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無いなら作ればいいじゃない

セリフ多めになってしまいました

読みにくかったらすいませんm(_ _)m

 鑑定が問題なく終わり無事帰宅した後両親とステータスについて話し合っていた。

「ターフ、鑑定の結果はどうであった?」


「どんなステータスか楽しみだわ~」

 

「はい、魔法使い寄りのステータスに鑑定、馬術、調教のスキルを授かりました。

こちらがステータスを書き写した物です」


そう言ってステータスの写しをお父様に見せた。

「う~む、これは惜しいな。優秀なスキルだが後衛向きのステータスだと活かしきれない。ターフはこれからどうしたい?」


 これはもう言うしかない……訳ではないが私は競馬がやりたいのだ。言わせてもらうぞ!


「私は…競馬がやりたいです!戦いに活かしきれないならせめて人々に熱狂と感動を届けたい!」

 

「ターフだけの戦い方を見出だすのも手だと思うが…そうか、お前は既に自分の道を見据えているのだな。

しかし、そのケイバ?とやらは一体なんなのだ?」


「そうね~、私も聞いたことがないわ。ターフ、どんなものか教えてもらえる?」


そりゃ聞いたことがなくて当然。この世界にないものなんだから。

とりあえずそれっぽく自分が考えた子とにでもするかな。


「競馬とは私が考えた娯楽、スポーツのことですので知らなくても当然です。

簡単に言えば馬の速さ、そして馬に乗る騎手の腕を競うスポーツです。

そして観客はどの馬が一番速くゴールするか予想してもらうのです。

それに、隠れた名馬を発掘するチャンスにもなるかもしれません」


「なるほど、上手くやればかなりの収入源となりそうだ。騎手たちには他のスポーツ同様順位に応じた賞金が獲られるようにすればやる気も出るであろう。

観客に順位を予想させるのであれば金をかけさせて当たれば賞金が出るようにすれば一攫千金を夢見る者たちはこぞって参加するであろう。この辺はカジノと同じだな

スポーツとカジノの融合と言ったところか、面白い!」


 お父様は結構乗り気みたいだ。


「でもそれだと破産しちゃう人がいるのではないかしら?それが心配だわ~」


 お母様の意見も一理ある。


「それなら1人当たりに懸けられる上限額を儲けてはいかがでしょうか」


「それはいいな、しかし走らせるだけだと面白味に欠けるのではないか?」


「実況や解説があれば良いのではないでしょうか。戦況は毎回変わりますしアドリブになりますが、故に盛り上げ役がいれば楽しめるはずです。それに自分が懸けた馬の戦況も分かりやすいと思いますよ」


 そう、実況解説は競馬には必須と言える。

前世でも名実況、迷実況が会場を沸かせていた。


「良いアイデアだ。しかしコースはどうする、町中を走らせるわけにはいかない。専用のコースが必要だ」


「一周2000m程の楕円形のコースを作ることは可能でしょうか?そうすれば様々な距離のレースが可能です。半分で1000m、一周で2000m、一周半で3000mというようにすれば多くの馬の持ち味が楽しめます。

楕円形にするのはどんな生き物も直線が一番走りやすいからです。そしてカーブをコースに入れることでスピードの調整が難しくなり馬の消耗が増えるので騎手はその事も考えながら走る必要があります。つまり超えるべき壁は高い方が燃えるということです。

それに馬にも個性がありますよね?

例えばスタミナはないけど速い馬、荒れた道でも走れるパワーのある馬、長距離を走れるスタミナのある馬。一つの距離では活躍できる馬とそうでない馬が出てくるのでいろんな距離のレースをするのです。

複数のコースが作れるのであれば砂地のコース、芝のコース、障害物のあるコースなんかを作ってみるのもいいかもしれませんね」


「随分と饒舌だな。それだけ本気ということか。

よし、明日手紙でこの話を国王様に伝えてみよう。どのみち多くの土地に人員、費用が必要なことだから許可無しにはできぬからな。謁見の許可がいただければターフも一緒に来なさい。発案者であるお前が詳しい説明をした方がいいだろう」


その言葉に思わず固まるターフ。

完全に国王様のことを忘れていたのである。


「あらあら、国王様のことは考えてなかったって顔ね。でも安心なさい、国王様はとても気さくな方だから多少のことでは怒ったりはしないですから。それよりも二人で盛り上がっちゃって、わたし途中から置いてけぼりで寂しかったわ、よよよ」


 この人絶対楽しんでやがる!『よよよ』なんて笑顔で言う人初めて見たよ

仕事が始まるのでこの話以降投稿が遅れることが多くなると思われます。

見切り発車の不定期更新ですが、面白かった、もっと見たいと思ってくれた方はぜひ高評価お願いいたします

誤字、脱字等の報告あれば待ってます

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