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【プロットタイプ】鳴かぬ蛍が身を焦がす

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/08/16

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。


久々に攻めたの書いたわ。

なんかちぐはぐだよね。


酒好きだけどすぐ酔っ払うみたいな。

規則正しい生活も、気を付けられた食生活も、私にとってはある意味無意味なものなのかも知れない。制限しかないこの人生に、一体どれ程の価値があろうか。


夏季休暇が終わる二日前の夜、納めと言わんばかり俺の寝室に潜り混んできた。触りたがらない俺に変わって、ベタベタと身体に触り、ズルズルと布を剥がす。

欲に際限はない。求める物に加減もない。ただ酔狂のままに、気を狂わす。

「瑠衣たん、ちゅーは?」

「瑠衣たん、もっとこうさぁ……」

何時も以上に注文が多い。何時もは勝手に触りまくって勝手に満足して寝る癖に、今日はそういう気分では無いらしい。口をへの字に曲げて、不満を垂れ流す。

触られるのが嫌いなのは此奴も分かっているはず。だからこうして今まで許して来た。だが。

「愚痴るなら追い出すかんな」

勝手に済ませるから、許している面があるという事を忘れたとは言わせねぇ。

「……私、加虐趣味で、被虐趣味なんだけどさぁ。あー性癖イカれてるんだけど。だから……」

知っている。何度も聞いた。というか、忍び込む度に言ってるだろ。それ。

言いたいことが、あるらしい。ただなんと言うか、らしくもなく理性が働いているらしく、もごもごと口篭っているようであった。

勝手に入ってきて、勝手にベタベタと人の体を触りまくって、今更何を恥じらうのか。理解し難い。そう思うのは、何も俺だけでは無いだろう。

「もっと攻められたい」

「やっぱ追い出すか」

「そうじゃないっての!! なんなん? 瑠衣たんの本棚に私が選んだティーンズラブの小説入れ替えどきゃ良いの? それとも何か? 安っちぃB級スポット、テレビで流しゃええんか? 瑠衣たん、もっと勉強した方が良いよ」

今日はうざったいぐらいによく喋る。だがなんと言うか、肝心要のところは巧妙に躱しているというか、やはりはぐらかしている様に思えるのだ。

「お前、今日は矢鱈滅多にはぐらかすな。言うなればいつも以上に面倒臭い。此方もある程度は譲歩するが、お前、それに甘んじ過ぎじゃないのか?」

そう言うと、非常に困惑した顔をして、大きな溜息をついて、其からおずおずと口に出し始めた。

「今はもっと触って欲しい。引っ掻かれるの、好き。あともうちょっとその……。耳に……。あとその……この間の……君にノリと勢いで渡した……」

「ん」

あぁなるほどな。言ったところで、どうにもならず。利益の回収が出来ないからそんな態度なのか。此奴にとっては負け戦というか。


行動に移すより、言葉にする方が恥ずかしい。なんて事がある。どうにも私はその傾向が強く、恥かしいければ恥かしい程、啼かない。啼いた途端、現実に戻る気がして、啼けない。

其れはある意味で、鳴かぬ蛍が身を焦がす、という事にしておいて欲しい。

「何も忘れてた訳じゃねぇよ。お前が読ませようとしてたティーンズラブ。あの最初から最後まで濡れ場しかねぇやつ。そういうの望んでんのは分かる。

でも仮に其れをして、お前は持たないだろ」

可愛がられているとは思っている。今だって、かなり譲歩をした上で、本人なりに考えて触れてくれている事は分かっている。だからあれは……私のどうしようもない我儘であった。

「ほら」

皮膚が焼ける感触。デコルテから、首までまで毛穴ガ開く感触。私の限界を感じて、相手は触れる手を止めたにも関わらず、蠢く渦は止まることを知らなかった。

「第一、堪え性なんて物から遠いところに生きてやがるのに。八割で撤退しようとしても、残り二割はお前だってどうにもならない本能的な部分が勝手に上り詰めるのに。

なぁ? どう思うよ、千房鏡花サン?」

神経系が過剰発達した今に、皮膚が触れるか触れないかの瀬戸際で、指先が弾く。

「……痛い……。ぅ……いたぁい……。ぅ……ぐす……痛い……」

叩かれたとも、ナイフで裂かれたとも違う刺激。ただ火傷して、治り掛けの部位を悪戯につつかれた様な刺激。咄嗟に目を見開いてグズった。

「もう分かったろ? 分かったら寝ろ。もう焚べる薪も熱もねぇんだから」

そう言われて、ただグズったまま、しくしくと泣きながら、しがみついて寝た。

夢から醒めて、また夢を見る。求めていたものを叶えるには何もかも足りない。


毎日同じ時間に寝て、起きて、栄養価を考えたものを食べても、どうにもならない体質というものは存在する。俺がそうであったように、鏡花だってそうだ。

自律神経が乱れやすい理由なんざ五万とあるだろうが、此奴にとってある意味大部分を占めているのは刺激への弱さじゃなかろうか。

些細な刺激、不快感に過敏。 例えば最近だと、クーラー設定温度二十七度でも寒いのか長袖靴下だし、くしゃみ連発するし、そのくせ『何時ものことだから』とか無理するし。

それと対になる様に、京楽にも弱い。一度上がると上がりっぱなし。ただ目を蕩けさせて、さっさと落ち着く為に今みたいな行動に移す。

だからこそ、俺の知らないところでもかなりの制限を掛けている事は分かっている。

「お前、本当に分からねぇな……」

焦らされたいくせに、堪え性ねぇし。かと言って、理性吹っ飛ばして溺れ続けることも出来ねぇし。

あのー私だけかな。

口に出すくらいなら、いっそ行動した方が早い。

とか思ってしまうの。

だから台詞書く時は割と苦労する。


其れを言ったところで、自分が恥かくだけで、なんもならない。みたいな事が多かったからかな。

今回もそれだから、『負け戦』なんですが。


瑠衣と鏡花と関係って、なんか複雑なんだよね。

確かに瑠衣はモラハラクソ野郎だけど、それだけじゃないってか。鏡花だからそうしてるってか。

瑠衣なりに譲歩した上で、そうしていると言うか。

鏡花も其れを分かっているからこうして甘えて過ぎる面があるってか。


其れはそれとして瑠衣はドSだと思ってる。

鏡花は気分でクルクル変えるけど。

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