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100エーカーの森の悲劇  作者: カンナビノイド¢39
第1.5章 ツアーガイド(我が真名はゲームマスター!!)の極意
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次回予告 その2

 次回予告と言う名の茶番第二弾です!

興味が無い方はスキップするのもいいでしょう。



 恐らく1.5章から一週間くらい経った日のことなのでしょうが、相変わらず本編とは一切関係がありません。

なので、また別の世界線の話だと思ってください。


では、次回予告をあの二人にお願いするとしましょう!

とある日のこと……。




「おーいエリスー、起きてるかー?www」



 シンタローは勢いよく真っ暗な集会所のドアを開け放った。

しかし、建物の中は静寂に包まれていた。



「あれ?もしかして死んじゃったのか?ww」



彼は電気のスイッチを点けて集会所に明かりを灯した。





「ぐへへへ……スターク、逃がさないわよ……。」



すると、集会所の主はベッドに横たわって寝息を立て……いや、変な寝言を言っていた。




「おいおいwwwいつまで寝てんだよww早く起きろってww」



シンタローはエリスに近づくと彼女の額に強烈な往復デコピンをし始めた!



「むにゃあ……??んん……ーー!?!?痛い痛い!!なああああ!?!?」



エリスは目を覚ましたかと思うと、状況を理解できないまま驚いてベッドから転がり落ちた。




「あたた……い、一体何が……??」



そして痛みで頭と額を押さえた。



「全く……そんなんじゃ森に侵入者が来た時に一瞬で殺られちまうぞwwww」




シンタローはバカにしたように笑った。




「その声……よしだくんじゃないわね……?シンタロー……?て言うかもう朝なのぉ……?今何時なのよぉ……。」



「ああ、もう朝の三時だwwwだから早く起k……」

「おやすみー。」



エリスはシンタローの声を最後まで聞かずにベッドに登って二度寝を始めようとした。



「いやいや、ちょっと待てってww」



シンタローは笑いながら力ずくで彼女をベッドから引き剥がした。



「もー……レディを寝込み襲うなんて何事よ?ふぁ~あ……。」



彼女は、とてつもなく眠そうに欠伸をした。





「いや実はな、さっき目が覚めたら、玄関のドアに変な紙が挟まってたんだよなーwww」



シンタローはその変な紙を差し出した。





「んー……?『集会所に来るように。用は来れば分かるであろう。』……どういうことかしら?」


「あ、ダイニングテーブルの上に紙の束が置いてないか??www」




シンタローはテーブルに駆け寄ると、紙に書かれている内容を確かめた。





「えーと、『ここに書いてある原稿を読み上げるように』だとさwww……あ。」


「えっ……それって。。」





「「………………。」」




 二人の背中に悪寒が走った。

きっと前回の次回予告のことを思い出したのだろう。






「……まあ、やるしかないわよね。やらなかったらそれはそれで落とし穴行きだろうし……。」



「そうなんだよなあwwww」



二人は観念して原稿の置かれている席に着いた。




==========




 ……ボールというニートがいなくなってはや二週間、100エーカーの森は平和に包まれていた……。そしてある日……森の愉快な仲間たちは遠足がてらお宝探しの旅に出た。




==========




「……って、ちょっと待てーーい!!!」



エリスが突然原稿を読むのを止めた。




「これ前回と同じ原稿じゃない!!あのクソ作者は何を考えてるのよ!!!」


「さすがにちょっとなあ……ん?その原稿の後ろにまだ何枚か原稿が隠れてるぞwwwえーと、何だって……?」




==========




……ヤムチャ王国物語!!(仮称)




・ヤムチャを筆頭にして森の中を冒険していくリアルRPG。

エリスとよしだくんは体力低め、ミーシャとボールはやや高く。


・ヤムチャはどんどんレベルアップさせていく。


・駄菓子屋をHPの回復ポイント、拠点として立ちはだかる障害や敵と戦っていく。


・状態異常もいくつか取り入れたい。




==========




「おいおーーい!!!今度は何なのー!?」



エリスはその原稿をビリビリに破いた!




「どうやらこれは1.5章のメモ書きを間違えて原稿に混ぜちゃったみたいだなwww」


「ほんっっとうにいい加減な作者ね!!キヌタニみたいな奴だわ!!……はい、気を取り直して次よ、次!!!」




==========




…………今日買うもの

柔軟剤、オクラ、胡麻油、制汗剤、USBメモリー、タッパー、レポート用紙




==========




「買い物メモーーーー!!!!て言うかこんな買う物のジャンルバラバラで、一体こいつはどこに買い物に行くつもりなのよ!!!……ムシャムシャ!」



エリスはその原稿を食べ始めた!



