刹那の視線
霊夢「ごめん。内容忘れた!」
紫「、、、はあっ、、、そうだろうと思ったわ。霊夢が対策をうつってはなしだったのよ。」
霊夢「ああ、そうだったわね。まあ対策といっても、勝負は戦う前から決まっているのよ」
紫「そうなら良いのだけれど、、、。」
紫side
いつからか、紫は霊夢を見通すことが出来なくなっていた。いや、こうなることは分かっていた。霊夢がひたすらに強さを求め出した頃から。私の知らない力を使って妖怪たちを、、そして人間たちもまとめたのだ。それだけなら成長した姿を喜べただろう。だが、それだけではなかった。霊夢は狂ったかのようにさらに力を求め、そして得てしまったのだ。私ですら滅ぼしかねない力を。死の境界すら無視して死を与えるほどの力を。もう誰一人として、霊夢を人間として見ている人はいなかった。そして、その力が今、他の人たちにも及んでいる。そして、強くなったところを見計らったかのように一人の転移者が現れた。それに対する対抗策の為に一人こちらも呼ぼうとした。思いの外自由奔放で勝手にきたと言う感じだったけれど。霊夢は今何を考えているのだろうか。
霊夢side
私が何を考えているって?簡単よ。相手を極限まで追い詰める。ただそれだけよ。そのためにこの世界の強者を全員呼んだのだから。多少なりともあの狼には手を焼きそうだったから、被害を受けた人間たちを集めて倒すための作戦を立てたわ。まずは信用した人を裏切らせて、、、そして、強者にタッグを組んでもらって、、、ふふっ、幻想郷を襲ったことを後悔してももう遅いわ。幻想郷の全霊を持って滅ぼしてあげましょうか。
神に戻って。
おはようみんな。今の状況を僕目線で見せてあげよう。えー、、、っと縁が困ってて霊夢が不敵に笑ってる。以上!というかそれ以上は未来の話につながってしまうからね。僕が関与していい領域じゃないんだ。関わったら、、、いや、これもいっちゃだめだね。あー、、、だめだ。ちょっと二日酔いで頭がぐわんぐわんしてる、、、スヤァ、、、、。
霊夢「もしかしてだけど、、、酒の残り香でよったの?!」
確かに匂いはきつい、、けど、酔うほどかと言われると、、、全然そんなことはないと思ったのだけれど、、、酔うのね。ほんっとうにかわいいんだから、、、。さて、、、あとは協力者をさらに集めないとね、、、。
妖怪の山
椛「霊夢さん。何かここに御用でしょうか?」
霊夢「文を呼びなさい!」
椛「は、はい。わかりました。」
しばらくして。文はやってきた。カメラを片手にニヤニヤしながら、霊夢の表情を窺っていた。
文「どうもどうも霊夢さん。今回はどんな御用で?」
文が少し不機嫌そうにしている霊夢に聞く。
霊夢「あなたに依頼したいと思ってね。内容は簡単よ。ただあの狼を追って欲しいの。」
文「それはちょっと〜厳しいかなって思うんですけどね。で、肝心の報酬は?」
文は少し渋るように言う。
霊夢「そうね、、、新聞の内容の提供かしら?」
文はこちらをみていった。
文「それじゃあ少し弱いですね〜。もう少し何かありませんか?」
霊夢「あなた退治されたいのかしら?博麗霊夢直々に来ていると言うのにそれを断ろうとするなんて。いいわよ。別に。あなたくらい一瞬だし。」
文「ちょっ、やめてくださいよまったく。ああ、わかりましたよ。やります!はあっ。まったく。割に合わないですねー。本当に。」
霊夢「それじゃあ今は白玉楼にいるだろうから空からの偵察お願いね〜。」
霊夢は去って行ってしまった。
文「あやや、、、仕方ない。報酬に期待するとしましょう!」
文は高速で飛ぶ。あっという間に白玉楼に着いた。
