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魂のエクソダス  作者: あだちゆう
5/11

5.愉しみ

聖なる山に向かう途中、



光は、「取りて、読め!取りて、読め!」

と、ある本を読むように言う。



そこに、君の魂は、



はっとする。



それは、厳かな聖典ではなかった。


しかし、聖霊は、君に語り、君の心をどこまでも軽く軽くしていった。



それは、輝く顔で手を広げて、いてもたってもいられない様子で、明るく告げた。


「遊べよ」

「戯れよ」

「創れ!作れよ!」


と、


「さあ、もっと楽しみなさい」、


「遊ばないと君の道は開けない。」と。



早速、君はその作業に取り掛かる。


朝も夜も、時間のたつのも忘れて、それに没頭する。




成功するかしないかは、どうでもいい。


ただ、今、このことを成し遂げ、作り上げていきたい。



夢中になっていた。



心が解放されていた。




荘厳で悲壮に荒野を歩いていたころには決して得られなかった、魂の喜びがそこにあったのだ。




聖霊は、太陽に照らされながら、

私の周りを飛び回り、

茨のように見える道を「お花畑」に変えていってしまった。



君は、胸のうちから笑いながら、

小躍りしながら、

その道を軽やかに進んでいく。

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