P6:小3勇者の旅立ち!
ク「ゲンさん、お茶が入りましたよ」
ゲ「ありがとう。お前さんも飲んで行くな?」
大「ありがとうございます!」
俺はクノさんの淹れてくれたお茶をご馳走になることになった。というより、何も教えてもらっていないのに旅立つことも出来ないわけで。
ク「それで、この方…」
大「大地です」
ク「大地さんは何属性だったんですか?」
ゲ「聞いて驚け?なんと電気属性じゃったんじゃよ!」
ク「電…気…!?」
大「やっぱ電気って相当強い感じなんですか?」
ゲ「わからん」
大「え」
ゲ「前例が無いと言ったじゃろ?お前さんが使ってみない限りはわからん」
大「なるほど」
大「それで、魔法ってどうやって使うんです?」
ゲ「そうじゃな…まずはお前さんに渡さなければならないものがある」
*木刀を手に入れた!
*モードチェンジャーを手に入れた!
*インベントリポケットを手に入れた!
大「木刀…はわかるんですけど、他2つは何ですか?」
ゲ「モードチェンジャーは地球人が魔法を使えるように初代勇者が作り上げたものじゃ」
ゲ「レバーを切り替える事でリアリティーモードとサバイバルモードの2つを切り替えることが出来る」
ゲ「リアリティーモードはいつも通りと同じじゃ、何も変わらん」
ゲ「そしてサバイバルモード、このモードじゃと魔法を使えるし、死んでも復活が出来るようになる」
大「死んでも復活!?」
ゲ「復活には大多数の魔力を消費するからな、そこら辺ちゃんと気をつけるんじゃぞ」
大「なるほど…わかりました!」
ゲ「魔法を使う時はファイアなりウォーターなり文言を唱えながら頭の中でイメージを固めると出しやすいじゃろう」
大「わかりました!」
ゲ「あと最後に!」
大「…?」
ゲ「西…この村を出て右手側に向かうと森が見えてくるはずじゃから、そこへ向かうと良い」
ゲ「何かあったらワシの元へ来い!」
大「わ、わかった…」
ゲ「最後にベットで…寝た場所から復活する事が出来るからな!」
大「まだ話す事があるの?もう冒険に出たくて待ち切れないよ」
ゲ「もう行って良い、気をつけるんじゃぞ」
大「!それじゃあ!いってきま…!」
ゲ「あぁ…!それと…!」
大「まだ!?何か…」
ゲ「死なない…ようにな、お前さん子供じゃから…」
大「子供扱いするなってーの、まぁわかりました!いってきます!」