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七人いる  作者: 山本正純
第二章
13/25

取引

 午後六時二十五分。道庁赤レンガ庁舎。

ここでは多数の警察官が張り込んでいた。幸いなことに営業時間が終わっていたので観光客はいなかった。つまりこの場には警察官しかいないのだ。その場に椎名社長の姿もあった。椎名社長は赤レンガ前に立っている。その時海原の無線に報告が届いた。

『海原警部。怪しい女が取引現場周辺をうろついています。身長は160cm前後。服装は黒い半そでシャツです。その女性は三十分前からうろついています。職務質問をしますか』

 海原は考え込み、指示を出した。

「その女を尾行しろ」


 犯人との取引まで後一分という時だった。周辺を張り込んでいた警察官が白い煙が出ている箱を発見した。その箱には紙が貼ってあり、こう書いてあった。

『さようなら。椎名社長。あなたの時代は終わった。透明人間』

 時刻は午後六時三十分。その箱は突然爆発して、発見した警察官は軽い火傷を負った。張り込みをしていた警察官は次々に集まった。火傷を負った警察官は海原に最後の力を振り絞り報告した。

「爆弾を見つけた。その紙にはさようなら。椎名社長。あなたの時代は終わったと書いてあった」

「もういい。しゃべるな」

 その警察官は気絶した。

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