P7:クソガキをフルボッコ!
俺が外へ出ると、最初に出会った男の子が仲間を引き連れて目の前に現れた。そして、わんぱくそうな子が最初に口を開いた。
男子B「おい!お前が勇者ってやつか?」
男子A「ちょ!ちょっと!勇者様に失礼だよ!」
男子C「大丈夫だって!こんなガキが勇者なわけねえって!」
大「どう見てもお前らの方がガキじゃねえか」
B「へぇ…だったら、俺様と勝負をしろ!」
B「お前が勝ったら勇者だって認めてやんよ」
C「だが、お前が負けたら僕達が勇者だって認めろ!」
大「なんでやねん」
B「行くぞ!ダアアア!」
大「違う星でもこんなクソガキいるんだなぁ、しばいてやるか」
大「この木刀で…おりゃ」
B「ギャアァッ!」
大「ほれ」
C「グアァッ!」
A「うわ!」
大「お前もやんの?」
A「そんなそんな!!勇者様に攻撃など恐れ多いですよ!」
大「あそう」
?「ガウル!今日は店番を頼んでるはずだろう!?」
か「ゲッ!母ちゃん!」
?「ヴィラ!お前テストの点が低かった罰で一週間毎日店番だろうが!」
ガ「父ちゃん!?」
ヴ「離せぇ!俺様が勇者なんだぁ!」
ガ母「バカ!あんたが勇者になれるわけないだろう!?ごめんなさいねぇ!お兄さん、迷惑かけたみたいで、ユウ君もごめんね」
大「…行っちゃったけど?」
ユ「あはは…いつものことなんです、僕らのことは気にしないでください」
大「そっ…か、じゃあまたね?」
俺は男の子に別れを告げると、村を出た。