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100エーカーの森の悲劇  作者: カンナビノイド¢39
第4章 悲劇の寸法線
114/162

次回予告 その5

この予告もとうとう五回目ですか……。


四章があんな重い終わり方をしたので今回の次回予告はどうしようか随分と悩みました。


結局、いいアイデアは浮かばなかったのでストーリーが崩壊しております。


通常運転で本編とは一切関係がない内容となっておりますのでご了承ください!

「あれ……俺はどうしてここに……?確かフジモンを探しに森の中を走ってたはずなんだけど。」



くじらんはどういうわけかエリスの家のシェルターにいた。




「何だか急に空間が歪んで……吸い込まれたような感覚があったけど……いでっ!!!」



考え込んでいた彼の頭上から何かが降ってきたようだ!!



「ん?あ、あれ??wwwくじらん?て言うかここって……どうなってんだ???www」



非常に狭いシェルターの中にシンタローも突如として放り込まれたらしい。



「……ねえ、重いんだけど!どういうトリックを使って俺をここに呼んだのか知らないけど早く降りてくれない???」



「あ、めっちゃ自然に乗っかってたわwごめんごめんwww」




シンタローはくじらんから飛び降りた。



「それで……俺たちは何でここにいるんだ?www」



「えっ、シンタローの仕業じゃないの!?」


「ちょっと待ってwww俺を何だと思ってるの?ww……じゃあ誰が?」



そんな時、くじらんはシンタローの背中に貼り付けられている紙の束を発見した。



「あれ?これ何だろう??(ペリッ) えーと……『次ページからの原稿を読み上げなさい』って何のこと……?」



酷く困惑しているくじらんのその言葉を聞いたシンタローは背筋が凍り、背中には霜が降りた。



「シンタロー……?すごく寒そうだけど……風邪ひいちゃうよ?」



「くじらん……とても残念なお知らせだがな、それはもう風邪をひくどころの騒ぎじゃねえよwww」



シンタローは白目を剥いて涙を流しながら笑っている。



「んーーと……それはどういう表情なの……?」



「まああれだ、俺たちはこの後100パーセント死ぬぞ?www」



シンタローは笑ったままとんでもない発言をした……。




「えっ……えーーー!?!?何で分かるの!??」



「そりゃもう四回も死んでるからなwwwいや、安心しろ?死んだら元の世界に帰れるからwww」


「いやいや、四回も死んでるってどういうこと!?て言うか元の世界って何なの!?!?」



次回予告の度に犠牲になっているシンタローはもはや死に慣れているようだ。



「いやー次回予告の原稿を読み終えるとな、何かと不思議な力が働いて死んじゃうんだよなーww」




「それだったら……読まなければいいんじゃない?」



「そうやって前回、原稿を読むのを拒否したら氷漬けにされて、最終的には集会所ごと木っ端微塵にされちゃったんだよなーwww」




「…………。」



 くじらんはシンタローの言っている意味を半分くらいしか理解していないが、どうやら希望が1ミリも存在しないことは察したらしく、この世界の存在意義について考え始めた。



「まあ死んでも生き返るし、考えても仕方ないぜ?wwwさあ、原稿を読むとするか!ww」




ーーーーーーーーーー


エリスはこの世界を俯瞰していた。



「駄菓子屋のアイスにふかふかなベッド、そして……。」



スタークは部屋の隅で三角木馬の上に縛られていた。



「あなたがいれば何もいらないわー♪♥」



100エーカーの森は二年前に改名しスターク王国となったのだ。



 その初代元首であるエリスはこの王城……『ダガ=シーヤ』でぐうたらな日々を過ごしていたのであった。



何故100エーカーの森はそんなことになってしまったのか?



時は王国の名前となったスタークによるダガ=シーヤの不法占拠まで遡る……。





 スタークはこの日もアイスを求めてダガ=シーヤを訪れていた。

しかし、彼を出迎えたのは空っぽのアイス売り場と商品棚だった。



「おい!ゴミ店主はどこだ!!俺様に献上する売り物を早く出せってんだよ!!」



そう叫んでもゴミ店主、キヌタニは姿を現さなかった。



その代わり……、



「あーー!スタークじゃない!!♥ずっと会いたかったのよぉ!」


「この不快な声は……!うぉい!!何しやがる!!!」



 背後から突然エリスが出現し、スタークが文句を言う隙も与えずに彼の手足を縛り上げて身動きを取れなくしてしまった。



それから……スタークに対するエリスの拷問は三日三晩続いた。



 ある時は背骨をガスバーナーで炙られ、またある時は奥歯をディープキスで抜かれ、さらには腕の筋肉を抉り取られてエリスに食べられたりした。



「も、もう……限界だ……。あ、あ、、ぐぉぉぉぉーーーー!!!!!!!」



そんな時、スタークの体で爆発が起きた。


彼の本能が開花して命を守らんがために生体エネルギーが暴発したのだ!!



