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梦再现人形

作者: たゆとうもの

機能やカテゴリも何ひとつよくわかってないので、

とりあえず愚直にやっていきたいと思います。

よろしくお願いします。




**のコツが何かだって...?

君は誰にも教わらなかったのか?


そりゃあもちろん正直に生きないことだ、

これに尽きる。

ああ、だからと言って

気軽に嘘もついたりしたらいけないよ?

地獄に堕ちたりするかもだからね、

案外あっという間に。


あと、バカを装ってる奴らなんかも簡単に信用なんてしたらいけないぞ。

君はまっすぐ過ぎて、どうもすぐにコロッと騙されそうな感じがある...たとえばボクのようなピエロにもね。


...冗談だよ。


まあ、余計な詮索は止した方が賢明だ。

突ついたら何が出てくるかなんて

わかったもんじゃないからね。


蛇?蛇なんて可愛いものさね。

アレが出てきたらたまったもんじゃないよ?

2つに離れてくっつかなくなって、

元に戻せなくなるわよ。

目も当てられないよ、気をつけなね。


それにしても君...

本当によくそんなんで今日まで無事にやってこられたものだったね、逆に大したものだよ、立派立派。

いやいや褒めてるんだよ、本当だ誓っても良い。

君は良くやってたよ。


世の中知らない方が良いことが

そりゃもうたっくさんあるわけなのさ。

うんざりするくらい、下手打ちゃすぐだよ。


気が狂って痛い目に遭って

バカを見ることになるぞ。

そう、ぼくのようにね。


ありとあらゆる物事を、

純粋に見たり聞いたり楽しんだりなんて、

そんな高尚なことが2度と出来なくなっちゃったよ。

...すっかり、お陰様でね。


元友人達にも散々な目に遭わされたっけなあ。

後ろ指を刺されながらさ、

アイツはイカれちまったんだなんて、

吹聴され回ることになったんだから。


ひどいもんさ、どこの壁にも耳があるんだよ。

彼奴らの視線も刺さって痛いし...

そう言えば、知らない奴の後頭部にまで

眼があったんだから、いやもう参ったね。

四六時中こっちをじっとあの血走った細い目が睨みつけてくるんだ。

こっちもずーっと睨み返してやってたよ。


そこまでやっておいてよくもまあアイツら人のことをさらにボロクソ貶めてくれたもんだよ。

今思い返しても未だに散々な記憶だ...

傑作だ笑えるね、笑えないけど。

もう腹も立たない。

感情が溜まりすらしない、穴の空いた盃さ。


,,,良いかい、忠告したからな?

後悔しても知らないぞ。

好奇心への老婆心で最後の良心だったんだ。

知ってしまったらもう2度と引き返せなくなるぞ。

そこの箱の中の黒い猫もそう言っている、だって僕にはわかる。

何故って?そりゃあもちろん...


まあ、そんな瑣末ごとはどうだって良いんだ。

どうせ所詮はみんな戯言さ。

それも飛び切りネジの飛んだ頭がおかしい奴のね。


肩の力を抜いて、そこに用意してあるコーヒーでも飲んでどうか楽にしてくれ。

リラァックスして、思う存分くつろいで聞いてくれたまへよ、どうせこれきりなんだし。




——つまりはね、こういうことなんだ。


結論から先に言ってしまえば、

〇〇の世界的には全員同一人物なんだ。

ところが、■■的には全て別な人物なんだ。


よく分からないのも無理はない...

赤も黄色も緑も青も、

紫や桃色や橙色だって、

本当は全部全部ひとつなんだよ。

最初は僕だってそりゃ信じられなかったさ。

そんなバカな話があるかって。


ちなみになんだけど、

虹の根元ってどうも触れないことになってるらしいよ。

触れないこともなくはないんだけどね。

深夜にも電話も虹もかかるっていうのにね。

ああ、それにしても月が綺麗だ...


でも、これは本当のことなんだ。

全ては君の目の見せた錯覚なんだ。

君の脳の見た美しい夢なんだ。

君の心が見せた尊い幻なんだ。


で、あれ?

えーっとどこまで話したっけかな?

ああ、そうだそうだ。

※※の話だったよね確か、わるいわるい。


どうも物覚えが良くなくてね...

もうずっと長いこと自分自身のことも思い出せなくて。

昔は良かったな、って何にも思い出せないのに、

最近そればっかり思うんだよ。

可笑しいよね、不思議なこともあるもんだよね。


話を元に戻そう。


たとえば、そうだな...

君が、

首をハネられようが、

眉間に釘を撃たれようが、

知らぬ間に頸に縄を巻かれて脚が2度と地を踏むことがなかろうが、

何ひとつも不思議なことはない。


なあに難しく考えることはないさ。

君のその背中にある、その想像力の翼を広げて宙を舞えば良いんだ。

たったそれだけのことなんだ。

どうだい、簡単だろう?


もっとも、想像力が豊かなキミなら、

世界をもう一度やり直すことだってわけないのさ。

ボクにはわかる。

その不思議な舞を踊り続けるよりは、

遥かになんてことはない程度に朝飯前であることが。

きっと容易に創造出来る。想像にやわらかいよ。

おまんじゅうみたいに。


...いよいよ白状するよ、いや、もはや懺悔かな。


最も暗所恐怖症なぼくはね、

ある時、視てはいけないものを視てしまったんだよ。


常識的に考えて、

そんなもの存在しないはずなのに、

そんなことあり得ないはずなのに、

正体不明の正体を幻視てしまったんだ...

畏れ多くも違えてしまったんだ。


ああ、そう言えば...またやってしまった...

ところでなんだ。

言い忘れていたことがあって、

本当にちょっとうっかりしていたんだ。

出来心で、すまない許して欲しい。


そうそう、そうなんだよ、ご明察の通りさ。


君の思っている通り、

君がさっきから飲んでいるそのコーヒーなんだけど、

実はそいつには✖︎✖︎が入っているんだ。

とても刺激的な味だろう?

一瞬で恋に落ちてしまいそうなくらい。

何せ本物の✖︎✖︎だって言うんだから。


頑丈だからって、

それを良いことにクセになって、

滅多なもの好物になってはいけないよ?


ぽっくり輪廻のメビウスを超えて永遠の存在になってしまうかも知れないからね。

それにしてもフェニックスもまあ大変だね、食生活とか。

他人のこと...いや他鳥のこと、か?

言えた義理じゃないが、雑食人類万々歳さ。

ああまんじゅうこわい、こわくない?

でもおまんじゅうと言えばやっぱり緑茶よね。

コーヒーや紅茶ばっかりも飽きてくるし、

お茶もこわくなくなくないよね。


夏も近づく早苗の米な感じの夜に、

新茶なんて飲み比べした日にゃ尿意も位も何のそのって闘ってみたいよね、もちろん無礼講でさ。


...ああ、脱線している間にこれだ。

もうダメそうだね。

ついついこうするのがクセになっているのかもしれない。


言うのが遅すぎたようだ...

今更だが本当にすまないと思っているよ。心から。

でも、もうおわりなんだからさ、

ちょっとくらい良いだろう?

せっかく最期なんだし。


今際の際に、そのついでにで良いから△▲に教えて欲しいんだ。


...さて、いったいイマ、君は何を視たんだい?

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