P12:森のボス!フォレスターウッヅ!
大「てああッ!!」
*大地の攻撃!
*大地はスライムBに斬りかかった!
*ヒット!
*スライムBは9ダメージを受けた!
*スライム達を倒した!
*5Pの経験値を獲得!
*スライムの粘液を2つ手に入れた!
*レベルが5に上がった!
*全ステータスが上がった!
大「へへっ!どうってことないな!」
サーヤと別れて3日が経った、約束を守る為にひたすらスライムと戦い続けた。腹が減ったら木の実を食べ、喉が渇けば川の水を飲む。あれから2度死ぬことはあったが、魔力が枯渇することは無かった。
大「レベルが上がったって言うけど、なんか変わってるのかな」
大「でも、スライムを倒すスピードは格段に上がったし、身のこなしも軽くなった気がする」
大「よし!戦いにも慣れてきたし、そろそろボスを倒しに行きますか!」
俺は木刀を構え、森の奥へと進んだ。
道中で魔物に出会すだろうと思っていたが、予想外なことに、魔物は一体も現れることはなかった。
やけに静か過ぎる森を不気味に感じた。
大「あれ…?森の奥に入った途端に何もいなくなった…」
大「鳥の鳴き声すら聴こえてこないし、気味が悪い…」
大「何か…悪い事が起きる前兆のような…」
?「おーい!そこの君!」
大「はい?」
男の声がして振り返ってみるが、誰もいない…
俺は気のせいだと思い、前に進もうとすると…
?「おーい!こっちだこっち!」
大「え?どこですか?」
?「上だ!上っ!!」
大「上…あっ!!!」
俺が見上げると、そこには無数の大人達がツルのような物で拘束されていた!
大「楽しそうですね!何してるんですか?」
男「ここ危険だ!…今すぐここから離れるんだ!!」
大「え?」
*???の攻撃!
*???は大地にツルを伸ばした!
*ヒット!
*大地は7ダメージを受けた!
大「痛っ!?」
男「早くここから離r…!ウグッ!?」
?「森ヲ汚ス者ハ断ジテ許サナイ」
渋い変な声がした方向を向くと、そこには顔の彫られた木が俺の前にドンと構えていた。
大「森を汚す?何のことだ!」
?「我ガ名ハ、フォレスターウッヅ」
フ「人ハ木ヲ切ル、森ガ亡クナル、悪ダ!」
大「木を切る?俺は何もしていないぞ!」
フ「人ノ言ウ事ハ信用出来ナイ、オ前モ養分ニシテヤル!」
大「意味がわかんないって!」
*フォレスターウッヅが立ちはだかった!
*フォレスターウッヅの攻撃!
*フォレスターウッヅは大地にツルを伸ばした!
大「ちょ!?危ないって!!」
*ノーヒット!
*大地はツルに攻撃を当て軌道を変えた!
大「落ち着いて!話し合えるんなら戦いたくはない!!」
フ「ナラ、大人シクスルンダナ!」
*フォレスターウッヅの攻撃!
*フォレスターウッヅは大地にツルを伸ばした!
*ヒット!
*大地は5ダメージを受けた!
大「っ!やるしかないってことか…!」
*大地の攻撃!
*大地はフォレスターウッヅに斬りかかった!
*ヒット!
*フォレスターウッヅは7ダメージを受けた!
*フォレスターウッヅの攻撃!
*フォレスターウッヅは枝を槍のように振り落とした!
*ヒット!
*ノーヒット!
*ノーヒット!
*大地は11ダメージを受けた!
大「痛っ!?え?クローバーバッジは!?」
*クローバーバッジの充電は0%だ!
大「嘘だろ!?このタイミングで…!?」
大「逃げ…逃げないと…ダメだ…」
大「あ…」
俺は逃げようと後退りをし始めた時、脳内に少女の声が再生された。
俺は逃げようとした、この情けない逃げ腰を両手でバンバン!と叩き奮い立たせた。
大「良く聞け!ボス!今からお前を倒す!」
フ「?何ヲ言ウカト思エバ、タダノ虚勢…カ…」
大「どうかな?俺はお前に勝つ算段をとっくに見つけているけどね」
フ「ホウ、我ノ4桁モアルHPヲ削ル算段トハ実ニ愉快」
フ「レベルガ1桁ノオ前ゴトキニ勝テル算段ナドナイ!」
大「なら、瞬きせずによーく見ておけ…光の勇者の“奇跡”ってやつ…」
俺は木刀を握った右手を天に掲げた。
辺りが薄暗くなり、不穏な風が靡く…。
フ「…何ヲスルツモリダ…」
大「俺は考えた、なぜ大人数の大人がお前と戦って負けたのか」
大「そして、攻撃力が2桁のお前が体力が4桁もあるという違和感」
大「2つから導き出される答え…それは!」
大「お前は本体ではない!ということだ」
フ「…フフ…フフフ…フハハハ!」
大「…」
フ「想像力ノ豊カナ坊ヤダ!ダッタラ本体ハ誰ナンダ?」
大「俺はこの前図書室で冬虫夏草の本を読んだ」
大「そして、冬虫夏草は宿主に寄生して養分を吸い取る」
大「さっきお前は『お前も養分にしてやる!』と言った。木が人から養分を吸い取るなんておかしい」
フ「…」
フ「見事ダ…マサカコンナ小サナ子供ニ見破ラレルトハ思イモシナカッタ…」
フ「ダガ、気ヅイタトテドウスル?我ガドコニイルカハワカルマイ」
大「いや、お前の居場所はもう見つけている!」
フ「虚勢…ヲ張ル男デハナイカ…」
フ「マサカ…!」
大「今更気づいたようだな!俺が木刀を挙げている理由に!」
フ「ヤメロォ!!!」
大「もう遅い!!チェックメイトだ!!!」
ツルが俺を刺すよりも先に、
俺は思いっきり木刀を上に投げ、男に刺した!
木刀は砕けて粉砕した。
男「ガアァアァア!?」
フ「グワアァアァア!!!!」
物凄い地響きとけたたましい叫び声が森を包むと、
静かになると同時に、吊るされていた大人達が落ちてきた。
俺はその様子を見て、安心してしまい、倒れてしまった。
大「俺はやったぞ…」
大「意外とやればなんとか…なる…もの…か…」
*大地は気を失った!




