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魔術師ソフィアの青春  作者: 華月 理風
魔術学院1年生
20/172

ハードな授業



 魔術を使う授業は、基本2時限がセット。

魔術を使っているとあっという間に1時間なんて簡単に過ぎてしまうから。


戦闘魔術以外に、1年生が学ぶのは、7科目もある。

化学魔術。これは魔術を使っていろいろ実験するらしい。

物理魔術、魔術を使って空間に干渉することを学ぶそうだ。転移もここで学ぶ。

変身魔術。その名の通り、変身術を学ぶ。

音楽魔術。音楽を通して魔術を行使する。人の心を操ることもできるらしい。こわい。

絵画魔術。絵画に魔力をこめると絵の中の光景が動くそうだ。

料理魔術。料理に魔力をこめると、いろいろな働きをするらしい。元気になる料理、またはその逆も可能みたい…・

園芸魔術。魔術で植物を育てたり、改良したり、種を作るそうだ。我が国は改良された植物が多く、天候や害虫の影響をうけにくいそうだ。改良された種子は、他国が欲しがる物のナンバーワン。


 私を憎んでいるっぽい、スナイドレー教授が担当している薬学魔術は、3年生になってから教わる。

他にも、上級生になると創造魔術や、魔術陣の授業も入ってくるらしい。

国民に広く浸透している、魔力で光るランプも、創造魔術と魔術陣の両方を利用して作られているそうだ。


1年で学ぶものは全員が教養として身に着けるべき内容で、2年生までは必須。

でも、3年生になると選択制になる。戦闘魔術は除いて。


 魔術以外の語学(自国語だけでなく、隣国のフォルティス語も必須だ。フォルティスは大国だから。)、数学、歴史学、地理学、の講義も楽しかった。

自分の不思議な図書室(メイ・パラディース)でずっと過ごし、本だけで育ったと言っても過言ではない私にとって、教授たちの講義は、浅く広い自分の知識に肉付けするようなものであり、本当におもしろかった。

どの授業も夢中になって聴講し、授業が終わったあとも放課後、質問をたくさん抱えて、教授達の部屋を訪ねるのが日課だ。


 ちなみに、普通の授業以外にも、貴族としてのマナー教室と社交ダンス、乗馬のレッスンも毎週1回受けさせられる。

これらの授業は、エリザベスやリチャード達、大貴族が有利だったけれど、将来、王宮で勤めるかもしれない時を考えて、必死で食らいついていった。

朝から晩まで、みっちりと勉強三昧の日が続く。



やっと授業を受けて1週間が終わり、次回は、初めての休日になります。親しい友人が増えるかも。

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