ミカエル・ティファレト
メランダス
しかし堕天オファニムもシャレが効くな。
ミカエル・ティファレト シャレ?
メランダスの彼女
だいてんしてんしみかえる。
抱いてん?してん?ミカエル!←シャレ
ルシフェルが頭にメランダスの彼女にゲンコツを落とした。
ミカエル・ティファレト …ご遠慮願う。
・
抜けているしは?
メランダスの彼女
・
知らない方がいいよ、かな。
ルシフェル
肝を冷やしたわ、全く。
フォールダウンした時、もそうだったが。
サタンを魂の最下層に突き落としすのは決まってあの女と相場は決まる。
廊下でメランダスの彼女とミカエルと顔を合わせた。
メランダスの彼女
足をお舐め。
いつか契って張り手を喰らわしてやる。
だそうだ、きをつけな。
ミカエル・ティファレト
気をつけよう。。。
ミカエル・ティファレト
話は変わるがそちらのクリフォトにはなぜベリアルがいない?
何故そのものの悪徳に彼がいない?
ルシフェル
だめなんだろう、悪徳の意味ですら打ち消す天邪鬼なのだから。
メランダスの彼女 ・
なるほどね、ルシフェルはベリアルのアを叩き落としたわけだ。 でベリル。
ルシフェルはベリル系統のエメラルド。
ルシフェル
ベリル系統の石は名のある天使が全てフォールダウンした姿を知っているのだ。
堕天したオファニムが慕っているのは誰だと思う?
ルシフェルは笑みを浮かべて彼女に問いかける。
ルシフェル ヘリオドールだ、ギリシャ神話に何がいた?
メランダスの彼女 ヘリオス。。。
ルシフェル・ダアト 皮肉ると太陽神のお人形だ。
ミカエル なるほど。
ルシフェル 貴様はエメラルドとアクアマリンが誕生石だ。太陽と希望のソドムとゴモラは貴様にとって因縁の相手になるかもしれぬな、気をつけよ。
フミカ 嫌いなんだよ、パライバーズが。
言うことを聞かないでフラフラしていたら悪魔の手にかかって敗北したんだった、現状がこれ。
メランダスは姿を表した。
史香、これを見ろ。
フミカ?
ルシフェル・ダアト
なんだって現実界にあったものか?!
メランダスの彼女
ルビーでもないね。
メランダスの彼女
エメラルドだ。
ただしレッドの。
フミカ
赤いエメラルドなんかねーよ!!
ルシフェル・ダアト
神に成り代わろうとしただれかが私同様天から叩き落とされたな?
メランダスの彼女
覚えがないか?
誰かの耳に突き立てられた赤い石を。
メランダスの彼女
まさかそれがレッドエメラルド!?
ミカエル・ティファレト
メランダスの彼女、手に持っているピーコックブルーの機械はなんの機械だ?
メランダスの彼女
ああ、つまらないただのマッサージ機です。
ミカエル・ティファレト
見せてくれないか?
メランダスの彼女
だめです。
ミカエル・ティファレト
どうしてだ、ただの機械なら。。。
メランダス
どこをマッサージしていたかは知らないなぁ?
たとえば吸血鬼にあって噛まれたら吸血鬼になっちゃうマクとか。
メランダスの彼女はミカエルの部屋からダッシュして逃げた、メランダスも同様にして逃げた。
処女膜。。。
ミカエル・ティファレト
なんという不謹慎な!!!
ミカエルは追いかけた!
色々なことに眼をつぶってきたがいっぺんお尻を叩かせてもらう!!!
メランダスの彼女
私は29じゃぁぁ!!
大人でぃ!!
ミカエル・ティファレト
天界では5歳ぐらいの子供だ!!!
メランダスの彼女
私は人間じゃぁぁ!!!
ミカエル・ティファレトはメランダスの彼女を捕まえて背後からだいた。
ミカエル・ティファレト
意地を張るのをやめることにする。
あなたが好きだ。。。
これは意地悪なメランダスには絶対真似できない。。。メランダスは拳を握った。。。
メランダスの彼女
かなり困る。。。
バサバサとものを落とす音がした。
目の前の気の強そうな女と目が合った。。。
瞬時に誰かわかった。。。
オファニムだ。。。
オファニム 人間?!
