雷の国1
やってきました。雷の国。
聖の国に似てるかな。でも、邪の国と比べると活気があるー。
いいねいいね。
早速冒険者ギルドに行ってみよー。
冒険者がいっぱいPCに向かって座ってるよ。シュールだな。自分も座るんだけど。まずはPT募集から見てみよー。
おっ!あるある。ランクごとで分けられるんだな―。
Fランクっと。おおけっこうある。
なにこれ。
pt名勇者って書いてる。いたたたー。挫折せずに初心者の門突破したのかー。脳筋系だな。パスパス。
だいたい4人PTが多いな。まぁ人が多くても武器がぶつかるしな。
希望は、タンクあり、片手剣、自分、ヒーラーなんだけど……。
ヒーラー有りの空きPTなんて……ないな残念です。
第1にタンクありで探そう。
何個かあるけど、違いはわからん。よし!勘で選ぼう。
「初心者同士頑張りましょうPTへ参加しますか。」
「はい」
「登録しました。あと一人が揃うまでこのままお待ちください。」
揃うまで待ちっぱなしなのかな。
はやく揃うといいな。
「パーティの皆様は、206号室にお集まりください。」
なるほど。そういう仕組みか。
206号室へ移動する。ここか。
「よろしく~」
「よろしく」
職員「こちらにおかけになってお待ちください。」
職員「皆様揃いました。PT初めての方はいますか?」
「はい」
自分だけだった。
職員「では、説明をさせていただきます。まず、PTの組み方ですが、タグネスを近づけて、「チーム結成」と唱えます。また、解散するときはタグネスを近づけ「チーム解散」と唱えます。何らかの理由により、チームを勝手に脱退するときは「チーム離脱」と唱えてください。チーム離脱を行うとペナルティが課せられますんで、ご注意ください。また、チームを結成している間は、経験値が等分されます。以上がPTの説明となりますので、あとは自己紹介および受注クエストを決め、ご出発ください。」
職員さん退出はしていった。
「まずはリーダの俺様からだな。二刀流剣士のキリトだ」
あっ地雷か?
「俺は、ケリー。片手剣使いだ」
「私はマリー。弓使いです」
「俺はマル。銃使いです」
あれ。タンク職は?
「よし。では初級の門に出発しよう」
みな、自称リーダーに付いていくが、あれタンク職は?片手剣がかねるのか?
まあいいや。やってみないとわからないからな。なにごとも経験だ。
二刀「知ってはいると思うが、初級の門はゴブリン・ファストウルフ・オーガが出現する。基本はケリーが前衛を務め、その間俺が攻撃、遠距離職は俺の攻撃の合間に打ち込んでくれ。では、行くぞ」
初級の森は草原とは違い、林がメインのダンジョンだ。視界が多少悪い。
銃「多少であれば、索敵できますので、見つけた都度連絡しますね。あっ北にゴブリンスカウトが1体いますね」
二刀「よしでは北に行こう。」
片手「索敵できるなんて、すごいな」
銃「引退した方にたまたま出会いまして、もらったんですよ。ただ、索敵距離はそんなに広くないんですけどね」
弓「いいなー。私もせめてレアアイテムだったらなー」
銃「初心者の門はなんだったんですか」
弓「弓だったんですが、要求値が高かったのか、弦を弾くことさえできず。いずれは、装備できるときに備えて、弓職ですけどね」
銃「そろそろ接敵します」
弓「引きつけますね」
片手「よし来た」
二刀「俺も行くぜ」
この世界の戦い方なのかな。
タンクがヘイト稼いでから、攻撃開始かと思ったけど。片手剣にヘイト稼げるスキルなんてあるのか。なぞ?
