撃退!爬虫類人間(レプタリアン)
ビシッビシッ!!
爬虫類人間の振るう鞭が奴隷となった地上人類の背中へ飛ぶ。
大都会の真ん中に、巨大なピラミッドを建てるという新大統領アズラ.マズタの立案が実行された。
市民A『こんな重労働を強いられるくらいなら死んだほうがましだ!』
市民B『めったなことは、口にしないほうがいい……餌にされるのが落ちだ』
市民A『奴等は、人間の遺伝子を操作して自分たち好みに改造し兵士にしたりするらしい。』
『超古代にシュメール文明をもたらしたのも奴等だ!』
爬虫類人間の統治元年記念の大きなオベリスクが広場に立った。
漆葉大地『ここが、奴等の地上のアジトか!』
大地は小型化された携帯タブレットを操作してオベリスクに照準を合わせた。
救済の勇者、大地の指がタブレット上を素早く動く。
漆葉大地『新大統領アズラ.マズダ!』
『俺の声が聞こえるか!』
大地はリモートビューイングでピラミッドの内部にいる新大領へ自分の意思を飛ばした。
『奴隷となっている太陽国の人々を開放しろ!』
『もし、この要求を、のめないのなら気象兵器 の力を見ることになるぞ!』
新大統領アズラ.マズダ『わたしは、世界統一政府の大統領だ!』
『お前のような、テロリストなどに決して屈することはない!』
漆葉大地『爬虫類人間!、地上人類のハンパネエ~科学の力を見て驚くな!』
オベリスクが無重力状態となり、空高く舞い上がった。
そのまま青空で緩やかな円を描きピラミッドの頂点目掛けて落ちていった。
新大統領アズラ.マズダ『まさか……ニコラテスラのフリーエネルギーか!』
オベリスクはピラミッドの頂点の真上で空中に浮いている。
新大統領アズラ.マズダ『お前の要求をのもう!
早くオベリスクをピラミッドの真上からどかしてくれ!』
大地は小型端末タブレットを操作して、オベリスクを元の場所へと戻した。
ピラミッド建造に駆り出されていた多くの太陽国民に自由が与えられた。
市民A『ありがてー!』
『俺たちのヒーローが現れたぜ!』
市民B『あれは、何だ?』
遠隔操作で動くドローン兵士の隊列がメインストリートを移動している。
開放された人々が爬虫類人間の餌食にならないように、護衛として付けられた。
その時、三角形のUFOからドローン兵士目掛けてプラズマ光線が放たれた。
次々に、プラズマ光線により、爆破されるドローン兵士。
逃げ惑う奴隷となっていた太陽国民。
爬虫類人間と地上人類の戦いの火蓋は切って落とされた。
北の空から六角形の編隊が近付いて来る。
失われた十部族の末裔王子、ミトラまたの名を太陽神アポロンの化身。
太陽の矢と呼ばれる光の閃光が三角形UFOを直撃する。
ひとつの三角形UFOが閃光を受けて墜落した。
あわてた様子の三角形UFOの群れは、あたふたと撤退を開始した。
水戸等と漆葉大地がガッツポーズで声を合わせて叫んだ。
『地球人類の自由と幸せな未来は俺たちが守る!』
漆葉大地『いっでも、かかっこい!』
水戸等『相手になってやる!』
二人の勇者の誕生に人々の間から歓喜の声が上がった。