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時を刻む者  作者: 如月
4/7

ハジマリ

第三者視点で進んでいきますー

ーイギリスの郊外にある別荘

そこに、11人の男達はいた



その中の一人が呟いた

「ねぇ、みんな…」


1人が呟くと、他の10人はその人に眼を向ける



視線を集めた人物は、アメジストの瞳を輝かせて妖艶に笑う

「ゲームを始めようか」



その一言に男達は、反応を示す


「主サマー。どんなゲームをするんだ?」

「ご主じーん」「あるじー」

「「それは、愉しい?」」


クスクスと嗤いが零れる。


「ああ。とっても、愉しい長い人生の暇つぶしだよ」


まるで、嘲笑うがのように眼をゆるりと細めた








✳︎✳︎✳︎


日本の山奥にある小・中・高一貫の男子校。

誓鳳学園


帝が昔、暇つぶしに作った学園であり

由緒正しい金持ちばかりが通うエリート校でもある



その学園に帝たちは来た。

そして、学園に来てから一年が過ぎた…。



「出席とるぞー。相川ー。伊丹ー。…羽生ー。あー、また羽生はいないのか」


担任の先生が呟く羽生とは、この物語の主人公“刻宮帝”の事である。

帝が、経営する“刻宮グループ”は有名なので偽名を使ったのだ。



そして、本人はというと


「楼。お茶」

「はい、帝様。すぐにお持ちいたします」


学園内にある、図書館で寛いでいた。


(んー。最近暇になってきたなー)

誰かを動かす?でもなぁ…帰ってから考えよ


「帝様。お茶でございます」

「ありがと。…あぁ、楼。今日はもう帰るよ」

「承知いたしました」




✳︎✳︎✳︎

「ねぇ、何か面白いことはないかな?」


「面白いこと…ですか?」

「面白いこと…ねぇ」

「面白いこと?」

「面白いことー?」

「…面白い?」

「面白いこと…でしょうか」

「「面白いこと〜??」」

「面白い…か」


クスッ。皆違う反応を返してくるね


「帝様。生徒会には、新しく編入生が入るとの報告がありました」

「それなら、風紀にもあったぜ。理事長の甥だから大切にしろってな」

「理事長って、馬鹿なんでしょうか?身内贔屓なんてして、ばれて困るのは自分にですし

なにより…」

「「「「「俺(僕)が大切にするのは主だけだ」」」」」


「ホント、みんなといると飽きないね。」

「紫苑。恭平。燐弥。稜。終生。侑斗。ディア。薫。一成。次は、その編入生で遊ぼうか?」




さぁて、明日くる編入生くん?

僕らを愉しませてね?

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