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君の心に愛は必要か  作者: 小野あんず
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愛情という水がなければ育つことなどできない

私の話をしようと思う。

ただ、私の話をする上で欠かせない人達の話も交えながらしていこうと思う。


そう、私の生まれた家は、世間一般でいうところの裕福な家庭だった。

教員の父と役所の職員の母の元に生まれたのだから、きっと誰しもが羨む家庭だったと思う。

公務員で安定している。

お金で苦労しない。

そんなイメージを持たれていた。


しかし、私が生まれる前からあった我が家の現実。

それは、父の借金であった。


母が父と結婚したその日の夜、父が母に告げた言葉が「借金がある」であった。

母はそれまで一切知らされておらず、いくらあるのかと問いただすと500万円はあるということであった。

この時離婚のことが頭を過ぎったそうなのだが、結婚式に出席してくださった方達の手前、すぐに離婚とはならなかった。

それが母の、ひいては私たち家族の不幸とは、この時はまだ誰も知らないのである。

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