メランダスの彼女を黙ってミカエルは抱いている。
オファニム 気にしないでください。
ミカエル様にそんな面があるのは以外でした。
人間は100年ぐらいの寿命です。
精神的な成熟は非常に早いとお聞きします。
気になさらないで下さい。
メランダスの彼女
(稀に変な奴もいるんだがな、まさかゴタゴタが来るか?)
メランダスの彼女は昼過ぎまで寝ていた。
ミカエルの耳にはメランダスの彼女の寝息が聞こえる。
ミカエル 何という怠惰な。
すみません!
ミカエル副議長!!
至らぬところは直します!
ミカエル 違う!
君らのことではない、失礼した!
だがメランダスの彼女が昼間寝ているおかげで皮肉にもミカエルの仕事は助かっていた。
ミカエルはメランダスの彼女が起きないうちにさっさと仕事を切り上げる。
3時になった頃だった。
ミカエルの仕事は丁度終わる。
寝息がずっと聞こえる。
いつまで寝ているつもりだ。
怠け者め!!
扉をノックする音が聞こえる。
開けてくれ!!
開けてやれ。
ミカエル様。
一体何を。
ミカエル 聞こえないのか扉を。。。
ミカエルが仕事しているオフィスは広い。
よく聞くとかなりこもった音だった。
こんな音はしない。
ミカエル なんでもない。
最近疲れているのかな。。。
仕事のしすぎですよ、ルシフェル議長じゃあるまいし。
お願いだ!
開けてくれ!
薄暗い空間が左目に映る。
ミカエル 今日はこれで切り上げる。
左目を抑えてミカエルはオフィスから出た。
ミカエルさん。
最近左目を抑えている事が多いです。
大丈夫ですか?
ミカエル
私としたことが!!
ミカエル
すまん、おそらく書類にミスがあれば全て私のせいだ。
ミカエルさん。
大丈夫かな???
開けてくれ頼むから!
ミカエルは誰もいないところに行って。
左目を抑えて叫んだ!
いつまで寝ている怠け者!起きろ!訪問者だ!
早く扉を開けてやれ!
左目に薄暗い闇が空いた。
通じた?
開けてくれ!
メランダスの彼女!!
メランダスの彼女 客?
左目の空間が動く。
扉の前だ。
光が覗く。
別天界のミカエルの姿があった。
つくづくミカエルに縁がある女だな。
次元魔法を知りたいんだ!!
メランダスの彼女
着替えてくるから待ってて。
メランダスの彼女は5分で身を整えた。
ミカエル 大した速さで支度をするな。
茶色の髪に茶色の瞳だ。
ローブに若干伸びた髪を結んでいる。
メランダスの彼女。
はい?
なに?
別ミカエル 君は人間だろ!
何で次元魔法なんか会得出来たんだい!
メランダスの彼女 大昔に虎に食われたからじゃないか?
別ミカエル 人間が大昔に虎に食われれば人間は次元魔法を会得出来るのか?
メランダスの彼女 ジョークを本気にすんな。
真面目な話人間の中にもたまに変なのがいるんだよ。
別ミカエル 教えてくれ!
どうすれば次元魔法をコントロール出来るのか!
メランダスの彼女 次元魔法覚えて何がしたいの?
別ミカエル 復讐だ!
メランダスの彼女 やめときな。
別ミカエル 何故!?
これまでに私は多くの同志達を無惨に殺されて行ったんだ!!
私には。。。何も残って無い。
メランダスの彼女 復讐するならそれよりも三倍は辛い目に遭うぞ、しかも必ず報われない。
別ミカエル 皆主の元でそれを待っている!
メランダスの彼女 お前の敵を主が戒めてくださる様に。
別ミカエル 待ってくれ!
悪魔の手を借りずにどうしても覚えたいんだ次元魔法をコントロールする方法を!!
メランダスの彼女
お前にものを教える存在は皆サタンと相場は決まる。
ミカエル 言えている。。。
別ミカエル
それは。。。
メランダスの彼女 向いてない、帰れ。
別ミカエル
私は!!
メランダスの彼女
くどい!
別ミカエル
人間なら主のために働け!
メランダスの彼女
あいにく怠け者なんだ。
他当たれ。
メランダスの彼女は扉を閉めて鍵をかけた。
別ミカエル
待ってくれ!!