「いや、最近マジで暑いし制汗剤は大切だろww」


「ゴックン!!そういう問題じゃないわ!!大体、まともなことが書かれてる紙が一枚もないじゃない!!」



エリスは今度は原稿で折り紙を始めた。



「確かに余計なものばっかだが……一番後ろにあるこれ、本当の原稿じゃね?www」




==========




…………スタークは住む場所こそ変わったものの相変わらず怠惰な日々を過ごしていた。


そんなある日、地上からかすかにこんな声が聞こえてきた。





「俺たちをお宝が待ってるぞー!!!」


「うるさいわねえ……何で私まで。」





それを聞いたスタークはそれから紆余曲折あってピンチに巻き込まれてしまう!!



「ぐっ……はぁはぁ……な、なぜ、……俺が……こんな、目に……。」



そこに現れた森の住人たち、さあスタークどうする??




==========






「確かにまとも……かどうかも微妙な原稿だけども!めちゃくちゃ短いし!!おまけに紆余曲折……随分いい加減じゃない!!」


「まあまあww全部喋っちゃったら告知じゃなくなるし、今までの原稿の中じゃ一番マシなんだよな……何でこれが一番マシなの?ww」



エリスは原稿で作った紙飛行機を適当な方向に投げた。



「じゃあ、俺たちの仕事は終わりか??www」



シンタローはもう一度原稿をペラペラと捲っていた。



「別に終わりじゃなくてももういいわよ。私は寝るわ~。」



エリスは心底疲れて眠そうな顔をして、そう言い終わらないうちからベッドに潜った。





「あれ?さっき見た時にこんな紙あったっけ?」



シンタローはテーブルの下に落ちていた一枚の真っ黒な紙を手に取った。






『さあ、お楽しみの時間だ!』






その紙には赤い字でそう書かれていた。




「……えっ?マジで気味が悪いなwww」



シンタローがそうやってひきつった笑いを浮かべていた時だった。




「フギャ!?何!?ベッドが傾いて……!!」



 シンタローがエリスの方を向くと、彼女が横になっていたベッドが一人でに傾いて彼女を転げ落としたではないか!!

彼女はそのまま床で悶えていた。




「痛いわよぉ……何が起きて……」


「エリス、避けろ!!!www」




ベッドは傾くどころか、そのままひっくり返ってエリスの真上にまで来ていた。




「……えっ!?!?ムギュッ……!!」







「あー……ダメだったかww」



ベッドはそのままエリスを下敷きにして動きを止めた。




「た、助けて……ぇ……。」

「スマン、無理だわ!!w」




シンタローはエリスを見捨てて全速力で集会所から逃げようとした。



 しかし彼がドアを開けた瞬間、頭上からジンギスカン用の鍋が降り注いだ!!

漏れなくシンタローの頭にクリーンヒットしてガッツーン!!というものすごい軽快な音が響いた。






「いや……この展開、必要なの……?www」



シンタローは後ろにひっくり返り、白目を剥き、笑顔を崩さぬまま気を失った……。






おしまい。

 一応言い訳だけしておきますね…………。

2章ではなく1.5章にしたのは短編にしようと思ったからです。



 だがしかーし!!

何の計画性も持たない作者は話を膨らみに膨らませた結果…………


 1章よりも話を長くしてしまったのでしたーーー!!!

どうしてこうなった…………。



 なお、ヤムチャ王国物語は一番最初に思いついた没案です!

ヤムチャが暴れるだけのRPGになっちゃうもん……。

状態異常なんて酒酔いくらいしかないだろうし()



 大学で研究室の実験ノートに買い物メモをうっかり貼りつけてしまったことがあって……。

いや無意識にやったとはいえ、発見した時、あれはとても焦りました……。

何はともあれ、E〇ONに行けば何でも揃いますから!(行ったことないけど)



 ところで読者の皆さん、100エーカーの森のカオスにはついていけているでしょうか?

ついていけてなくても全然大丈夫です。


 むしろついて来れているなら逆にその人の心情が心配になります。

お願いだからついて来ないでください。(???)




 どうにかこうにか、やっと2章が始まってくれそうです。

2章ではまた新たなカオスを引き起こす新キャラに期待していてください!



それまではせいぜい現実の世界で平和ボケしていると良いです。



……冗談です、読み応えが無くなるので平和ボケしててください。お願いします!

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