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光の勇者!大地の伝説  作者: 光大地
第一章 大予言の勇者現る
9/14

P9:心が折れた愚者

ゲ「おーいクノ、洗濯物ここに…」

大「あー…おかえりなさいゲンジロウさん…」

ゲ「な!?なんじゃ!?なんでここにおる!?」


俺はクノさんの隣で不貞腐れたように倒れ込んでいた。


ク「スライムに心を折られたみたいですよ」

ゲ「スライム如きに心を折られた!?」

大「スライム“如き”って…あんなのバケモノじゃん!!」

ゲ「まさか、死んだのか?」

大「倒したけど」

ゲ「じゃあ問題ないじゃろう。それに死の不安もないのじゃし、何をそんなに怯える必要がある?」

大「痛みだよ!痛み!腕を溶かされるあの感覚はもう…トラウマ!」

ゲ「だらしがないのう、…仕方がない、あまり気は進まぬが…これをやろう」


痛覚軽減クローバーバッジを手に入れた!


大「は!?なんでこんな便利なものを渡さなかったの!?」

ゲ「このバッジは外部からの痛みを軽減する、じゃがその分、死に気づきにくかったりするのじゃよ」

ゲ「じゃから、これは高レベル冒険者のようなやからしか使わん代物なんじゃよ」

大「え?なんで?みんな使えば良いじゃん」

ゲ「バカ言え、何のために痛覚があると思っとるんじゃ」

ゲ「それにじゃな…充電をすることによって“膜”を張るんじゃ。ダメージを受け過ぎるとすぐに充電が切れてしまうし、使い勝手が悪い」

大「ふーん、でもこれがあれば頑張れるかも!」

ゲ「一応使う時は素肌に付けるんじゃぞ、付けると自動的に効果が発動するじゃろう」

大「わかった!ありがとう!」

ゲ「本当に大丈夫じゃろうか…。それと、最後に伝えておくんじゃが、インベントリは…」


そう言いつつ、振り返ったゲンジロウが見た光景に大地はいなかった。その代わり、に玄関から日光が差し込んでいたのであった。

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