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こうなったら仕方ないね(拳をポキポキ鳴らす仕草)

 ――こうなったら、とことんやるか……。


 もしかしたら、一緒に過ごしているうちに嫌気が差すかもしれない。


 一縷の望みに賭ける。準備してきたマリンシューズを履いた私は、ざぶざぶと川の中に分け入った。手ぶらの私に、おじ様が不思議そうな顔をしている。


「道具はいらないの?」

「大丈夫です。簡単に捕まえられますから。奴は石の下に潜んでいます。姿を見つけたら、素早く掴めばいいんですよ。……よいしょっと!」


 話しながら、浅瀬にあった手頃な石を持ち上げる。澄んだ流れの中にじっと目を凝らすと――獲物を発見した。


「とりゃあ!!」


 気合いを入れて手を差し込む。手応えアリ……!


「今日のご飯はコレです!」


 私が捕まえたのはサワガニだった。


 日本でもなじみ深い小さなカニだ。山中でよくお見かけする生き物。意外と住宅街の水路なんかにも住み着いていることで定評のあるコイツは、外遊びをする時に簡単に捕まえられる食材でもある。


 正直、食いでを意識するなら魚でも釣った方がいいんだろうけどね。特別な道具も必要ないし、捕まえるのが楽しいしで、遊びついでの食料調達相手としては最適だと私は思っている。


 あ、ちなみに。これが私の知っているサワガニと同種であるという保証はなにもない。あくまでサワガニっぽいなにか。


 そっくりだから、地球から転移してきたサワガニの子孫だろうとは思うけど。あ、ちょっと不安になってきた。食べてもいい奴なのかなこれ? いやでも、毒はないはずだ。前に食べた時は平気だったし。うん。いけるいける……。

 

「わあ。確かにカニだけど。それって食べられるの?」


 おじ様は疑わしそうだった。


「お腹壊したりしない?」


 ハッハッハ! 


「自己責任でお願いします」


 きっぱり断言すると、おじ様は虚を突かれたような顔をしていた。

(なぁにぃ!?)とことんやっちまったなー!


たぶんこのネタは古い

最近文字数少なくてごめんなさいね。

やっといいところまで書けたので、おじさまのターンが終わったら文字数増えていくとおもいます!

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