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君と新月の日々  作者: 小川華
数を数えたら
17/18

新月




3ヶ月、それから毎日カレンダーに印をつけた…

毎日、毎日…

彼女は、あの日の事をいつだったか忘れてしまった…

まるでボケたおばあさんのようだった…

いつか、泣きながら受け入れられないと泣いた…

その時の事も今では覚えていないと言っていた…


日付も…自分の事も…全部、全部…香夜は忘れてしまった…

忘れられている事が、こんなにも苦しく悲しいなんて初めて知った…


「ね、香夜…香夜、大丈夫?

…香夜!」


ボーッとしている…あぁ、お別れが来るんだ…どうしたらいいかな…


あぁ、君は覚えているかな…

初めてあった日…あれから約1年と半経ったね…

初めて話しかけた日…嬉しくて眠れなかったんだ…

どうしようかと思ってカーテンを開けて外をずっと見ていたよ…

綺麗な新月で、何故だか安心した…

今日も、あの日と同じ…新月だね…


見えるかな…カーテンを開けておいたんだ…

あぁ、眠らないで…ずっと…側にいて…こんな欲深いなんて知らない…




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