアイス売り場さえ機能していれば何とかなるというのが森の住人たちの考え方なので早く慣れてくださいね!!



 二週間連続で一日20時間も働いたら気が狂うんではないでしょうか……?

現実だと残業代がとんでもないことになりそうですがエリスは無給なので……。


 ※ちなみに、『次回予告 その2』には20時間労働中のエリスの貴重な睡眠時間にシンタローがやって来たという裏設定がありましたww

だからあれほどまでに彼女は寝ようとしていたんです!!



 次回からはまた新たなストーリーが幕を開けます。

……さて、彼らはどんなバカなことをやらかすのでしょうか?

作者にも予想がつかないですが読者の皆さんも予想してみてください!!

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