〜調査開始〝アテラス側サイド〟3〜
【ヴェルト】達御一行は一番大きな歪みの世界の外側に来ました。
【ヴェルト】は
[なんだ………!この歪みは……。こんな事になってる世界等見た事ないぞ………!]と…創生神の彼でも今迄聞いた事も見た事もない状態だったのです……。
【ミリューノ】も
[確かに……それにこの歪みから様々な欲望かしら…??負の感情かしら……??それをとても感じるわ……。]と……。
【ガイーアル】は
[こんな物が数々の∞にある世界全てにあるとしたら、【魔の世界の〝者〟】達を侵入させる事になり、消滅する世界や神々の数は数えきれなくなるぞ……。]
【アテラス】は
[妾の世界の神々がこの様な状態を生み出す事は絶対にありえんのじゃ……!でも、実際いきなりこの様な状態になっている…妾はもうわけわからん状態じゃ……。]と……。
大人達は訳が分からないこの状態の事を話していました…。歪みをみても原因が分からないのです……。
そんな中、[んーーー……???]と唸る声が聞こえ、隣にいたもう一人の兄【イートン】は[セレ、一体どうしたの??]と聞きました。
【セレフィオーナ】は【イートン】に
[んー、断言出来る訳じゃないけど…何か微妙?に極僅か?に神の力感じる様な気がする……。兄様も集中してそれ探ってみて]と……。
【イートン】は言われた通りに集中し始め、探りだし始めました……。
そして、
[あ、セレが言った通り僅かに神の力感じる………。]と言いました。
周りの皆は驚き各々に探り出しました……。
皆、[[[本当だ………。]]]と……またまた驚きました。
【セレフィオーナ】は
[ねぇ父様達あんまり考えたくはないし……信じたくもないけど……、この歪みから神の力を感じるって事は、この事に神が関わっているんじゃないかな……??]と言いました。
【シャープ】はこの事から
[父様達ならこの神の力追えるんじゃない??もしかしたら、原因わかるんじゃないかな……?]と言いました。
それを聞き【ヴェルト】は
[確かに……追えるが……神が……この事に…関わって…]と煮え切らない態度に…。
【セレフィオーナ】は
[しっかりしてよ!!父様は一番えらいんだから、覚悟きちんと持たないと、下の者もどうしていいか分からなくなるんだよ!この事に神が関わっている事は誰だって信じたくもないんだよ!!でも、もう世界が【魔の世界の〝者〟】達に吸収され、消滅する事態に迄、事は及んでるんだよ!!父様達が追わなくてどうするの!?しっかりしてよ!!父様!!!]と叫びました。
その様子に周りは驚きクスクスと笑い出しました!
【ミリューノ】は
[そうよね~セレちゃんの言う通りだわ~。頼りない父様ならセレちゃんも嫌いになっちゃうわね~?]と笑いながら言いました。
そんな様子に【ヴェルト】はガーン……!とショックを受けながら
[セレ、私は悩んで何かいないし強い覚悟があるし頼り甲斐のあるいい父様だぞ!]と急ぎ必死に言いました。
そんな中【シャープ】はパンパンと手を打ち、
[父様の事は置いといて、取り敢えず大人達はこの神を追って見つけ出し、色々聞いて見た方がいいと思う…。せっかくセレが気づいてくれた事だし、何となく僕はこの事態を生み出した張本人だと思うんだ……。今見つけ出さないと更なる悲劇が生まれると思う…。
僕達はこの歪みをなんとか出来ないか、試してみるよ…。後は【魔の世界の〝者〟】を見つけ次第消滅させていくよ!
その後は一回【大天上界】に戻って休み、また力を蓄えてから【魔の世界の〝者〟】を排除出来る様に動くよ!!まぁ勝手に動く訳にはいかないから父様達が帰って来る迄待ってから皆行動する事にするよ…。]
と言いました。
それを聞き、大人達もしっかりしなければと覚悟を決め動き出す事にしました…。
【セレフィオーナ】は
[歪みをどうにかするのは私達で何とかするから念の為兄様達二人は強い【魔の世界の〝者〟】が出た場合に備えて力は温存してた方がいいと思う。]と兄二人に言いました。
そうして各々が再び動き始めました………。