文「ふふん。私にかかればこんなの一瞬で着きますよ。」
今黒い狼は戦っていた。
文「ふむ。余裕そうですね。」
黒い狼は余裕綽々と言った感じで妖夢を圧倒していた。
文「ですが、こっちには切り札がある。」
携帯なるものをニトリから渡されているのだ。
文「もしもしこいしさん?」
こいし「私こいしちゃん。今あなたの真下にいるわ。」
文「なんの真似ですかまったく。合図を出したら狼をさしてくださいよ。」
こいし「はーい!」
しばらく経ち、合図を出す。
文「ッ!!!」
ゾワッという恐怖にも似た悪寒が走る。それが黒狼の瞳に見つめられたような気がしたからだ。ただ、それは脳内で再生された分も含めると永劫のような長さに感じても実際は一瞬、1秒にも満たない程度だった。だが、そのよそ見をしたおかげでこいしの意識が完全に外れたのだろう。綺麗にお腹にナイフが刺さった。あれは致命傷だ。どうみても助からない。そう思い、任務完了を伝えようとした。
黒狼「それにしても。俺に敵対するとは愚かな選択をしたな小娘ェ!!」
空気が電気を通したかのように震える。黒狼に空間全てが恐怖を抱いているかのようにだった。黒狼は傷が回復していないことを不思議に思っていたが、突如狂ったように笑い出した。
黒狼「ふっ、ははははははははははは!!!」
このような相手は、何をしでかすかわからない。だが、凶行に走る前にすでに手を打って置いてある。
文「幽々子様。フランさんの様子はいかがですか?」
幽々子「ああ、ごめんね。黒狼がいなくなって暴れたから静かにさせたわ。人質には使えるから心配しないでちょうだい。それよりも外の状況はどうかしら?どうせなら格好良く登場したいわ!」
文「現在、妖夢さんが交戦中です。ですが、苦戦している様子。今、出てきていいと思います。」
黒狼「幻想郷が敵?ああ、いいだろう!上等だ!俺も遊びたりないと思っていたところだ。ちょうどいい!全て滅ぼしてやろう!!」
幽々子「そんなことさせるわけないじゃない。そういうことを言うと思って先に手は打ってあるのよ。」
ドヤ顔をしながら障子を開けて幽々子が告げる。
フランちゃんを死の能力で覆ったわ。フランちゃんがその中で暴れちゃったから触れちゃったのだけれど、、、。まあバレていなさそうだし、問題ないわね。
幽々子「私の能力で死を操って触れたら死ぬ牢屋を作ったわ。さああなた如きに壊せるかしら?」
直後、黒狼が何かをいっていたようだけれど、よくわからなかったわ。
直後に威圧される。
幽々子「ッ!」
地面が揺れて、ひび割れ、崩壊してを繰り返して、地殻変動させた。とてつもないほどの質量を持つ威圧に気圧され、数秒間気絶していた。再び、意識が戻ると、黒狼が、死んだフランを抱き抱えて空中に止まっている光景だった。、、、どうしてフランが、、、あれ?私が、いや、そんなはずは。でも、フランを殺した感触と、能力を使った感覚は消えていなくて、、、、フランを殺したのは自分なのだと気づく。
記憶を探るため、必死に思い出そうとする。
敵である黒狼を倒すためにフランを使おうとしたらフランが死の能力に触れた。ここまでは良かったはずだ。、、、本当に?なんで今私黒狼ちゃんを敵って、、、シリウスちゃん?わからない。わからないわ。どの情報が真実なのか。
???「面倒ですね。、、、あなた、さらに言えば幻想郷の敵は黒狼。そうでしょう?」
、、、そうね。
謎の声がどこからきたものであるか疑問に持つことすらなくそういうものだという納得が心の中を支配される。
妖夢ちゃんをみても黒狼が黒狼のお腹を抉る行動を見て動揺しているが、敵ということに疑問を持っていない。




