Run away!登場人物紹介
高島 時人
時を止める能力を扱っていた。
赤羅魏 奏哉に胸部を刺され死亡。
一見身体も細く弱そうに見えるが行動力はある。
また仲間想いの優しい人相も持っている。
時人は両親共に放置された身でありながらとても優しそうな笑顔で周りにその雰囲気を決して見せない人間です。
それは同情されたくないとか親と一緒にされたくないとかじゃなくて、ただ自分の中から親という概念を消そうとしている事の現れといってもいいかもしれません。
時人は強い人間です。
周りには流されず自分の意見をしっかりと通す事のできる人間で自分が『この道が正しい』『この選択をしなければならない』と思った方向に進みます。
また、過去に殺人を犯した人間でもあり、作品中でも簡単に人を殺してしまいます。
それは殺す事が好き、ではなく自分が生きるため、自分が自分であるために殺さなければいけないと思ったがための行動です。
それが正しかったのか間違っていたのかはわかりませんが、時人にとっては正しい行動です。
時人は雪が好きです。
時人は過去に彼女に裏切られる事がありました。
中学の頃は彼女は『彼女』という人物でしかなく、好意や大切にしたいという気持ちは時人にはあまりありませんでした。
雪は別です。
好意もあり、大切にしたいと思っています。
まだ付き合ってはいませんが、ゆっくり近づいてくれたらなぁと思います。
時人はもやしです。
田中 佳奈
嘘を見抜く能力を扱っていた。
フードコートにて刃物で首筋から胸にかけて深く刺さり死亡。
しかし時人の時を戻す能力により復活をする。
非常に仲間想いで人を殺す事に対して誰よりも恐怖を感じていた。
ゲームの勝者である。
佳奈は第二の主人公です。
目を覚まして気絶していた間に仲間が全員殺されていた事に非常にショックを受けました。
最後まで人は殺したくないと思っていたのは単に人殺しが嫌だというのもありましたが、自分という物に人殺しというタグを付けられたくなかったのだと思います。
過去に父が母を殺そうとしました。
未遂には終わりましたがそれ以来カナの中で殺人はトラウマです。
その時ずっと側にいて慰めたのはユウトです。
ユウトには絶大な信頼があります。
ユウトに何かあった時一番悲しむのは間違いなくカナだと思います。
でもそこに好意というものはなく、大好きな兄のような存在でしかないと思います。
ハルトには助けられたり殺されたり、結果的にユウトと言う幼馴染がいながらもハルトの優しい部分に惹かれてしまう佳奈は罪な女ですね。
横田 悠斗
氷を使う能力を扱っていた。
春人に左手の指を切断されたあげく首を切断され死亡。
誰よりも信念があり、とても優しい人間である。
ユウトはとても優しい人間です。
一見悪そうな人間ではありますが人を殺したあと一番自分を悔やんだのはユウトでした。
また、カナには好意を抱き続けている人間です。
叶わなくともその人が好き、と言う自分がいて欲しいと思っている人間です。
ハルトの事を許すか許さないかは自分が決めるといっていましたがユウトなら許してくれると思います。
中沢 弘樹
生きている物を石化する能力を扱っていた。
赤羅魏と共に行動している途中に裏切られ殺されかけるも赤羅魏を石化するが能力が効かず赤羅魏に首筋、腹部、胸部、顔面を斬られ死亡。
人とはあまり関わりたくないため、本作では一言もしゃべらなかった。
弘樹には一言くらいはしゃべらせたかったのですがそれをアカラギが許しませんでした。
喋りはしませんでしたが一番アカラギを疑っていた為二人で行動する時に逃げようとして殺されてしまいます。
もう少し話す事ができたらみんなが助かる道もあったのかもしれません。
アカラギとはゲーム以前からの知り合いです。
孤児院に入っていたヒロキは暴力を受けていました。
そこから逃げ出したのを助けたのはアカラギです。
ゲーム後はアカラギは精神不安定になりますが、ヒロキがいれば大丈夫だと思います。
また、ヒロキはアキトと仲良くなります。
ミカンとクマが好きです。
クマはパーカーにプリントするくらい好きです、可愛い。
坂道 雪
物を刀に変える能力を扱っていた。
時人が時を止めている途中赤羅魏に腹部を割かれ死亡。
臆病だが技術面はとても強い。
ハルトと張り合えるレベルであっただろう。
雪は最初友達が家に来なかったらずっと家に隠れていたでしょう。
友人に裏切られて彼女は少し変わります。
臆病者からちょっぴり臆病者レベルまで変わりました。
また、時人と出会う事で安心を手にいれました。
雪は時人の事が好きです。
ただ、時人にはまだ付き合えないと言われます。
付き合う事ができるようになるのはいつなのかはわかりません。
それでも雪は笑顔でいつまでも待ってくれると思います。
高梨 春人
右手小指以外復元する能力と速く走る能力を扱っていた。
佳奈に小指を切断され死亡。
殺人に快感を持つも殺しはしたくないと思っていた。
ハルトは中学生の頃に好きな子をなくしています。
また、それ以前に親に殺されかけ、親を殺します。
それが故殺しはしたくないと思っていますが実際殺しをする事自体は嫌いではありません。
そんな二つの自分を持って今のハルトがいます。
佳奈の感情に揺さぶられ最後は佳奈に願いを叶える権利を与えます。
悪い人、といえば悪い人。悪くない人といえば悪くない人。
ただ良い人と言えるのは佳奈だけでしょう。
弟のアキトには憎まれてます。
そこらへんについては「兄弟は似る。」のあとがきで書いてますがハルトはあまり他の人に自分の本心を見せません。
それが原因で空回りしたりします。
それに揺さぶられないハルトは強い男だと思います。
女が嫌いで触られるだけで全身に鳥肌がたちます。
赤羅魏 奏哉
能力を無効にする能力を扱っていた。
高梨 春人に首をはねられ死亡。
殺人にはためらないがない。
ゲームをもっとも楽しんでいた人間だ。
赤羅魏は世界征服をして政府を滅ぼしたあと自殺しようと思っていました。
結果何も出来ないまま自殺を試みましたが木に引っかかり重症ですみます。
ただ単に赤羅魏は人生に疲れていた人間です。
何かパーっとやらかしてパーっと死のうと思った赤羅魏はわざわざいろいろ考えてそのシナリオ通りに進めます。
それと実は弘樹とは何回か喋っています。
赤羅魏はぶっとんだ事をして根っからの悪人になってみたかっただけなのかもしれません。
高梨秋人
ハルトの弟。
親はハルトによって殺されたと思っていてハルトの事は恨んでいます。
でも前よりはやわらかくなってはいると思います。
毎日弁当を作ってあげているのは家族だという事を忘れないため、とどめておくためかもしれません。
ヒロキとは親友の仲になります。
見た目が明らかに不良な自分に普通に接してくれるヒロキが大好きです。
また、同じ境遇とも言える人物なのでとても親近感があるのでしょう。
二人で支え合って良い人生を進んで欲しいです。
平川紗江
ハルトが中学時代、病院でしりあった女の子。
病気の実験のために切り刻まれ、死亡。
紗江は何があってもずっと笑っている女の子です。
その笑顔はハルトを随分救ったと思います。
患者さんとの別れは惜しまない性格でしたが、ハルトの場合は違いました。
同い年という事もあってとても別れるのは辛かったと思います。
そんな点では紗江は一番子供ですが一番大人なんじゃないかなと思います。