 その爆発は地球の半分を巻き込んで、ダガ=シーヤ以外の全ての土壌と海洋はマグマの海に飲み込まれた……。


ーーーーーーーーーー




地球の半分を牛耳ったエリスは今日も二人だけの世界で平和に拷問を嗜もうとしていた。



そんな時、ダガ=シーヤに警報が鳴り響いた!!



「何よ!!これからお楽しみだっていうのに!!!!」



エリスは窓から外の様子を窺った。




「スターク王国の君主、エリスよ!!我こそがYamucha Kingdomの王、ヤムチャだ!!我らの故郷が奪われてからはや二年……泥水をすするような思いをしてここまでやって来た!」



何とマグマの海の上を数百の鉄で出来た船の艦隊がこちらに向かって進軍して来ている!!




「げっ!や、ヤムチャ!?これは一大事だわ!!」



「今日は里帰りに来た!!!さあ、俺たちの森を返してもらうぞ!!」



100エーカーの森を占領してしまった二人の運命やいかに!?



100エーカーの森の悲劇 5章

           ~ヤムチャ王国物語(仮)~


ーーーーーーーーーー




「えっと……これは一体……?」



原稿を読み終えたくじらんは非常に困惑していた。



「うーん、内容はともかくとして無駄な前置きがなかった分、今までの中では一番まともな次回予告だったなwそれにしても、ヤムチャ王国物語って……1.5章の時に没にしたやつじゃないの??ww」



「いやいや、今まではもっと酷かったの!?」



「今までは買い物メモとか、バグ技使ったシェ〇ミの捕まえ方とか……小説とは全く関係ない内容が入ってたからな!ww」



「そ、それは読まなくていいんじゃ……?」


「さーて、今回はどんな死に方をするのかな?wwww」





ゴゴゴゴゴゴゴ……。


突然、爆音と地響きが始まった!!




「な、何だ!?また隕石か!?www」




ダダダダダダ!!!!


巨大地震が二人を襲う!!


シェルターの入り口がガシャンと凹んだ!!



「うわあああ!!シェルターが壊れるー!!!!」




…………。



……………………。




「あれ?もしかしてあのアホ作者、殺り損ねた……!?www」



振動と轟音は収まって、シェルターの中には静寂だけが響いている。



「し、死なずに済んだのかな?とりあえず外に……あっつ!!!!」



くじらんがシェルターの扉に手をかけた瞬間、あまりの熱さで後ろに飛び退いてしまった!



「ぐへっ……お、重いwwって、扉に触れないほど外は灼熱地獄なのかもな……ww」



「どうしよう?外の様子が落ち着くまで待ってみる??」


「そうするかwww」






一日経過……。



「うーん……まだ外へ出られそうにないかも……。」



「いや、一体どんだけでかい隕石が降って来たのよwww」






二日経過……。



「いつになったら外に出られるのかな……?そろそろポテチが食べたいのに!」


「こんな暑くて汗かくのに水よりポテチの心配かよ!!wwwさすがくじらんだなww」




「それにしてもやることがないな……あれ、まだ原稿に続きがあるみたい。」



「えっ、読み終わってなかったのかwwそりゃ、作者も手を下さないわけだwww」




ーーーーーーーーーー


まあ、今までの次回予告は冗談で……。




「冗談だったのーー!?!?」


「いや、そのくだり前にもやったぞ!!!wwww」







※ここからが本当の次回予告です!!





キヌタニという住人たちの大黒柱を失ってしまった100エーカーの森……。



そんな森を見限ったスタークを含む五人の人間が外の世界への脱出を試みる!!




しかし、そこに立ちはだかるコルクという女性……。


さらには彼らの中に裏切り者まで!?