どうして私の頼みを聞いてくれないんだ!!
ミカエル・ティファレトはあることに気がついた。
向こうはヘブライ語で話している。
メランダスの彼女は日本語だ。
メランダスの彼女
あんまり関わりたく無いな。
メランダス、起きて。
メランダス 起きるのには丁度いいな。
メランダスは盲目の翼族の男に完璧に化けていた。
メランダスの彼女
何で盲目の男性に化けてるの?
メランダス 何かがそうさせるのだ。
メランダスの彼女。。。
開けてくれ!!
お願いだ!
メランダスはタロットカードを取り出した。
ミカエル 何をするつもりだろうか?
メランダスの彼女。。。
ザ・ジャスティス
正義というカードを見ている。
ミカエル 考え事までは聞こえない。。。
おーい真っ赤な性義の味方。
今頃は結婚して赤は骨抜きになっているころだろうさ。
メランダスの笑い声が聞こえる。
んー。。。
この音は生物が考えている時に生理的に出す音だ。
開けてくれー!!
メランダスの彼女
メランダス、ゴルゴーンを喰らわして外にいる奴を石像にしろ!!!
メランダス 石像にしてやらない!!
メランダスの彼女。。。
メランダス だって俺のは氷像だから。。。
メランダスの彼女 そうくるか。
ミカエル 何のやりとりかは不明だが意味深だ。
メランダスの彼女の視線はずっとタロットカードの正義を見ている。
がさがさとなにかのカードを探し始めた。
ライオンを従えた女のカードだ。
ザ・パワー。
ミカエルの心に嫉妬が渦巻いた。
メランダスの彼女 ああ、これダメなやつだ。
ミカエル・ティファレト
なにがダメなんだ?
扉の外が静かになっていた。
メランダスの彼女
やっと諦めたか。
部屋は乱雑でさまざまなカードが積み上げられている。
タロット占いの本を取り出した。
パラパラと見ているが早いスピードだ。
おざなりな読み方だ。
メランダスの彼女は少し見てため息をつく。
視線が天井を向くと。
ボン。
という音がした。
メランダス 要らないのか?
メランダスの彼女 いらない。
役に立たないから直に捨ててくる。
メランダスの彼女は扉を開けた。
ゴミ捨て場にタロット占いの本を置く。
ミカエルが書かれてたタロットカードなかったけ?
メランダスの彼女がぼやく。
ミカエル 私についてどんな解釈があるのか非常に気になる。
本を見る。
恋人、節制、審判ね。
翼が赤いのだ。
血の様に。
翼が皆赤い?
そんな馬鹿な。
メランダスの彼女はミカエルのカードを取り出した。
それを見た瞬間メランダスの彼女は絶句してカードを落としてしまった。
グロテスクな龍には赤い翼と同時に黒い翼が書かれている。
。。。見なかったことにしよう。
ミカエル・ティファレト
よく見ていなかった!!
ウェイト版に描かれていたものだったな?
私は少し変だ!!
私の翼は。。。
ミカエルは自分の翼を出した。
そして。。。ギョッとした。
赤いのだ。
翼が。
カンラン石のような光が散っている。
だがその翼は血の様に赤い。
それもグロテスクなまでに。
ミカエル・ティファレト
フォール・ダウン。。。。。。。した???
この私が。。。
ミカエルは悲鳴をあげた。
うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ミカエルは錯乱状態で病院に運ばれた。
ルシフェルが先にその知らせを受けた。
ルシフェル なんだと!?
ミカエルが錯乱しただと!?
ルシフェル・ダアト
ありえん!!
ルシフェル・ダアトは車に飛び乗って病院に行った。
ルシフェル・ダアト ミカエルはどうした!!
鎮静剤を打って眠ってもらっています。
ルシフェル・ダアト
起きたらとおせ。
ミカエルは起きたら大声で泣き出した。
ミカエル かえってくれ!!!
ルシフェル!!!
今の君にだけは絶対に会いたくない!!!
今だけは真っ先に様子を見にきた君のことを悪魔だと罵ってやる!!!
本気で泣いている。
ルシフェル 冷静に聞け。
貴様に何が起きた?
ミカエル 絶対に言えない!!
タロットカードを見て察してくれ!!
