序章
結構複雑な話になると思うので、分かりやすいように大まかな話の流れを一話で。
本題は次の話からじゃんじゃか書いていきたいと思います。
引き付けられるような話をどんどん書いて行きたいと思います。
成績は学年最下位。
しかし、周りにいる奴らがどうも馬鹿に見えて仕方ない。
考えた末、こんな結論に至った。
勉強=頭がいい ではない。
頭が良くない奴はこの世に不必要だと。
しかしそこでまた疑問が浮上した。
僕は頭がいいのか悪いのか。
この世に不必要か必要か・・・。
2040年
2040年現在、人類の存亡は危うくなっていた。
人口が爆発的に増加し、世界人口は300億人に。
日本だけでも10億人。
世界のどこに行っても、すし詰め状態。
10年後には人口は450億人を突破し、酸素が足りなくなると予想されている。
そして、このままではまずいということで、世界の学者やら頭の良い人が集まって会議が開かれた。
今後人類を存亡から救う会議である。
その会議の結果、こんなルールが世界で定められることになった。
「人口を減らすために、頭の良い人を厳選する。そして厳選された、選ばれし者のみで未来をつくる。しかし、頭がいいというのは勉強が出来る人を指しているわけではない。根本的に頭が良い人だ。だから、勝負(心理戦や頭脳戦のようなもの)をしてもらい勝者のみに生きる権利を。敗者には死を。」
要するに、勝負をして頭の良い人を厳選して人口を減らす。
しかし、これはまさに僕が考えていたことと同じ。
馬鹿は死ねって事だ。
はじめは反対の声が圧倒的であったが、取り返しのつかない状況である今、
このルールを定めて、人口を減らすしかなかった。
これまで人類が作り上げてきた法律や憲法。人権を完全に無視しているが、
わがままなんていってられないのだ。
世界中の人がそう考えるようになった。
もう、秩序とかそういうものは一切ない。
皆が皆自分が生き延びることしか考えていない。
僕もその一人であった。
もしかしたら、家族や大切な友達が勝負に負けて死ぬかもしれない。
しかしそれは、仕方あるまい事だ。
家族だろうと友達であろうと、馬鹿であれば死ぬべきだ。
酸素の無駄だし、一緒にいるだけで疲れる。
僕は学力は悪いけど、馬鹿なんかじゃない!!
僕が馬鹿でないことを証明するのには、良い機会だ。
絶対にやってやる!馬鹿じゃないことを知らしめて、未来を創造するんだ!!
次の話をお楽しみに。