P4:異例の属性チェック!
ゲ「ほれ、着いたぞ」
ゲンジロウさんがそう言うと、最下にあった6畳くらいの暗い床壁天井がレンガ造りの個室に辿り着いた。
真ん中にはポツンとコンビニとかのアイス売り場?のような物に似た近未来チックの箱があった。
大「これは…」
ゲ「こいつは属性チェッカー、生物の適正属性を判断してくれる機械じゃな」
大「適正属性?」
ゲ「この星にはな、“魔法”があるんじゃよ。」
大「え!?魔法!?空飛んだり物を消したり!?」
ゲ「出来ないことは無いじゃろうが、人間には到底叶わん話じゃ」
大「なーんだ、じゃあ大したことないや」
ゲ「そうでもないぞ?人間が魔法を使えるだけで出来る幅は広がるものじゃ」
大「魔法って何が使える感じ?」
ゲ「基本的に男は炎属性、女は水属性になる2パターンが多い。もちろん逆のパターンもある」
大「じゃあ俺の場合だと炎魔法だけ使えるって事?」
ゲ「じゃから、適正属性を判断する為にここまで来たんじゃよ」
大「はぁ、それで何をすれば?」
ゲ「ポットの中に入れ、後はワシがしてやる」
大「わかりました」
俺は魔法という面白そうな響きに心を躍らせながら、中に入り横たわった。今年の夏休みは暇じゃなくなると思うと喜びが溢れてくるようで、俺は笑みを浮かべていた。
ゲ「それじゃ、始めるぞ」
と、ゲンジロウさんが俺に声をかけると、急に静かだったポットが音を建てながら振動し、光を放ち始めた。良く見ると、視線の先にあるガラスの球のような物がバチバチと音を立てている。
大「おぉ!?これ…大丈夫なやつ!?」
ゲ「大丈夫じゃ、死にはせん」
大「死には…?」
大「それで…!俺はどんな感じですか!」
ゲ「……?」
大「?」
ゲ「なんじゃ…これは…何が起こっておる…?」
大「えぇえ?大丈夫なんですよね!?」
ガラス球の中には炎や水が混ざり合っている。
ゲ「火…水…氷…闇…風…。あり得ない、人間からこんな…!」
その瞬間!衝撃波が発生し、眩い光が部屋を包み込んだ。次に目を開いた時、俺の目に映り込んだのはガラス球の中でバチバチと音を立てる黄色い何かだった。
大「これは…失敗?」
ゲ「信じられん…」
大「失敗?」
ゲ「…雷…いや、電気属性じゃ」
大「それって強いの?」
ゲ「わからん…じゃが、これは前例の無い事態じゃ…」
大「ん?」
ゲ「やはり、お前さんは大予言の勇者じゃったということのようじゃの…」
大「んん?なんで?」
大「大予言って何?」