「いいか絶対に派手な行動をとるな!!奴らに見つかったら……!!」



「どうして貴方がここにいるのかは分からないけど、とにかく今は私を匿って欲しい!」



「こうしないと……僕は自分が許せないんだ!!!」



「てめえら全員うぜえんだよ!!とっとと俺様の前から消えやがれ!!!」



「ついにここまで来れたか……ならば私も最後までお供するぞ!」




彼らは混沌とした100エーカーの森から抜け出して平和な日常を手にすることが出来るのか?





「何もしないでただ見てるだけなんて絶対に嫌だ!!!」



「どうして……どうしてみんないなくなっちゃうのよっーー!!」



「こ、これは……100エーカーの森……懐かしい風景だ……これは一体……?」



「そうか……そうだったんだな……。全部、俺が……原因……だったのかよ!!」




そして100エーカーの森に隠された誰も知らない真実とは……。



真の悲劇が森の住人たちに容赦なく襲い掛かる!!



彼らは悲しき真実に耐えられるのか!?





「僕はこの森を救いに行ってくるよ!!!」



二度死んだキヌタニの正体は?



彼の森が焦土になるという予言は的中してしまうのか!?





「ここまで、なのだろうな……では、私が知っている全ての世界の話をするとしよう。」



未来から来たキヌタニを殺害してまで守りたかったチッダールタの秘密とは!?




「未来を生きるのは私か、あなたたちか……さあ、決着をつけましょう?」



100エーカーの森の悲劇 5章

           ~タイトル未定~


ーーーーーーーーーーー




「た、タイトル未定……?変なタイトルだね。」



「いやいやそれはタイトルじゃねえって!wwやっぱりこの作者何も考えてねえな!!www……っと、あれ?原稿終わりなんだけど??wwwお決まりの罰ゲームは??」


「いや、そんなの要らないよ!!!」




と、騒ぎ立てる二人をよそにシェルターがゆっくりと傾き始めた!!



「あっ、罰ゲームが始まった感じ?www」


「どうしてシンタローはそんなに嬉しそうなの!?」



ところがシェルターは再びゆっくりと元の位置に戻った……。




「待って、何なのこれwwwめっちゃ焦らしてくるじゃんww」



この日も結局、度々シェルターが傾くだけでそれ以上何かが起きることはなかった。






三日経過……。



「思ったんだけどさ……この噓の次回予告みたいに森全体がマグマの海になったんじゃ……。」




「そんなこと……あるかもなw集会所が空を飛ぶくらいだしwwじゃあこのシェルターは今、マグマの海を漂ってるってことになるのか、ウケねえな……ww」




「…………。」


「…………。」




「いや、俺たち詰んでね???wwww」


「どうするの!?外に出たら絶対に助からないよ!?」



「まああれだ、次回予告に倣えば二年経ったらヤムチャが来て元通りにしてくれるだろ!ww」




「えぇ……水も食料(ポテチ)もテレビもないのにこんな狭い所で二年も過ごせるかな……?」


「そこは気合で頑張るんだよ!!根性見せようぜ??www」





七日経過……。



「…………。(白骨化)」


「…………。(白骨化)」



おしまい。




 ※スターク王国の次回予告は本編の次回予告とは一切関係ありません。

と言うわけで今度は本編にてお会いしましょう!

冷静に考えてください。


鉄の船がマグマの海を渡ることが出来るでしょうか?



答えは否!!


絶対に鉄は溶けます……。


タングステンとかにしておけば良かったですかね?



 こんな下らないことしか書けないくらい、もうネタが切れました……。

なので裏話でもしようかと思います。




実はこの小説、もともと前書きと言うものを付けてませんでした。


 それを半年くらい投稿をお休みして誤字脱字のチェックも兼ねて、一章の初めから四章の終わりまで全部のお話で前書きと後書きをつける作業をしていたのです!!



 今ここで書いているものがその作業の一番最後の部分にあたるのですが……。

正直書くネタにする物が本当にない……これが本心です。


 そして作業が終わりようやく投稿が再開出来る!!というタイミングで作者はもう活字を見たくなくなりました……。



 続きはそれなりに書けているのですがこの作業が嫌です!!

なので私がやる気になりましたら今度こそ投稿を再開します……。


以上、裏話でした!今度こそ本当に本編でお会いしましょう!!


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