ルシフェル・ダアトはピンときた。
ルシフェルは何も言わずに踵を返すとウェイト版のタロットカードを見た。
ルシフェル・ダアト。
コレは。。。ミカエルの翼が赤いだと!?
ルシフェル・ダアト フォール・ダウン。。。
まさか。。。ミカエルが?!
ルシフェル・ダアトはすぐさま飛んだ。
病院に。
ルシフェル・ダアト
ミカエル・ティファレトの翼を直ちに調べる!!
退け!
看護婦ども!
ルシフェル・ダアト
ミカエルは布団にしがみつきこちらを向かない。
ミカエル・ティファレト
来ないでくれ!!
頼む!!
ルシフェル・ダアト
どのみち皆にバレるぞ!!!
さっさと翼を見せい!!
ミカエルはうなだれて翼を見せた。
暗闇で光輝く血の様に赤い翼がミカエルの背に生えていた。
翼から火花が黄緑色の光が散る。。。
ルシフェル・ダアト。
フォール・ダウンというよりかは。。。
メランダスの彼女はのカードを見てなにかをつぶやいた。
(知らない竜がいるぞ…。)
ミカエル・ティファレト
慰めのつもりか?
ルシフェル・ダアト
好きに解釈せよ。
私は向かうところがある。
ルシフェル・ダアトはメランダスの彼女を訪ねた。
メランダスの彼女 訪問客が多いな。
メランダスの彼女は扉を開けた。
ルシフェルはメランダスの彼女をおもいっきり殴りつけて怒鳴った。
この、大馬馬鹿者!!
全て貴様のせいだ!
ルシフェル
ミカエルの羽は本来であれば白かった!
ミカエルの羽が赤く染まっていたぞ!
貴様が何かを狂わせたのだ!
アリュール
アミューズの香りがする。
意味は楽しませるという意味。
性的な魅力という意味らしい。
メンランダスの彼女は黙っている。
ルシフェル・ダアト
だとするならそれは合法的なフォール・ダウンだ。天使のまま別の属性の天使にフォール・ダウンした事を意味する!
ミカエルが。。。
ルシフェル・ダアトは話を切り上げた。
ルシフェル・ダアトはメランダスの彼女の服を掴んでくずおれた。
貴様がミカエルとちぎるなど断じてゆるさん。。。許さんぞ。。。
メランダスの彼女
だいいち私はどうぞと言われても断ったんだ!!!
全ての冗談もほどほどにしろ!!
ルシフェル・ダアト
全ての冗談は貴様の方だ!!
私を再び天使の座に引き上げおって!!
メランダスの彼女
お前らは翼族だろうが!!
天使がどうかはかなり怪しい話のはずだ!
ルシフェル・ダアト
同時にサタンかどうかも非常に怪しい!!
許さんぞ!!
メランダスの彼女の中に一つの単語が浮かんだ。
クリムゾン・エンジェルス。。。
堕天したもの達が善行を行い再び天に召し上げられたものどもだ。。。
ルシフェル・ダアト
それが。。。私たちの天使としての名前か。。。
サタンでもあり天使である事を意味する単語となろう。。。
だが生理的に貴様がミカエルとちぎることだけは許さぬ!!
ルシフェル。。。
わたし、少しおかしいんだ。。。
時間が逆転したり、傷の治りが早かったり。
ルシフェル・ダアト
よく聞け、メランダスの彼女。
貴様は下手をしたら理から外れている事すら考えられる。
ミカエルの羽が赤い事を考えると不正を働く同胞の天使を狩る意味だ。
ルシフェル・ダアト
ミカエルは。。。
ルシフェル・ダアトの目からは涙が溢れている。
貴様はミカエルの嫉妬を買った。。。
しかもそれは性的な嫉妬だ!!!
貴様の目の傷はおそらく合法的にミカエルを別の天使に進化させたのと同時に合法的にフォールダウンさせた聖跡だ。
メランダス
冗談もほどほどにしろぃ!!!
てめぇ明けの明星だろうが!!!
ルシフェル・ダアト
貴様のたわけが天使なのかサタンなのか区別のつかぬよくわからないものを生み出したのだ!!
この先覚悟しろ!!
聖書の住民やギリシャ神話、クトゥルフの神までをも鍋にに放り込むまねをしおって!!!
この混沌の申し子め!!!