〜【ルファー】と〘ストルゲー〙それから〝ミラーノ〟〜
あれから〝こっそり〟と様々な世界の者達の願いを聞き入れ叶えてきた二人は着々と力をつけていきました…。
やはり強い願望を持つ者達は【ルファー】が目論んだ様に〝地球〟という数々の世界に多くいました…。
でもとある時、∞の世界を駆け巡り数々の対処者を探している時今迄に感じた事の無い強い願望を持つ者を感じました…。
(これは〘ストルゲー〙が願いを叶えたら今迄とは違う位大きな力を得る事が出来る……。これは絶対に成功させねば……。)と思い〘ストルゲー〙に報告しに行きました!!!
【ルファー】は〘ストルゲー〙にこの事を話しました……。
〘ストルゲー〙は「それは、凄い事ですね…。そこ迄叶えたい願いがあるという事ですわ……!!それは必ず叶えてさし上げねば……!!」
「さすがは〘ストルゲー〙〝特別で優しい〟女神なだけあるね!!」
「さて…気づかれぬ様早くその者の所へ行ってみましょう……!」
そしてその者のいる世界に二人は降り立ちました…。他の神々の世界の一つなので長居は出来ないのです!
早速その者に会い願いを聞いてみる事にしました。
その頃、とある世界のとある国にいるミラーノ・タンザマーニアは周りの人間を深く深く恨んでいました…。
ミラーノのいる世界の国々は〝魔法〟が存在しました…。それには、優劣が存在しました…。
それに、〝美〟というものでも優劣が存在するのです。
ミラーノは平凡な顔立ちに魔法もほとんど使えなく…昔から周りに散々バカにされ、好きになった男性にも、見下され冷たくされていました…。唯一優しい家族にも、段々「私をこんなふうに産んだのは親だ…」と思う様になり、「私が美しかったら…」「私が魔力を多く持っていたら…」「散々バカににしてきた奴らを………。」と強く強く思っていました…。そして一人閉じこもりずっと繰り返しその事をかんがえる日々…。その思いはとてもとても強く世界を揺るがしかねない事になっていました…。
そんな時、パァーとミラーノの前が光り有り得ない位の見た事もない神々しい存在がいました……。
「あ、貴方は……??」
いきなり現れた存在を警戒しながらも見事に神々しい存在に普通の者ではないと…ミラーノのは思いました……。
「そんな警戒しなくても大丈夫ですわよ…?この世界の神々ではありませんが、私は〝特別〟な女神の〘ストルゲー〙と申します…。そして此方が貴方の願いを私迄運んで下さった【ルファー】様といいます。私は貴方の強い願いを叶える為に参りましたの…。」と………!
「本当にわ、私のね、願いを叶えてくれるの………??」
驚愕しながも何処か期待した目で二人をミラーノは見ました。
「えぇ!もちろんですわ…!私は〝特別〟で〝優しい〟女神ですから……!!」
と〘ストルゲー〙は答えます。
「どんな願いでも…ですか??全て…ですか??」
とミラーノは聞いてみました。
「もちろん!!」
〘ストルゲー〙はと答えます…。
「じゃあ、私をこの世界て一番美しくして欲しい!!後、魔力も多く欲しい…!それから私をバカにしてきた奴らに天罰を……!出来たら今の私より綺麗な女がいなくなって欲しい…!麗しい男性の多い世界にして欲しい…!私を一国の女王に…!!一妻多夫にして欲しい…!夫は30~50人ほしいし…産まれてくる王女は5人皆麗しく…!王子は沢山いてもいいわ…!でも皆魔力を多く麗しく…!!後あまり、女が産まれない様にしたいわ……!!後この世界に守護を……!!」
と、あまりに身勝手な願いをしました……。
でも〘ストルゲー〙は
「分かりましたわ……!!貴方の願いを全て叶えましょう……!!その代わりに私や【ルファー】様をきちんと信仰する事をお約束下さい………!!!」
「分かりました……!分かりました…!!有り難うございます…!有り難うございます…!!!」
そうして願いを叶えた〘ストルゲー〙と【ルファー】はとてもとても強い今迄にない位の力を手にいれたのです……。
その願いのせいで、その世界がめちゃくちゃになったというのに……気づきもしないまま……自分達の世界に戻りました。
これが様々な世界に歪みを生み出す結果になっていきました…………。