まあいいか。
攻撃開始しますか。ってもう終わってる。
ヘイトなんて別に気にしなくてもいいのか。
銃「接敵確認。数4。ゴブリンガード。ゴブリンソルジャー*2。ゴブリンメイジ」
ゴブリンスカウトって偵察だったのか。
二刀「戦うぞ」
弓「ガードひきつけます」
片手「ガードはやりますが、ソルジャーまでは難しいので、気をつけてください」
二刀「いくぜ」
メイジから攻撃いきますか。ドローンを投影。ショット。……ショット。メイジは倒したっと。
周りを確認すると。
銃「前衛壊滅してるじゃん。2対3って片手剣には辛そう。リーダーもケガしてるし」
ドローンを投影。
ソルジャーにショット。強化きた。ショット。ショット。ソルジャーを1体撃破。
ガードは相変わらず片手剣が抑えてるけど、ソルジャーはリーダーか、二刀流って防御ないんじゃね。めっちゃケガしてる。
とりあえずソルジャにショット。
撃破あとはガードだな。ショット。
撃破と。
まさかのリーダーすでにケガだらけ。回復薬も初級しかもっておらず止血程度。
銃「とりあえず近くに敵はいないです」
片手「やっぱり、タンク本職じゃないので複数体は厳しかったですね」
二刀「厳しくてもやるのがタンクだろ。どうして2体も俺にくるんだよ」
片手「攻撃が早いんですよ。他の人は、ちゃんと待ってから攻撃してましたよ」
二刀「しるかよ。ちゃんとヘイトとれよ」
片手「無理ですって。キリトさんも盾くらい持ってるんじゃないですか」
二刀「俺は2刀流なんだよ。攻撃しないでどうする」
銃「とりあえず、索敵しながら帰りを探しましょうか」
弓「そうですね。続行はむずかしそうですし」
二刀「だれか中級回復薬は持ってないのかよ」
片手「あれ1,000$もするんだぜ。金あるのかよ」
二刀「PTなら助け合いだろ」
片手「んな、むちゃくな。中級持ってるやついるか」
「「……」」
片手「ないってよ」
二刀「くそ」
弓「ここのダンジョンの階段は、北の右寄りですのでそこまでは頑張りましょう」
銃「まだ北に敵はいないので、早く行きましょう」
二刀「くそが」
銃「待ってください。北にオークが1体います」
弓「オークは単体行動が多いからなんとかなるかな」
片手「そうだな。行こう」
二刀「追い待てよ」
弓「引きつけます」
片手「いくぜ」
戦いは安定して終えた。
弓「もうすぐ階段のはずです」
銃「待ってください。階段付近にファストウルフが3体います」
片手「ウルフは攻撃力が高くないから、駆け抜ければ階段だがな」
二刀「待ってくれ。俺は走れない」
みんな沈黙した。
銃「ケリーさん。ウルフ2体持てますか?盾あるんで1体はなんとかもてます」
片手「2体ならもてるな。いいのか」
銃「弓は、ケリーさんを補助してください」
弓「頑張りましょう」
銃「右の1体とりますので」
片手「了解。行くぞ」
ショット。投影。ショット。挑発する直前に攻撃をし、ドローンにすぐヘイトを戻す。
ドローンがヘイトをとれてるからまだ攻撃に専念できるな。
ショット。よし倒した。
よし次。ショット。倒した。あと1体。
無事倒せた。
片手「安定してたな。ケガはしてないか」
銃「ああ、大丈夫だ。ありがとう」
弓「さあ帰りましょう」
二刀「待ってくれ」
階段の門を開く。
銃「ふう。帰ってこれてよかった。初級の門でも強いものだな」
片手「ゴブリンは集団でいるからな。挑むにはやっぱり本職のタンク職がいないときびしいかな」
弓「レベルも上がったし、ラッキーでした。タグネスお願いします」
みんな腕を出す。
二刀「チーム解散……」
片手「マル。ちょっといいか」
銃「なんだ?」
片手「もうちょっとPT組んでみないか」
銃「うーん。タンクをまずは探すことにするよ。あとはそれからかな」
片手「そうか。今日はありがとな」
銃「ああ。またどこかで」
それにしても、今日は酷かった。タンク職がいないのもそうだが……。連携がまともに出来ないと厳しいな。
でも、PT募集で地雷がいるかなんて判断できないし……。困ったものだ。




