少しくらい食べてもばれへんか。と思い、客のいなり寿司を食べた結果僕の貞操と命が危機にさらされています
僕は今、タイトルにもあるように貞操と命が危機にさらされている。拘束されている状態だ。口も塞がれており、喋れない。もちろん動けもしない。だから、こうなった原因を話していこうと思う。
1ヶ月前
僕は上京してきた。金もほとんど持っていなかったため、すぐにバイトを探した。そこで見つけたのが寿司屋のバイトだ。すぐに面接に行き、合格をもらった。僕は明日からいきなり仕事になった。
次の日
「今日から入った木村君だ。皆色々教えてやってくれ!」と店長は言った。
「自分自己紹介いいっすか?木村です今日からお願いします。趣味は体を焼くことです」緊張した。都会はまだ慣れない。
僕は店の裏でタバコをふかしていた。そこに田所と遠野がやってきた。「お、木村お前さぁ趣味体焼くことって言ってたよな?まずうちさぁー屋上あんだけど焼きに来ない?遠野とはたまに焼いてるんだよ。なぁ遠野」と田所は言った。「あ…はぃ…」遠野は何か隠したいことがある感じで言った。「あ、今度行かせてもらいます。ところでここら辺面白いとこありますか?きたばかりなんで色々出かけたいんですよね」と僕が言ったところに店長が来て言った。「おい、初日からサボりか?仕事中だぞ!そんなに出かけたいなら今ちょうど出前の注文があったから行ってこい!おい、中野、お前木村に出前用のバイクがあるとこまで案内してやれ」「はーい。木村付いて来い」と中野が言った。歩いている時、気まずかったので僕は中野に聞いた「中野さんはなんでここで働いているんですか?」中野は言った「将来出張料理人になるために勉強してるんだよね。これだよバイク壊さないようにね。注文先は下北沢〜のカーリーさんのお宅な」僕は向かった。金がなく何も食べてなかったので、運んでいる時寿司を食べたくなってしまった。少しくらいなら食べてもばれへんか。僕は寿司の中から1番いらないであろういなりを食べた。今になって思えばなぜ我慢できなかったのか、これが僕を危機にさらす。ピンポーン!「はーい」カーリーが出て来た。
「今いくつ?」とカーリーは聞いて来た。
「ジラーチです」
「まだ淫らなんです」と僕は答えた
「ありがとうございました」僕がそう言って立ち去ろうとした時、カーリーが「ちょっと待って!いなりが入ってないやん。どういうこと?
(まずい…バレたどうしよう)僕がそう思っていると、「注文取ってないの?なんでいなりが入ってないの?」
「すいません。僕が食べました」
「いなりが食べたかったから注文したの!どうしてくれんの?店長に電話されてもらうね」
「それだけは」
「いなりを食べたんだから」
「それだけは」
「じゃあ、一緒にいなりを作ってくれたら許してあげる」
「それだけでいいんですか?」
家に上がろうとしたら、変なスプレーをかけられ、僕は意識を失った。そうして僕は今拘束されている。ここにカーリーはいない。と今に至る。ここは不気味だ。周りにスローロリスが沢山いる。
僕は死ぬんだろうか?と考えているとカーリーが来た。
「起きたんだね、でもまた眠ってもらうよ」
またスプレーをかけられ僕は意識を失った